- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396632441
感想・レビュー・書評
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好きな作家の1人。
後に伊予宇和島城の主になる高虎。秀吉の弟秀長に仕えることで闘う事だけではなく、他に秀でたモノを持つことの大切さを感じ、築城に注力していく。武将として、漢としても強さ優しさを持つ主人公にひかれ楽しく読む。
色々な城を見てきたが、またひとつ城を見て回る楽しみが増えたな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぶっちゃけ関ヶ原以降はほぼ城の話です。それはそれで面白く、今治城見たいなとか思いますが、あまりにも展開がない。ぎゅっと半分くらいになってたら、いい読了感だったかなと。
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藤堂高虎の見方が変わりました。
戦国の乱世を生き抜いた家康と高虎。生き抜いた彼らと死していった多くのもの達との差は何だったのか。本では若きときから、人より多くの失敗を重ねていったことが良かったと、回想しています。確かに、その通りの壮絶な人生であったと思います。失敗の中から何かをつかみ、勝利をつかんでいく高虎の人生に共感を覚えます。 -
徳川家康-藤堂高虎、藤堂高虎-渡辺勘兵衛の関係の対比が面白い。両者とも従者が強い利己心を持つが故に、主君に利を取れば信頼に足る人物だと見なされた節がある。しかし結末は、死してなお自らのために働かせた家康と、関ヶ原という一大場面で操いきれなかった高虎という明と暗に分かれる。その姿から、エゴイズムの必要性と危険性が垣間見れ、非常に勉強になった。
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下巻
前巻同様、史実面が強すぎる?
対女性に対し、もっとフィクションを? -
藤堂高虎の歴史小説ですが、生き残るためには人より抜きん出たスキルが必要ということを考えさせられました。藤堂高虎は築城技術で名を残してきたんですね。