逆転ペスカトーレ

著者 :
  • 祥伝社
2.88
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本棚登録 : 134
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633110

感想・レビュー・書評

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  • 調味料をめぐるミステリー、というよりはレストラン小説に近い。

    内容的には終盤の失速感以外は良かったと思う。

  • 経営が苦しいレストランを立て直そうと、姉妹が奮闘。

    そこへ謎の料理人が登場し、絶品のペスカトーレを作り出すが、それには秘密が。

    ミステリータッチでもあり、コメディタッチでもある作品だが、もう少しコメディの色が強くても面白いと思うし、仙川さんの新しい色が出るのではないかと思う。

    物語の設定は面白くサクッと読めるが、最後にもう一つ欲しいところうまい!

  • 結末はなんとなくわかってしまったけど、面白かった。
    仙川さんの本っぽくなかった。

  • 2つの話しが同時に進み、ひょっとして…と途中で思いつつ話しが繋がり始めるとやっぱり!と思わずにはいられなかった(笑)

    読みやすく面白かったです。

    2017.9.5読了

  • 話のテンポがよく、1日没頭したら読み終えてしまいました。視点が変わるところで字体が変わるのはなかなかいいですね。文庫ではなく、単行本だからこそできることだと思います。

  •  ピリピリしたところのある職場の雰囲気とか、妙にリアルな部分は読ませるんだけど全体にスッキリしない。謎の企業の暗躍するパートとレストランの立て直しのパートとが交互に出てくるけれど、上手く機能していないというか…
     うーん、つまらなくはないけれどやや消化不良気味な感じ。

  •  二つの話が、絶妙のハーモニーというわけには行ってない。
     

  • 終わりにかけての失速感が残念だった。
    勢いで読み進められるのだが、最後が釈然としない感じ。

  • うまみを感じさせる人工甘味料の問題を提起している内容だ。
    完全に毒だと言ってないところが現実に近く、考えさせられる。

    これまたストーリー展開が巧みだ。
    完全に悪いという人がいないのが、さわやかだ。また、いまいち頑張っていない主人公が頑張るざるを得ず、最後はやる気になる、というのも仙川氏の得意とする人物像だ。

    おもしろかった。

  • すごく面白そうな設定だったのに、どうしてこんな話になったのか・・・ミステリー仕立てにする必要ないんじゃない?

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著者プロフィール

せんかわ・たまき
1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社在籍中の2002年に書いた小説『感染』が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念し、医療問題を中心に社会性と娯楽性を兼ね備えた作品を発表する。著書には『転生』『繁殖』『誤飲』『疑医』『鬼嵐』などがある。本作は『幸福の劇薬』に続く「医者探偵・宇賀神晃」シリーズ第二弾!

「2020年 『偽装診療 医者探偵・宇賀神晃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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