日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396614959

感想・レビュー・書評

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  • 世界標準の自己紹介を作ろうと思い、読んでみました。
    パーティーに出席する機会は、ほとんどありませんが。。。

  • 自分は海外ビジネスとは無縁な仕事をしているが、やはり国の文化は全然違うと感じた。それと共に日本の実直さなどそのようなところは誇りに思った。もし自分が海外の人と会食をしたり、ビジネス関係になるきっかけがあったときは実践していきたい。
    また、世界共通で相手のことを尊敬することの大切さを知った。相手を好きになれば、相手は自分を嫌いにならない。それは世界共通だなと改めて感じた。

  • 相手が時間を割いてくれたことに感謝する。目的を明確化してメリットを出す。自己PRの達人には、3つのルールがある。世のため人のため尽くそうという熱意がある。経歴や専門性によって熱意が裏付けされている。相手に対して共感を示す。

  • 愛と尊敬と教養。コミュニケーションに必要な物。

  • 2016.06.02L

  • グローバルビジネスを進める上での原則をプロトコールとして整理して示してくれる本。
    外務省出身、エジプト、イギリス、サウジアラビアに駐在経験のある著者による話で、実際に海外でビジネスをする際に参考になる考え方がまとめられていると感じる。
    実際に自分も初対面の相手に(日本風に)まず名刺を渡していたことがあり、それがきっと相手にとっては違和感のあったことなんだな、と理解した。

    特に印象に残るのは、「相手を尊敬する」ことと「海外のことを知ることも大事だが、海外で自己PRするには日本のことを知ることは不可欠」ということ。

    日本のこととは、
    ・政治、経済、ビジネスの現状
    ・歴史
    ・日本に関連する主要な文化(和食、禅、映画、アニメ、仏閣等) 等

    また、世界、日本を知るために、(社会の教科書といえば!)山川出版社の
    ・もういちど読む山川世界史
    ・もういちど読む山川地理
    ・もういちど読む日本史
    を薦められているので、読んでみようと思う。

    以下はまとめられているプロトコル

    ■ グローバルビジネスのプロトコル
    ・相手の国・民族を心から尊敬する
    ・対等関係に基づく相互主義で対応する
    ・常に相手の立場に立ち相手に恥をかかせない
    ・身構えず「アフター・ユー」で対応する
    ・柔軟に臨機応変に対応する
    ・相手の国や民族についてネガティブなことを話題にしない
    ・日本人同士で固まり過ぎない
    ・夫婦単位を重視する

    ■ 自己PRルール
    ・世のため人のために貢献しようとする熱意がある
    ・経歴や専門性によって熱意が裏付けされている
    ・相手に対して共感を示す。

    ■ 自己PR技術
    ・自信があるように見せる
    ・「何者であり、どんな専門性があるか」を一言で言う
    ・趣味などを活用して個性を思い切り出す
    ・ジャパンプレミアムを活用する
    ・情熱家を演出する
    ・ユーモアは準備をして適度に入れる
    ・丁寧すぎない対応でフレンドリーさを保つ
    ・議論を楽しむマインドを持つ
    ・世界で評価される肩書きを名刺に入れる
    ・独立起業や転職をストーリーとして話をする

    ■ 会談、商談
    ・相手の名前や国を間違えない
    ・相手が時間を割いてくれたことに感謝する
    ・目的を明確化してメリットを示す

    ■ 会食・パーティー
    ・立食パーティでは目的を明確化して積極的に動く
    ・「また会いましたね」といってさりげなく話しかける
    ・下位者から上位者へ、自分・自社社員を相手に紹介する
    ・服装には常に注意を払う
    ・海外では意外と偉い人と同席するので堂々とする
    ・取引に繋がる相談は少しはなれたところで行う
    ・ホームパーティを重視する
    ・招待する場合、招待客と菜食主義者とイスラム教徒への対応に注意
    ・盛り上がる一芸を入れる
    ・公式な席次を知っておくことで応用をきかせる

    ■ 世界にPRしたい日本人の5つの特性
    ・謙譲の美徳で相手の気持ちをつかむ
    ・丁寧で精緻な転を自社の製品サービスに連動させる
    ・チームワークが特異であることからメンバーの融和を目指す
    ・時間に正確であることを活用してPRする
    ・伝統文化を大事にすることをPRして関心を引く
    ・低いと思われている女性の地位を逆手にとって女性の地位向上をPRする
    ・西洋と東洋の架け橋としての役割からPRする

  • 資料番号:011594728
    請求記号:336.4/ヤ

  • 基礎の基礎の基礎をおさらいするのには使える。ノウハウ部分だけ読めばよく、著者自身の自分語りは飛ばしても良いだろう。

  • 世界標準のプロトコル
    ・相手の国・民族を心から尊敬する
    ・対等関係に基づく相互主義で対応する
    ・常に相手の立場に立ち相手に恥をかかせない
    ・身構えず「アフター・ユー」で対応する
    ・柔軟に臨機応変に対応する
    ・相手の国や民族についてネガティブなことを話題にしない
    ・日本人同士で固まり過ぎない
    ・夫婦単位を重視する
    ◆自己PRの太刀人に共通する特徴
    ・世のため人のために貢献しようとする熱意がある
    ・経歴や専門性によって熱意が裏付けされている
    ・相手に対して共感を示す。

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著者プロフィール

山中俊之(やまなか・としゆき)

元外交官。株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長、神戸情報大学院大学教授、芸術文化観光専門職大学教授。
1968年兵庫県西宮市生まれ。東京大学法学部卒業後、1990年外務省入省。エジプト、英国、サウジアラビアに赴任、イスラエルにも滞在し、対中東外交、地球環境問題等を担当する。エジプトではカイロのイスラム教徒家庭に2年間下宿してイスラム教徒の生活を実体験。首相通訳(アラビア語)や国連総会を経験。英国ではキリスト教教会にボランティアとして通う。1995年の阪神大震災で実家が全壊し近親者を亡くし、死生観の重要性を認識するようになり、以後宗教・哲学について見識を深めるべく有識者との議論や世界各地の視察を続ける。2000年、日本総研入社。2009年、稲盛財団よりイナモリフェローに選出された後、2010年に激動の時代に倫理観とイノベーションの両面を持つ経営者・リーダー開発を目指し株式会社グローバルダイナミクスを設立。

「2022年 『世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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