双子幻綺行―洛陽城推理譚

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著者 : 森福都
  • 祥伝社 (2001年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396631857

双子幻綺行―洛陽城推理譚の感想・レビュー・書評

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  • 洛陽城内の庭園で、宮廷付き美人歌手の死体が池の畔で見つかった。
    同じ頃、帝の寵愛を受けていた王兄弟が失踪した。
    唐の則天武后に仕える冷静沈着な若き宦官馮九郎と、その妹で女官を務める好奇心旺盛な香蓮。美貌の双子が宮廷で起きた怪事件の謎を追う!

    互いに助け合いながら、したたかに宮廷の中で生きようとする兄妹の姿がいじらしい…というには行動力ありすぎ…でむしろたくましい。
    ラストは驚きです。

  • おもしろかった! 
    なによりキャラクターがいい。双子の主人公たちが、謎解きに賭ける、駆ける! 歴史をベースにしているから、ここから史実に入っていくのも楽しいのでは。 
    それにしても、井上靖の楊貴妃を呼んだ直後だったから、最後のページを読んだときの興奮といったら。 作者のアイディアに脱帽。続きを延々と読みたいくらい、お気に入りになった作品。

  • 頭の切れる宦官の兄とおてんばな双子の妹女官コンビが宮中内などの事件の謎を解いていく連作集。史実もちょこちょこ織り交ぜてあって楽しめました。

  • これはやられたなあ。
    主人公兄妹がまさか彼らとはねえ。

  • 双子がとにかくかわいくてかわいそうで、どうか幸せになってよ、と思いながら読んだ。
    元気な妹と冷静で頭の切れる兄というのはよい組み合わせ。
    なんてことを考えていたらまさかの結末にびっくりして、にやりとしてしまいました。

  • 時は大唐帝国のひととき、女帝・武則天が治める周朝にて、宮城で聖神皇帝の寵愛を受ける双子の兄妹がいた。
    兄・九郎は宦官として、妹・香蓮は女官として。
    宮中にも洛陽城下にも、犯罪・謀略がはびこり、九郎は鮮やかな推理で事件を陰に日向に解決していく。そして香蓮は時に兄を助け支え、また邪魔をしたり…。
    とにかく、テンポ良く進むストーリーと、7話に分かれた様々な事件が面白く、最後に判明する二人の「歴史上の正体」にびっくり!
    中国歴史初心者にもおススメです。

  • 初唐、則天武后の時代(正確には王朝名は"周")を舞台にした推理小説。
    宦官と女官になった双子の兄妹が女帝・武則天に仕えつつ、都で起きた数々の怪事件を捜査。

    「杜鵑花」
     毎春、杜鵑(ホトトギス)が鳴く頃に宮中の女官が怪死。死体のまわりには、大量の躑躅の花びらが。そして三年目にも・・・、呪いの正体は?
    「蚕眠棚」
     都で遊び回る銀鞍白馬(名門の馬鹿息子ども)を震え上らせる"蚕眠棚"の犯行。男装の香蓮潜入捜査。
    「氷麒麟」
     女帝の宴に供される麒麟の氷像を造っていた職人が殺害された。第一発見者は新入りの少年宦官。
    「菊華酒」
     毎年重陽の節句(九月九日)に飲まれる"菊花酒"の菊を育てる村で起きた連続動物怪死事件。科挙に合格した若手官僚の野望とは?
    「浮蟻珠」
     貴族の屋敷から名宝ばかり盗む怪盗・蟻煙。ついには女帝の宝、"浮蟻珠"と呼ばれる巨大な真珠が盗まれ、九郎に疑いが!?そして意外な真相。
    「膠牙糖」
     都で起きた、遊女連続殺人事件。凶器はいずれも、飴で作られた短刀。遊女たちの悲しい身の上が語られる。
    「昇竜門」
     仏教への信仰篤い女帝のための一大イベント。竜を天に昇らせるには?そして一つの時代が終わろうとしている。

    全七話からなる短編集ですが、主人公は同じ兄妹。
    そして最後にあっと驚かされる、この双子の兄妹の正体とは?

    ニン、トン♪

  • 則天武后に仕える、双子の兄妹(兄は宦官、妹は女官)が活躍する推理短編集。人前では控えめで優しげで穏やかに見えるように行動している兄。でも本当は、頭脳労働を得意とするプライドの高い人だってこと、妹だけは知ってるんです。そんな兄妹が、いろんな事件を解決したり・させられたりしていくお話なのですが……普段クールに行動してる分、妹が事件に巻き込まれたときの兄の動揺っぷりは必見です。

  • 中国系小説。兄大好きな好奇心旺盛な妹と、妹が大好きだけどそれを一切見せない妹に振り回せれる兄。そんな双子が可愛い。文庫化希望!

  •  森福さんの中華物(と言っていいのかしらん)好きなんだよねぇ。
     とくに、この双子っこの話はお気に入り。

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