青い水族館の惨劇

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396631048

感想・レビュー・書評

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    魚が浮き上がった水槽は深海よりも青く染まっていた。何者かが水槽に硫酸銅を投入したのだ。静岡市近郊駿河湾沿いに建つアフロディテ水族館で不審事が続発。その犯人ではと飼育係の日向純子が推理した同僚の小早川卓造は、アンボイナという毒貝の中毒で倒れた。犯罪か事故か?なぜか事件の存在は伏せられ数日後、復帰したばかりの小早川が死体で発見された!殺人の真相と連続したトラブルの関連は?そして水族館を取り巻く悪意の正体は何者か?怒りとともに謎を追う純子の眼前で、また新たな殺人が起きた…。生命の神秘と知的興奮に満ちた水族館を舞台に、乱歩賞作家が贈る長編本格推理。
    +++

    アフロディテ水族館で、次々に起こる不穏な事件。果たしてすべての犯人は同一人物なのだろうか。そしてその目的は?水族館の舞台裏を見学しながらミステリも愉しめ、得した気分の一冊である。ただ、真犯人とその動機は、いささか拍子抜けの感もなくはないのが残念である。

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