ししゃも

著者 :
  • 祥伝社
3.02
  • (3)
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  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 122
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632854

作品紹介・あらすじ

一流商社をリストラされ北海道の故郷に帰ってきた川崎恭子。失意の彼女が目にしたのは、さびれた町の風景だった。若者は町を去り、シャッターを閉めた店ばかり。このままでは、町にも自分にも明るい未来はない。そんな恭子が地元の水産試験場で虹色に輝く不思議なししゃもと出会う。その味の素晴らしいこと。「虹色ししゃもで町おこしだー!」恭子は売り込みに奮闘するが…。

感想・レビュー・書評

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  • 自己中心的で魅力に欠けたら、主人公としてどうかとも思うのだが。

    装丁と中身がえらく乖離しているが、話自体は嫌いではない。町おこしに関わる騒動も、実際起こりうるものであると思える。

  • 東京の一流企業をリストラされたアラサーの女性が、地元に戻り、そこで見つけた「虹色ししゃも」をきっかけに町おこしをするというお話。

    反対する住民とのやりとりや、一度地元を離れた人間と地元住民の思いの違いなどがよく描かれている。

    物語は中盤より急展開を見せる。
    「虹色ししゃも」を開発した男には過去に秘密が・・・

    恋愛や、社会風潮も取り入れて、上手くまとまっている作品だと思います。


    終わりはハッピーエンドでよかったです

  • 今、地域創世という地方を元気にする取り組みが行われています。この本はフィクションですが、都会から地元に帰って見た町とは…さびれた町、元気のない住民…自分なりになんとかしようとする奮闘を物語にしています。恵那にも町を元気にする為に頑張っている人たちがいる…応援しなくては!という思いになりました。

  • 思っていたのと違う展開になり、驚きました。ww
    夢破れたOLが奮闘して、ししゃもで町おこし!!的な話だと思いきや・・・。
    他の方も書いて見えましたが・・・急にサスペンスというかになっていくのでww、びっくり。。
    仙川さんぽいといえば、それっぽいですが。。

  • 田舎の出来事が、急展開で事件に変わって行くのが見事!面白かった!

  • タイトルのインパクトのみで読んでみた1冊。

    東京から出戻ったアラサー女子、ししゃもで町おこし!
    ・・・という奮闘記だと思って読んでたら、後半にわかにサスペンス調に。

  • 商社をやめ田舎に帰った主人公の恭子が 虹色のししゃもで町起こしをしようと奮闘する話

  • 主役の恭子が・・私は苦手。がんばってるのはすごくわかるけど、あまりにも自分中心に頑張りすぎて、他人にもそれを求めるから疲れる・・ 周りの登場人物はとても魅力的でした。

  • ししゃも、食べたい?

  • 装丁が可愛い♪
    こういう町は、日本で沢山あるんだろうなぁ~と
    思いながら読み終えました。
    実際、自分が生まれ育った町も
    帰るたびに、寂しくなってるので
    何かで、このような町おこしがあれば
    また変わるんだろうなぁ~
    でも、並大抵ではないだろうね。

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著者プロフィール

せんかわ・たまき
1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社在籍中の2002年に書いた小説『感染』が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念し、医療問題を中心に社会性と娯楽性を兼ね備えた作品を発表する。著書には『転生』『繁殖』『誤飲』『疑医』『鬼嵐』などがある。本作は『幸福の劇薬』に続く「医者探偵・宇賀神晃」シリーズ第二弾!

「2020年 『偽装診療 医者探偵・宇賀神晃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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