- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396632977
作品紹介・あらすじ
恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。
感想・レビュー・書評
-
4編からなる短編集。
表題作の『百瀬、こっちを向いて。』がめちゃくちゃよかった。
他にはない表現や描写で情景がぱっと頭に浮かび、まるで実際にその場にいて、風を感じ音を聞いているようだった。
少女漫画にありそうなストーリーだが、ちょっと別格。この短編ひとつで星5です。
ほおずき・・・最高。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
ムク助さん、こんばんは~(^^)
実は今、コメントしようとムズムズしてたところですよー!!
さぁ……、とスマホを手に取ったら(o^-')b ...ムク助さん、こんばんは~(^^)
実は今、コメントしようとムズムズしてたところですよー!!
さぁ……、とスマホを手に取ったら(o^-')b !ビックリしましたよ♡
ほおずき、最高ですよね~♪!!2023/05/13 -
2023/05/13
-
(*^o^)/\(^-^*)ハイタッチ♡!!
はい、ほんとに。良かったです~♪
私も嬉しいです…(o^-')b !
(*^o^)/\(^-^*)ハイタッチ♡!!
はい、ほんとに。良かったです~♪
私も嬉しいです…(o^-')b !
2023/05/13
-
-
白い。表も裏も白い。
ド直球の青春恋愛物。
さすがは中田永一(乙一)さん。
ムズムズとせつな~い。
「百瀬、こっちを向いて。」
「なみうちぎわ」
「キャベツ畑に彼の声」
「小梅が通る」
表題作の「百瀬、こっちを向いて。」が好きだな。
ストーリーというより、その一文が好き。
4つの短編は、どれもが小さな仕掛けはあるものの良くありそうな恋愛ストーリー。
上手いなあ。
同じ著者の「くちびるに歌を」より、こっちの方が好き。
やはりこの人は短編の方がいいと思う。
年齢層を低めに設定しているからなのか、妙にひらがなが多いけど、どれを漢字で使い、どれをひらがなで表すのか、そこにもセンスが溢れてる気がする。
つりかわにつかまってゆられながら窓の外をながめた。(なみうちぎわより抜粋)
――しあわせなきもちになった。(小梅が通るより抜粋)
4篇のうち「百瀬、こっちを向いて。」以外は女性が主人公。
女性の一人称視点で書かれているのに、特に違和感を感じさせないのも地味に凄い。
それとも女性が読めば「ええ~」って思うのだろうか?
作者には姉か妹でもいるのかな。-
2023/03/19
-
2023/03/19
-
2023/03/20
-
-
何これ!?
すっごくいいんですけど!
他の中田さんの作品を読んでキュンキュンしていたけど、これは半端ないキュン度です(〃ω〃)
【読者が選ぶキュン♡とする小説は】ランキングがあればダントツ1位でしょ!
殿堂入り決定の一冊でしょ!
4作品どれもいいけど、どれが一番かな〜♡
「なみうちぎわ」の姫子と小太郎の関係も良いし、「キャベツ畑に彼の声」の先生への恋も良いし、「小梅が通る」の最後は顔よりも内面を好きになってくれたのも良いし♡
けど、やっぱり表題作が一番かな!
私にも野良猫のような目でふりかえってほしいな…
心の声で呼んでみようかな
「百瀬、こっちを向いて」 (*ノω・*)テヘ-
mihiroさーん♪
キュンを求めているって!?
だったらぜひ!
まずは朝比奈くんでキュン♡して、続けて百瀬でキュンキュン♡してください(*...mihiroさーん♪
キュンを求めているって!?
だったらぜひ!
まずは朝比奈くんでキュン♡して、続けて百瀬でキュンキュン♡してください(*´ω`*)2023/07/24 -
今日、アマゾンで注文するものがあったのでついでに「百瀬、こっちを向いて。」も買ってしまいました。古本だけど。
ついでに山白朝子さんの「エム...今日、アマゾンで注文するものがあったのでついでに「百瀬、こっちを向いて。」も買ってしまいました。古本だけど。
ついでに山白朝子さんの「エムブリヲ奇譚」と「私のサイクロプス」も。
( *´艸`)グフフッ2023/07/25 -
2023/07/25
-
-
土瓶さん面白かったよ〜\(//∇//)
甘酸っぱい青春真っ只中の恋愛短編です。
どれも良かった♪
短編上手いなぁ…無駄な文章なく、大切な事がギュっと詰まったセンスの良さ。
「百瀬、こっちを向いて。」
神林先輩の手のひらで転がされてた彼氏先輩
大人な彼女が一枚上手だね♪
「なみうちぎわ」
小太郎と姫子の青春が、やっと始まる…
二人でゆっくり大人になって欲しいなぁ。
「キャベツ畑に彼の声」
先生に恋をする…わかるわ‼︎
「小梅が通る」
この話好き!おバカで優しい寛太が小梅の心を溶かす。先が読みたいなぁ…
高校という狭い世界のヒエラルキー。
どの話も最下層の子達だった。
あえてなのか?たまたまなのか?
