- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633271
感想・レビュー・書評
-
おもしろかったけど、共感はできない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
んー・・・。
-
日本とアメリカを舞台にした連作短編集。
人はそれぞれの生き方がある。
長い長い道のりで。
時に迷い時に間違ってしまうときもあるけれど。
それもまた人生。
小手鞠さんの作品は、嘘がなくて透明感があるイメージです。
偽りなく人の心をまっすぐ映すから、すごく綺麗。
タイトルもおしゃれだなあ。 -
恋愛小説。セリフやエピソードより、登場人物の心の中を丁寧に描いているところがいいなぁと思った。うわぁーわかるわかるー(>_<*)って、しおりを挟んで覚えておきたいような言葉がたくさんあった。江國香織さんぽい感じ。
-
何かが欠けていて、何かが余りある。母として娘として父として、そしてそれに関わり合う人々。
事件は起こらないけれど(それぞれの人生での大事件はありました)登場人物のどの人生にも、輝きが幾つも幾つもあって、どれも目が眩むほどではないかもしれないが、忘れられない。 そんな優しい人達のそれぞれのストーリーでした。
この本はラブ・ストーリーではなく、人生賛歌だと思います。
ふんわりと優しい風が吹き込んでくるようで、読了後も心地いい。 -
冬樹さんの関西弁が私的にツボ。
-
桜という高校を卒業したばかりの女の子が駆け落ちしようとして、そこから桜と関わりのある人たちが、各章ことで主役となり描かれているお話。なんだか複雑で、あまり現実味のない話だったけど、全体を通しては好き。 long way。 wrong way。 題名1つにしても色んな意味を持たせてあるのもいいですね。
-
章毎に、
視点が変わっていくのが
私は面白いと思いました。 -
嫌いじゃないけど、特別な感情は湧かなかった。でも、全部が収まるとこに収まった感じはした
-
すぐに忘れてしまいそうな内容だった。
-
双子の姉・楓の恋人である冬樹と駆け落ちしたが、彼とは別れて
娘の美亜子を月1回のビジテーションに送り出す桜の「片道切符」
難病に苦しみながら冬樹と結婚し、
美亜子のステップマザーを楽しむ香林の「行き止まり」
たくさんの男に抱かれながらも男を愛せず、
ソウルメイトと共に日本の大学に進学した美亜子を迎える楓の「まわり道」
日本で優しい恋人を見つけたけれど
母の再婚相手である香坂さんに恋をしてしまう美亜子の「進入禁止」
美亜子が再婚に反対しているらしいと桜に相談され
日本に行き美亜子の真意を確かめる冬樹の「子鹿に注意」
結婚して養子を貰い、母の遺灰をハドソン河にまくために
香坂さんの元を訪ねる美亜子の「旅の途上」
装丁:坂川事務所
てっきりlong wayだと思っていましたがwrong wayだったのね。
姉の恋人を好きになる、妻子持ちの男性を愛する、
男を愛せないのに抱かれる、母親の恋人を好きになる。
正しい道とは言えないけれどもどうしようもない恋愛だらけです。
美亜子の視点を2回入れるよりも
小夜子さんの話が読んでみたかったです。 -
双子の仲良し姉妹が大人になり、結婚し、妹には子供が生まれ、大人になった子供がまた、子供を産み、、、と遺伝子は未来に繋がってゆく。自分の子供が大人になって、自分の過ちと同じ道を辿らない様に、人生のお手伝いをする。親が子を案ずるのは当たり前の事、それを強く感じた作品でした。
-
舞台はアメリカ、日本人の親子のそれぞれの恋愛物語。
娘は母親の再婚相手を好きになってしまう・・・
重い話でもなく、いつも小手鞠さんの本を読むときみたいにさらりと読めた。 -
<内容>時につまずき、時に迷いながら、それぞれの道を歩んでいく、桜、カリン、楓、美亜子、冬樹。不器用で純粋な5人の男女の恋と人生。涙と笑い、光と陰、過去と未来、そしてたくさんの愛に満ちた、それぞれの十数年を描く、激しくも静かな恋愛小説。