派手な砂漠と地味な宮殿

著者 :
  • 祥伝社
3.14
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  • (3)
本棚登録 : 79
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632939

感想・レビュー・書評

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  • こんな人達っているなぁ~と思う。
    この人達のその後が気になって、読み始めたらとめられなかった。

    読んでいて、すっきりしたのはマネージャーのその後。

  • 著者の変わったキャラが恐くて、なんとなく踏み込めなかったのですが、タイトルに惹かれて読んでみると、意外にとても読みやすく面白かった!
    全くキャラの違う二人の中年の女性を描いているのですが、読み進めて行くうちに、二人に対する印象が逆転してくる。
    こんな人いそう・・・と思ってしまう。
    かなり面白くて一気に読んでしまった。
    でも、軽い感じで内容すぐ忘れちゃいそう。

  • このタイトルは巧いなあ……いいえて妙。対照的な二人の女性を的確に表現してますね。そしてその対比的な生き方自体も。
    どちらの生き方が良いかと言われれば、私は「地味な宮殿」でしょうか。でも「派手な砂漠」がいいという人も少なくはないよねきっと。幸せというのは人それぞれ、ということかな。そしてまた、完全に幸せな人生を送るのは非常に難しい、ということでもあるのかも。実に当たり前のことですけどね。
    なんだかあっけない終わり方ではあるけど。現実は所詮そんなものかも、と妙に納得できてしまいます。

  • 決して好きなタイプの女性像だったが読みきってしまった。。

  • アラフォー (around 40)つまり40前後の女性が主人公。同じ年の二人の女性 岡山のヤンキーからアメリカへ渡り米国人と結婚永住権を得て高級化粧品を売りさばくブランド志向の女 と 東京出身ながら地味で普通の奥さんだったのが夫の浮気がモトで離婚、漫画家として成功しだした女 の 奇妙な関係。痛いね。痛いというより哀しいって感じかな。全く別の全く逆の価値観と生活をして、接点も共通点もない二人が、知り合うことで微妙に変化していく その過程は面白、とっても。けど そのままいい感じで終わっていかないのが岩井流だな。こういう結果にしかならないのかなぁ とちょっと考え込んでしまった。

  • うーん

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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