大人の恋愛物語には興味がない今日この頃笑
爽やか炭酸飲料のような一冊だった
-
2023/03/04
-
でも乙さんの恋愛物は良かったよ!
10代の恋愛に乙さんのサラッとした感じ?
ピッタリだと思った(^^)でも乙さんの恋愛物は良かったよ!
10代の恋愛に乙さんのサラッとした感じ?
ピッタリだと思った(^^)2023/03/04 -
2023/03/04
-
-
①この本を選んだ理由
テスト勉強中のため、簡単に読める作品をということで、200ページ程度の小説を探していました。
筆者の作品は読んだことありませんが、皆さんの評価が良かったので選びました。
②あらすじ
1.百瀬、こっちを向いて。
冴えないレベル2の主人公相原と、幼なじみで人気のレベル90の先輩宮崎。その2人と恋人との学生生活。
現実的には少ないであろうストーリーだけど、面白かった。
2.なみうちぎわ
家庭教師をやることになった、真面目一筋の姫子と、自由奔放な姉の百合子。そして、姫子の生徒となる小太郎が登場人物。
これも現実的には、ほぼないストーリーだろうけど、心の奥の葛藤を感じて、面白かった。
3.キャベツ畑に彼の声
先生に恋する主人公。
先生の秘密を知ることで恋がエスカレートしていく。
4.小梅が通る
これが一番面白かった。
やっぱり、現実的には、ほぼないストーリーだろうけど、人の嫌なところと、良いところがどちらも見えて、面白かった。
③心に残ったこと
人の人生に関わるウソはだめだな…と感じました。
④感想
帯に「これを読んだら絶対恋したくなる。」って、あったけど、ちょっと違って感じた。
「これを読んだら本当の恋を考えさせられる。」って、感じだ。
⑤登場人物
1.百瀬、こっちを向いて。
相原のぼる
百瀬陽
神林徹子
田辺
宮崎瞬
2.なみうちぎわ
餅月姫子
灰谷小太郎
餅月百合子
3.キャベツ畑に彼の声
小林久里子
本田先生
本田可奈子
北川誠二
4.小梅が通る
春日井柚木
松代
土田
山本寛太
-
本屋さんのバレンタイン特設コーナーで、
チョコレシピ本の隣に恋愛小説が並んでいて、
その中で気になったこの本。
タイトルといい、真っ白い装丁といい。
うーん、いい。
乙女ゴコロを刺激されるわ。
はっきりした恋の結末までは描かれてないけど
ハッピーエンドの予感というか、読後の余韻がすごいいいー。
胸キュン。
どれもこれもちょっとさえない地味な生徒が主人公なんだけど、
単純な恋愛小説に留まらない裏側の視点を描くのが巧みで
あきらめムードの白黒世界が、色彩を取り戻していくみたいで
桜ももうすぐ満開だねーって感じです。青春です。-
tiaraさん、こんにちは!
チョコのレシピ本の横にこの本が並んでいるとは
なんて素敵な本屋さんなんでしょう!
売り場を飾った書店員さんと...tiaraさん、こんにちは!
チョコのレシピ本の横にこの本が並んでいるとは
なんて素敵な本屋さんなんでしょう!
売り場を飾った書店員さんと、ぜひお友達になりたいものです♪
この歳になっても、う~ん、恋したくなっちゃうなあ♪
なんて思ってしまうような、みずみずしい本です(*'-')フフ♪2013/02/04 -
本の中の擬似恋愛でも、楽しいですよね。
本屋さんのPOPにも惹かれてしまって読んだ本ですが
ブクログでも店頭でも素敵な本との出会いがあって楽...本の中の擬似恋愛でも、楽しいですよね。
本屋さんのPOPにも惹かれてしまって読んだ本ですが
ブクログでも店頭でも素敵な本との出会いがあって楽しいです♪2013/02/04
-
-
長田永一の青春感、半端ない。
『吉祥寺の朝日奈くん』でもそうなのだが、なんだか、友達にいたら楽しそうでワクワクキュンキュンしまくりである。
表題作、「百瀬、こっち向いて」では、百瀬に付き合わされる主人公の真っ直ぐさがいい。
人間レベル2とか言い切ってしまえる、ネガティブさが、けれど作品を暗くしない。
しかし、この作品にはもっと素敵な人物が登場するのである。
それは冴えない主人公の冴えない友人である田辺くんだ。
彼は主人公から、自分と同じように女に縁のない生活をすると見なされていながら、百瀬に対して積極的になりきれない主人公に、めちゃくちゃカッコいいエールを送るのだ。
田辺、すげえ!
