仕事に効く教養としての「世界史」II 戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?

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著者 : 出口治明
  • 祥伝社 (2016年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396615772

仕事に効く教養としての「世界史」II 戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?の感想・レビュー・書評

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  • 著者の世界史本の良いところは、俯瞰された歴史観で語られる点。細部に突っ込み過ぎず、ポイントを押さえながら流れを重視した説明と、所々挟む興味深いエピソードなどは、歴史に詳しくない人の頭にも入りやすい。イスラム諸帝国の発展史や、近代ヨーロッパの覇権争いといった整理し辛い箇所などは特に腕の見せどころ。今回追加された南アメリカとアフリカの通史については、ユーラシアの記述に比べるとダイジェスト風で、質量的に脇役感は否めなかった。

  • 歴史の本を多く読むようになったのも、古典を読むようになったのも、最初に出口さんにアリストテレスのニコマコス倫理学をすすめてもらったことによってだった。

    4年前の当時は半年かけて半分しか読めず断念したが、
    それからも絶えず岩波文庫にはチャレンジをし続け、今は日に2冊を読むようになった。

    歴史の本も最初は読み込みにくかったが、繰り返し様々な本を読むことで、理解が進むようになった。

    そうして今思うことは、世界にはまだまだ知らないことがたくさんあり、知れば知るほどもっと知りたいと益々ワクワクするということだ。

    未知の知。
    無知から未知へ。

    知らないことはなくなることはないが、
    何も学ばなければ未来永劫無知のままだ。

    学ぶことで無知は未知となり、
    世界は益々深く拡がり面白くなる。

    それが読書だ。

  • イスラムとアフリカ、Ⅰでなかったところが大体これでそろう感じ。どちらかというと仕事に直接聞いてくるのはⅠのほう。でも、面白かったからよし。

  • 世界史大好きおじさんの第2弾。『全世界史Ⅰ・Ⅱ』を刊行して割りとすぐにこの本も出しているので、筆者の熱意が感じられる。前作で触れられなかったアフリカやラテン・アメリカまで言述されており、前作と合わせて読めば教養としての世界史は表題通り身につく。ただし、筆者の主観の箇所は、やはり注意が必要。

  • そのときの別の地域との関わりなどを勘案しながら、世界史を縦横に読んで行くことができます。本書は前著では触れられなかった地域の歴史を語ることにより、様々な視点からの歴史の見方があるということを学ぶことができます。なかなか語りにくい、アメリカやアフリカの歴史も、分かっている部分をつなげてできるだけ理解しようということは、グローバルな時代には必要なことだと思います。この視点を持つことのきっかけとなったと思います。広大な世界史はやはり1冊では語れませんし、1つの地域に偏っては理解が不足します。このような全体からの書をいくつも読んで行くことが必要だと、その広大さを感じています。

  • 現代の論点を世界史の観点からわかりやすく描いた本。ISの勃興やアフリカの開発が遅れている背景などが腑に落ちる内容だった。出版から早く読めたので足元の動向まで記載があり大変参考になった。

  • ・将来、何が起こるかは誰にもわからないけれど、悲しいかな、教材は過去にしかない。これから展開されていく21世紀の世界で、何が起こるのかは、同様に誰にもわからない。けれども人間がつくりあげてきた過去の歴史の中に、何かヒントはないだろうか。それを上手に探せばひょっとしたら、いろいろなことがわかるかもしれない。

    2015年9月の国連サミットで2030アジェンダSDGs Sustainable Development Goals が採択された。2001年に策定されたミレニアム開発目標MDGs Millennium DevelopmentGoals に至るプロセスによって世界は着実に良い方向に向かっている。

    ・1日1.25ドルみまで生活する極度の貧困層は1990年の時19.26億人から2015年には8.36億人へと半分以下に減少。

    ・5歳未満児の死亡率は出生1000人あたり90人だったものが2015年には43人へと半減。

    ・若者の識字率は1990年の83%から2015年には91%まで上昇。

    ,安全な飲料水を得られない人は1990年の12億人が2015年には6億人へと半減(割り当ては23%から8%へと低下)。

    ・栄養不足人工は1990〜92年の10.11億人が2014〜16年には、7.95億人へ元気に見込(割合は19%から11%へと低下)。

    ・ジョセフに平等なリーダーシップの機会は1995年は11.3%だった女性議員の割合は日本は11.6%で大きく遅れをとっているが)2015年には22.1%まで上昇。

    ・電力を利用できないひとは1990年には20億人を超えたが、2015年には11億人以上と半分近くまで減少(割合は38%から15%へと低下)。

    2016年5月、アメリカ大統領として初めてヒロシマを訪れたオバマ氏は核兵器なき世界を主導する責任に触れた歴史的なスピーチを行なった。その中で広島で平和に生きる子どもたちについて述べ、全世界の子どもたちが平和に生きることができる未来を選択しなければならないと続けた。オバマ氏は間違いなく歴史に学び、世界が良くなることを信じて次の世代(子どもたち)に夢を見たくしたのだ。

  • 請求記号:204/Deg/2
    資料ID:50085236
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 続編ということで期待して手に取ったが、期待を裏切らない内容であった。
    前著では扱っていなかった中東・アフリカ・アメリカ、そしてそれらをつなげるための西欧の動きとしてルネサンスや近代ヨーロッパを取扱い、最後に20世紀を総括しつつ21世紀の展望を記している。
    中学や高校の授業では点としてしか認識できない歴史を、見事なまでに線としてつなげている。
    ぜひとも受験勉強の休憩時間にでも読んでほしい本である。
    一般論として、新興国や戦乱や内戦で疲弊した国がテイクオフするとき、すなわち自力で歩き始める時に一番大切なことは中間層を育てることです。そして、中間層が育つためには、国内産業の振興が不可欠です。それにはお金が必要です。それとともに人口が健全に増加していくことが必要です。
    つまり、今の日本は二極化、少子高齢化とどちらも逆行した方向に歩んでいるという事なのです。
    お薦め図書は購入リストに反映。山川出版の歴史ものは定評がある。

  • イスラム世界やインドの歴史をザーッと紹介してくれていてとても面白かった。唐宋の歴史で宋名臣言行録が紹介されていて大好きな本なのでさらにこの本が好きになった。巻末の参考文献を目安にもう何冊か読んでいきたい。その国を知るには歴史を知らないと。

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