君は素知らぬ顔で

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著者 : 飛鳥井千砂
  • 祥伝社 (2010年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633349

君は素知らぬ顔での感想・レビュー・書評

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  • ひとりの女優の経歴を絡めた恋愛短編集。
    Scene1、2はとても読後感が良くて、特に1が好き。
    2年くらい上の世代だけど、時代背景で懐かしく読めた。
    3、4、5もそれぞれ面白かったんだけど、やるせなさがハンパなかった。ちょうどそのくらいの年代だからかな(笑)
    最後はその女優のお話。流れよかったな。

  • ●『斜め四十五度』
      図書委員の荒川奈央。斜め四十五度に座る山根先輩が気になる…。

    ●『雨にも風にも』
      大学生の千葉洋介、人と接するのが怖くて引きこもりになってしまう…。

    ●『桜前線』
      30歳のサラリーマン平井。初めて浮気をしてしまった…。

    ●『水色の空』
      坂下純子34歳。美人で人目を引く、昔はモテてた女性…。

    ●『今日の占い』
      加藤由紀江。気分屋の彼に脅えている…。

    ●『どこかで誰かに』
      桜田祐一28歳のサラリーマン。妻の奈々子の方が高給取り…。


    ゆうちゃんと呼ばれる一人の女優の成長を軸に、
    高校生・大学生・社会人と様々な時代を生きる人々の
    さり気ない日常生活が繊細に綴られている。
    主人公達は、それぞれに問題を抱えています。
    そして、その問題が全てスッキリとするわけではないけれど、
    希望の光が射している。
    そして、その余韻がとっても良い。
    きっと、自分や知り合いに似た誰かを見付けるんじゃないかなぁ。

    各話は、少しずつ繋がっている6編の連作短編。
    あのお話で登場したあの人が、このお話ではこうなんだって、
    登場するのがとっても楽しかった。
    やっぱり、連作短編大好き。

    ラストの『どこかで誰かに』は、とっても驚いたし嬉しかった。
    ゆうちゃんの言葉や生き方感性が、とっても素敵です。

    『雨にも風にも』と『どこかで誰かに』が、好きでした。

  • 天才子役から大人の女優へと歩んでいく“ゆうちゃん”の成長を裏軸に進む連作短編集。各話の登場人物が複雑に絡み合っている。最後のお話が一番良かった。全体を包み込む大きな仕掛けが最終話で明らかになってにんまり。くぅー…やられた!飛鳥井さんは最近お気に入りの作家さん。2012/164

  • ゆうちゃんと呼ばれる女優さんが全作品を通して出てくる連作小説。一番最後のおせんべい会社で働く人のおせんべいにまつわるエピソードがよかった。

  • すべての作品に『ゆうちゃん』が登場する恋愛短編小説。こういう繋がりがある短編は読んでいてすごく面白い。

  • ジャケ&タイトル惚れし、手に取ってみた。読み始めて気付いたが、どうやら連作短編集らしい。
    一作目の女子高校生の友情もの、二作目のひきこもり気味男子学生の話は、ちょっと地味な印象だったけど…三作目以降、連作の面白さがわかってきて、夢中で読んだ。
    全ての話に登場する、「ゆうちゃん」という子役出身女優。話を順に読み進めるたび、この「ゆうちゃん」も紆余曲折を経ながら成長していく。彼女の人生と、それぞれの話の登場人物の人生とのリンクのさせ方がうまい。どの登場人物も、話のラストに見つける真実…一歩前に踏み出すことで知ってしまうその真実により、彼らのこれからがどう変わるのか…どう転ぶにせよ、前に進んでいくしかないということ。そのきっかけが、「ゆうちゃん」の行動や発言だったりするのだ。
    そして、最終話…これは本当にお見事!鮮やかな展開にびっくりさせられつつ、何だか顔がほころぶラストです。

  • 素直に素敵だなと思える本。
    「ゆうちゃん」と呼ばれる一人の女優さんの成長を追いながら綴られる、切なくて不器用な幾つかの恋愛短編集。
    飛鳥井千砂さんは、文章がとても易しくて頭にスッと入ってくる感じ。
    感情の描写も無理がなく受け入れやすい。
    それぞれの背景や抱えてるものは全然違うけれど、何故かすべてに共感できてしまえるようなストーリーで、切ないんだけどどこかホッとしてしまう不思議な魅力に溢れた物語です。
    彼女の本は…もっと読んでみたいと思う。

  • たとえ意図していなくても、人はみな、どこかで誰かに影響を与え、与えられながら、生きている。
    ー桜木祐一


    短編だけどちょっとつながってる。
    Last sceneでまとまった。

  • ちょっとずつ繋がってる話。
    終わり方が良かった。

  • Scean1 「斜め四十五度」・・・荒川奈央。女子高生。図書委員の先輩が気になる。
    Scean2 「雨にも風にも」・・・千葉洋介。大学生。人と接するのが怖い。
    Scean3 「桜前線」・・・平井。30歳、サラリーマン。はじめて浮気をしてしまった。
    Scean4 「水色の空」・・・坂下純子。34歳、OL。女としての自信を覆す事件が?
    Scean5 「今日の占い」・・・加藤由紀江。26歳。OL。気分屋の彼に違和感を持ち始める。
    Last scean 「どこかで誰かに」・・・桜田。28歳。サラリーマン。妻の方が高給取りの格差婚生活を送っている。
    (アマゾンより引用)

    オムニバス形式の短編集。
    この物語の構成は面白いなと思った( ´ ▽ ` )ノ
    最後のお話し好きだな~(*^ω^*)
    『そういうことか~』な感じだった(*^ω^*)

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