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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396616175
感想・レビュー・書評
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今年の「よく考える」シリーズの一環で読了。フランスの大学で社会心理学を教える著者が、生き方について考察したもの。タイトル通り「正解や正義、決まった答え」がない世界でどう生きてきたか、どう考えるかについて述べられている。大切なのは答えではなく「問い」の立て方という点は納得。誰かの答えを信じるのは簡単だし安心なのだが、それでは「自分」がない。「同一性を保証するのはそれを捉える人間」伊勢神宮は20年に一度そっくり入れ替わるが何百年も人はそれを伊勢神宮だと認識している。「サッカーに例えると、ゴールまでの最短距離はほとんどの場合直線を描かない」「大切なのは知識を積み上げるのではなく、常識の破壊である。なぜならば正しい世界などというものは存在しないからである。」
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一貫する思想がわからなかった。
エリートコースを歩まず、紆余曲折してきたからこそ、考え方にも独自の視点がある。 -
途中難解な箇所はあったが、異端者の視点を持つ事の大事さについては理解できた。