ロング・ウェイ

著者 :
  • 祥伝社
3.10
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本棚登録 : 120
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633271

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったけど、共感はできない。

  • んー・・・。

  • 日本とアメリカを舞台にした連作短編集。
    人はそれぞれの生き方がある。
    長い長い道のりで。
    時に迷い時に間違ってしまうときもあるけれど。
    それもまた人生。
    小手鞠さんの作品は、嘘がなくて透明感があるイメージです。
    偽りなく人の心をまっすぐ映すから、すごく綺麗。
    タイトルもおしゃれだなあ。

  • 恋愛小説。セリフやエピソードより、登場人物の心の中を丁寧に描いているところがいいなぁと思った。うわぁーわかるわかるー(>_<*)って、しおりを挟んで覚えておきたいような言葉がたくさんあった。江國香織さんぽい感じ。

  • 色々な人生がある。
    紆余曲折しても、途中で間違っても、幸せな最期を迎えられたらそれでいいのかなぁ、なんて。

    一所懸命生きる。
    ある意味1つのファミリーの物語り。
    実際はモト妻だったり、ステップマザーだったりと関係は複雑なんだけれども。
    皆がお互いに、見えない何かで深く繋がりあって、影響しあってる。

  • 学生の頃に出会い、燃え上がった恋の末にアメリカに渡った冬樹と桜

    生まれた愛娘の美亜子と数年で終わった結婚生活。

    冬樹の再婚相手のカリン。

    桜の双子の姉の楓。

    美亜子の年ごろゆえの複雑な気持ち。

    桜の再婚相手の香坂さん。

    大恋愛の末に異国に渡り離婚そして再婚。

    なんかパターン化してるよ~
    似てる話ばっかだよ~

    愛を海に還してみたいな話が読みたいよ~
    ってあれもこれも似たような話だよ~)^o^(

  •  何かが欠けていて、何かが余りある。母として娘として父として、そしてそれに関わり合う人々。
     事件は起こらないけれど(それぞれの人生での大事件はありました)登場人物のどの人生にも、輝きが幾つも幾つもあって、どれも目が眩むほどではないかもしれないが、忘れられない。 そんな優しい人達のそれぞれのストーリーでした。
     この本はラブ・ストーリーではなく、人生賛歌だと思います。
     ふんわりと優しい風が吹き込んでくるようで、読了後も心地いい。

  • 冬樹さんの関西弁が私的にツボ。

  • 私は何も要りませんから。だから神様、妹を守って。


    小手鞠さんらしい、日本とアメリカを舞台にした、関西弁の登場人物を扱った話。

    いろんな痛みを抱えて、いろんなものを捨てて選んだ恋。
    それでも「永遠」は存在しない。

    むーん・・。

  • 桜という高校を卒業したばかりの女の子が駆け落ちしようとして、そこから桜と関わりのある人たちが、各章ことで主役となり描かれているお話。なんだか複雑で、あまり現実味のない話だったけど、全体を通しては好き。 long way。 wrong way。 題名1つにしても色んな意味を持たせてあるのもいいですね。

  • 章毎に、
    視点が変わっていくのが
    私は面白いと思いました。

  • 嫌いじゃないけど、特別な感情は湧かなかった。でも、全部が収まるとこに収まった感じはした

  • すぐに忘れてしまいそうな内容だった。

  • 双子の姉・楓の恋人である冬樹と駆け落ちしたが、彼とは別れて
    娘の美亜子を月1回のビジテーションに送り出す桜の「片道切符」
    難病に苦しみながら冬樹と結婚し、
    美亜子のステップマザーを楽しむ香林の「行き止まり」
    たくさんの男に抱かれながらも男を愛せず、
    ソウルメイトと共に日本の大学に進学した美亜子を迎える楓の「まわり道」
    日本で優しい恋人を見つけたけれど
    母の再婚相手である香坂さんに恋をしてしまう美亜子の「進入禁止」
    美亜子が再婚に反対しているらしいと桜に相談され
    日本に行き美亜子の真意を確かめる冬樹の「子鹿に注意」
    結婚して養子を貰い、母の遺灰をハドソン河にまくために
    香坂さんの元を訪ねる美亜子の「旅の途上」
    装丁:坂川事務所

    てっきりlong wayだと思っていましたがwrong wayだったのね。
    姉の恋人を好きになる、妻子持ちの男性を愛する、
    男を愛せないのに抱かれる、母親の恋人を好きになる。
    正しい道とは言えないけれどもどうしようもない恋愛だらけです。
    美亜子の視点を2回入れるよりも
    小夜子さんの話が読んでみたかったです。

  • 双子の仲良し姉妹が大人になり、結婚し、妹には子供が生まれ、大人になった子供がまた、子供を産み、、、と遺伝子は未来に繋がってゆく。自分の子供が大人になって、自分の過ちと同じ道を辿らない様に、人生のお手伝いをする。親が子を案ずるのは当たり前の事、それを強く感じた作品でした。

  • 舞台はアメリカ、日本人の親子のそれぞれの恋愛物語。
    娘は母親の再婚相手を好きになってしまう・・・

    重い話でもなく、いつも小手鞠さんの本を読むときみたいにさらりと読めた。

  • <内容>時につまずき、時に迷いながら、それぞれの道を歩んでいく、桜、カリン、楓、美亜子、冬樹。不器用で純粋な5人の男女の恋と人生。涙と笑い、光と陰、過去と未来、そしてたくさんの愛に満ちた、それぞれの十数年を描く、激しくも静かな恋愛小説。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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