お神酒徳利: 深川駕籠

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 96
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632502

感想・レビュー・書評

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  • 新太郎と尚平の駕籠舁きシリーズ第二弾

    二人の息もバッチリです。
    バッチリすぎて尚平と想い人おゆきの仲が進展しません…そんな尚平にイライラする新太郎。

    おゆきが拐かしにあって尚平、新太郎がまたまた
    芳三郎親分と共におゆき奪還に奔走します。

    ちょっと物足りなくもないけど…
    第三弾に期待を込めての☆3.5かな( ̄∇ ̄)

  • 駕籠舁き二人の話、続編。

    尚平とおゆきの仲を進展させようと奮闘する新太郎。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    相肩の想いを遂げさせてやりてぇ―。深川の駕篭舁き新太郎は、相肩尚平の煮え切らない態度に焦れていた。尚平にはおゆきという思い人がいたが、新太郎との絆を大切にするあまり深いつきあいには進展しなかった。新太郎の勧めで、尚平は、おゆきと浅草寺仲見世に足をのばした。しかし、新太郎のことばかり考えている尚平におゆきは怒って帰ってしまう。その夜、ふて寝をする尚平のもとに手紙が届く、そこにはおゆきをさらったと記されていた…。二人はかどわかしに遭ったおゆきを救えるのか!?若い駕篭舁きの友情とほのかな恋を描く、好評『深川駕篭』シリーズ第2弾。

    平成30年4月10日~15日

  • 「深川駕籠」シリーズ第2段。
    新太郎と尚平との友情の方が、 尚平の想い人「おゆき」よりも優先する関係に少し歯がゆさを感じる。
    しかし、「おゆき」の誘拐事件を切っ掛けに尚平との関係が深まっていくことを期待。

  • 若き駕籠かきの友情とほのかな恋を描く 薄らいだ雲を、満月の光が突き進もうとしていた 

  •  山本一力の作品に出てくる人物は、善人も悪人もどこか弱いところがあり、傷つきやすい。それでいて人間の本性を信じたくなる魅力があるのです。この作品もそうした作品のひとつです。これをマンネリズムと呼ぶか、安定した作風と見るかですが、私は十分に楽しませてもらっています。

  • 深川駕籠シリーズ「紅蓮退治」「紺がすり」「お神酒徳利」の3編。駕籠屋二人の友情と恋愛がメインなんだが、前作で相手が出来た片方はふらふらしてるし、主人公はぐずぐずしてるし・・どっちにしても男達がだらしない(笑)特に進展がないのはシリーズを長引かせる為か、作者が恋愛物が下手なのか、山本さんの下町パターンで安心して読めるが内容としては弱いかな。

  • シリーズ第2弾という事で人間関係が落ち着いているだけに、前作よりも全体の勢いは収まり気味かな。しかし駕籠かきコンビの変わらぬ絆や、作品全体を包み込むあたたかさは健在です~。10年2/10読了。

  • 「深川駕籠」シリーズ第2段
    新太郎と尚平のコンビは、ますます息ぴったり
    今回は、新太郎の淡い想いあり
    尚平の想い人「おゆき」の誘拐あり、
    かなり楽しめます

  • 深川駕籠、第二弾。
    登場人物が魅力的です。

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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