- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633110
感想・レビュー・書評
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調味料をめぐるミステリー、というよりはレストラン小説に近い。
内容的には終盤の失速感以外は良かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経営が苦しいレストランを立て直そうと、姉妹が奮闘。
そこへ謎の料理人が登場し、絶品のペスカトーレを作り出すが、それには秘密が。
ミステリータッチでもあり、コメディタッチでもある作品だが、もう少しコメディの色が強くても面白いと思うし、仙川さんの新しい色が出るのではないかと思う。
物語の設定は面白くサクッと読めるが、最後にもう一つ欲しいところうまい! -
結末はなんとなくわかってしまったけど、面白かった。
仙川さんの本っぽくなかった。 -
2つの話しが同時に進み、ひょっとして…と途中で思いつつ話しが繋がり始めるとやっぱり!と思わずにはいられなかった(笑)
読みやすく面白かったです。
2017.9.5読了 -
話のテンポがよく、1日没頭したら読み終えてしまいました。視点が変わるところで字体が変わるのはなかなかいいですね。文庫ではなく、単行本だからこそできることだと思います。
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ピリピリしたところのある職場の雰囲気とか、妙にリアルな部分は読ませるんだけど全体にスッキリしない。謎の企業の暗躍するパートとレストランの立て直しのパートとが交互に出てくるけれど、上手く機能していないというか…
うーん、つまらなくはないけれどやや消化不良気味な感じ。 -
二つの話が、絶妙のハーモニーというわけには行ってない。
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終わりにかけての失速感が残念だった。
勢いで読み進められるのだが、最後が釈然としない感じ。 -
うまみを感じさせる人工甘味料の問題を提起している内容だ。
完全に毒だと言ってないところが現実に近く、考えさせられる。
これまたストーリー展開が巧みだ。
完全に悪いという人がいないのが、さわやかだ。また、いまいち頑張っていない主人公が頑張るざるを得ず、最後はやる気になる、というのも仙川氏の得意とする人物像だ。
おもしろかった。 -
すごく面白そうな設定だったのに、どうしてこんな話になったのか・・・ミステリー仕立てにする必要ないんじゃない?