と、単なる一読者の私が絶賛したくなるほどの名脇役なので、ぜひ田辺を中心に読んで欲しい。
もう一つ「小梅が通る」の、小梅の女友だちも素晴らしい。
小梅の秘密に対して、あんたバカだったんだねぇと言い切り、ストーリーを一気に覆してしまうその感じがいい。
これらの作品は、決して主人公たちが作り上げたストーリーではない。
彼ら、彼女らを支える名脇役あってこその感動的な仕上がりとなっている。
そんな風にはっきり言える作品って、なかなかないのでは。 -
乙一氏の別名小説。
彼は変わった作家だ。
別名で違う作風の小説を発表している。
この「百瀬、こっちを向いて」も、出版当初はその正体が明らかにされなかったらしい。
彼の作品は「箱庭図書館」を読んだことがある。
といっても、それは一般の人が書いた作品を彼が推敲し、小説として書き直したという一風変わったもの。
いわゆる小説の作法、入門、基本的なことを修正しながら、作品を別物に仕立て、発刊したものだ。
なので、彼自身のオリジナル作品を読むのはこれが初めて。
ブクログのお友達のレビューから「爽やかな青春小説」という評判を目にし、図書館から借りた一冊。
表題作のほかに「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」の四篇を収録。
四作品とも、読後、ほろ苦さと切なさが胸に染み入るような青春恋愛小説だ。
タイトルの「百瀬、こっちを向いて」は高校一年生、15歳の男の子の心情がよく描かれている。
自分もこんな時代があったなあ、と遥か昔を思い起こした。
告白なんて簡単にできる時代じゃなかった。
当時の私の街の高校はすべて男女別学。出会いのチャンスといえば、年に一度の文化祭がせいぜい。
夏休み明けの九月。精一杯おめかしして女子高の文化祭に行ったっけ。
でも、その場のひと時だけの楽しい時間を過ごすだけでいつも終わり。
夕闇迫る中で行われる文化祭のフィナーレ、キャンプファイヤー。
何ともいえない哀しさが胸を締めつけた。
もう一度あの頃の時代、胸がキュンとするような気持ちに戻りたいものだ。
一目ぼれした○○さん、今頃どこでどうしているだろうか……。
個人的に好きなのは最後の「小梅が通る」だ。
少女が、美しすぎるが故に、同性から嫌われ、友達もできず、
「あなたのことをほんとうに好きになるひとなんていない。外見が好きになるだけだ」と言われ、傷つき、自分の外見を封じ込め、とにかく目立たない道端の石ころのように生きていこうと決意する。
そこに現われたいまひとつ垢抜けない同級生。
自分の外見を思わぬところで知られたものの、同一人物とは気づかれないところから、妹と名乗ることで話が展開していく。
とてもいい感じの話です。
ほろ苦くて、甘酸っぱくて、心がほのぼのしたい時に読むにはオススメ本です。是非。-
おお、koshoujiさんも読まれたんですね!
高校生たちの不器用さがいじらしくて、
ほんとうに「ほろ苦くて、甘酸っぱい」物語でした。
おめ...おお、koshoujiさんも読まれたんですね!
高校生たちの不器用さがいじらしくて、
ほんとうに「ほろ苦くて、甘酸っぱい」物語でした。
おめかしして女子高の文化祭に出かけ、
ドキドキしながら一目ぼれしたマドンナを見つめるkoshoujiさんが目に浮かんで
笑みがこぼれてしまうような素敵なレビューでした(*'-')フフ♪2012/09/28
-
-
「百瀬、こっち向いて」とか
読んでて、女の子ならきゅんってするのかなって思う。
なぜかわからないけれど、ぼくはうるってしてしまった。
中学校国語教師のところ、セルフレーム眼鏡とか、
もっと早く読めばよかった。
もっと早く出逢えてたらよかったのに。