徹底討論!ニッポンのジレンマ

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制作 : NHKEテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」制作班 
  • 祥伝社 (2012年3月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396614140

徹底討論!ニッポンのジレンマの感想・レビュー・書評

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  • この番組好き、この回は観てなかったなあ。

    これからの時代、格差や経済低迷に対し若者としてどう立ち向かうかをテーマに討論した番組のまとめな本です。

    印象に残ったのは、事前規制を事後規制にすることでもっとビジネスの挑戦に対する閾値を低くする提案。
    直感的に思ったのは、私の住む自治体では公共施設は基本的に営利目的では使用できないルール(事前規制)になっていて、こういうのを事後規制の枠組みにしたらどうかな。
    そうしたら、例えば主婦が簡単なワークショップ(ベビーマッサージ教室とか手作り品の販売とか)開きたいとかそういう小さなビジネス活動もできる。
    こういう小さな規模のところからルールを変えていくことが必要だと思う。

    テキストにまとまってると分かりやすいけど、やっぱり映像として観たほうが討論の雰囲気や意見の熱気が伝わってきていいなあという当たり前の結論に。

  • 魅力的な方たち。
    サラリーマンがいないため。
    発言に個人の責任・人生観がこめられる。
    再放送を見たい。

  • やっと読んだ。放送を見ながら、そうだよねー。なるほど!…でもどうしよう?と具体性がなかなか見えなくて元旦からため息ついた事を思い出した。
    それでも、同世代で問題意識を持つ人がこれだけ真剣に討論する、その事実だけでも心強い。

  • 昨日、今日で一気に読みました。

    新年の番組も見ていましたが、それでも、改めて読むだけの価値がありました。

    とは言っても、6時間以上にわたる討論の全てを掲載している訳では勿論ない(それを云うと、番組の方も同様)のですが、それでも、読む価値はあるかな。

    世代間格差から話がスタートし、今の日本が抱える問題について、70年代以降に生まれた論客による討論。

    ジレンマやモヤモヤは解消できなくっても、この世代、そして未来世代が抱えるジレンマの存在を明らかにしただけでも、大きな意味があると感じます。

    個人的には、猪子寿之さん、宇野常寛さん、萱野稔人さんの語る内容に、共感する部分が多いです。

    あと、荻上チキさんは、コミュニケーション能力が優れている方だなと感じました。

    議題となった内容以外で感じたこととして、大学や研究所だけに所属している方の云う事よりも、実際に、他の何かしらの活動をされている方の云う事の方が、説得力があるな、という事。

    色んな事を知っていて、色んな説明を綺麗にまとめることが出来たとしても、それが納得感を伴うかどうかって、また別だなと感じた。

    参加者にとっても、そして私のような視聴者&読者にとっても、大事なのは。

    この議論を経た上で、

    じゃあ、自分はこれから、どうするのか。どうしていくのか。

    という事。


    【追記】
    時間をおかずにパラパラ再読していて思ったのは、今の日本の問題の大部分は、変化に対応できていない事に起因しているという事。
    これは、政治レベルでも、民間レベルでも云えると思う。

    【追記】
    再読して思った事。その2。
    通産省に怒鳴りこんで、事務次官と直談判した、本田宗一郎みたいな経営者がいれば、今の日本も、少し変わるのかな?

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4396614144
    ── NHKEテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」制作班
    《徹底討論!ニッポンのジレンマ 20120303 祥伝社》
     

  • NHK教育で元旦深夜に放送された討論番組の書籍版。文芸批評家宇野常寛とエコノミスト飯田泰之の意見対立が印象的だった。

    宇野は、日本のOSを時代変化にあわせてアップデートしようと提案するが、宇野の発言の要所要所で飯田が噛み付く。飯田は、「構造改革」、「グローバリゼーション」など一見学術的だが、その実人々によって解釈が異なり、生産性のない曖昧な言葉をマジックワードとして批判する。

    「グローバリゼーション」という時代変化によって、日本特有の「正社員の正規雇用」が通用しなくなり、「非正規雇用」が増えたが、法律や社会制度が変化に対応していない。故に日本というOSを新しくすることを宇野は提案した。今カッコで括った言葉は全て、飯田に言わせればマジックワードだ。

    「日本というOSのアップデート」もマジックワードだとまで飯田は言っていないが、僕にはそれさえもマジックワードに聞こえた。具体的にどうすればいいのか、宇野は、この番組の中でみんなで考えていければいいという。ということは、日本というOSのアップデートは、具体的中身はないが、わかりやすくて人々を魅了する抽象的提言、マジックワードそのものではないか。オバマの「チェンジ」と同じではないか。

    OSを新しくするというたとえは、パソコンに慣れた世代にはわかりやすい。では、具体的にどうするか。宇野は、人々のライフスタイルの変化に注目する。日本的経営と呼ばれる男性正社員の終身雇用は、専業主婦の存在と、核家族制度を前提としていた。現代では、非正規雇用の夫婦による共働き、あるいは「おひとり様」や、「シェアハウス」が増えているのに、法、政策、社会保障が家族形態の変化に対応していないという。人々の生活様式の変化に合わせて社会制度を変えていく。至極当たり前の提案だ。日本というOSを新しくしようと、マジックワード化して発言する方が、確かに受ける。

    討論の中では、哲学者萱野稔人による年金改革論が印象的だった。年金制度はこのままいけば破綻するけれど、賦課方式から事前積立方式に変更すれば、改善の道筋がある。具体策の提言で、もやもやした迷いが晴れた。

  • オリジナルはテレビ番組で、この本はその模様を編集したもの。

    編集したものであるからなのか分からないが、話が四方八方に広がるだけで、深い議論が成されていない感が強い。
    6時間議論して3時間に編集して放送し、さらにそれが本になる。その過程で深い議論が薄まってしまったのか、あるいは元々問題提起ばかりあるが議論の深まりの無い集まりだったのか、いずれにしても本で読むには議論の熱さが伝わってこないものとなってしまっていた。

    こういう議論番組で上手く議論を熟成できないことが、日本の一番の問題なのでは?

  • 20120407読了

  • 番組も良かったから、見た方も見逃した方も一読あれ!

    70年代以降生まれの12人の識者と若者が、これからの社会について語る。

    最近の若者は..と言われるけど、
    こういう場を見てると、将来は明るいんじゃないかと思える。

    楽観ばかりでなく、時にラディカル、リアリスティックetcオンエアではなかった追加コンテンツもあって、満足。

    これからの世の中を生きる人に、第一歩として読んでいただきたい一冊。

  • 文章になったということで、元旦の番組よりもとっつき易い。
    討論を聞いているのも苦手な方には特にいいと思う。

    簡単に答えが出ないからといって、投げ出す訳にはいかないぞ

    と、改めて思わせてくれる内容だった。

    ハードカバーでなくてもいいので価格を抑えてくれれば、
    さらにとっつき易いのに、1000円切っていれば☆5つ。

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徹底討論!ニッポンのジレンマの作品紹介

もう、中高年には任せられない。年金、雇用、政治…古い世代が作ってしまった歪みの数々。その解決策を'70年以降生まれの若き論客が語り尽くした。この国は僕らが変える。

徹底討論!ニッポンのジレンマはこんな本です

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