純愛モラトリアム

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著者 : 椰月美智子
  • 祥伝社 (2011年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633592

純愛モラトリアムの感想・レビュー・書評

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  • リレーのようにひとつの物語では脇役だけど、次に話では主人公ーといったふうに物語が語り継がれる。
    よく言われる誰もが自分の人生において主人公・・・まさにそのまま。
    誰もがちょっとヘタレで、困ったところがある。
    けれども、そんなところも含めて愛しいと思わせてしまうのが、人間そのものということではないだろうか。
    ま、最もヘタレぶりが素晴らしすぎて、箸にも棒にもかからない人というのもたまにはいるだろうが。

  • ちょっとへたれな「モラトリアム」な恋愛が描かれた連作短編集だ。
    各短編ごとの主人公は違うけれど、薄くそれぞれの人間関係がつながっている、という趣向になっている。
    恋愛、の一途さや、ばかばかしさや、だけどいとおしい何かが詰まっているように感じた。
    「やさしい太陽」のラストの言葉、ちょっとほろっときてしまった。
    どうしようもなく愚かでも、人を好きになるって切ないよなぁ。

  • 登場人物つながりの短編集。次はどの人が主役になるのかなと想像しながら読み始められて楽しい。なかでは「アマリリス洋子」「妄想ソラニン」が面白かった。性別も年齢もばらばらの人が主役になるので、飽きないし新鮮だった。

  • 表紙やタイトルで甘めの恋愛小説かと思ったら、様々な人物が視点をずらして繋がっていくような多種多様な愛のお話達だった。
    とても読みやすいし読み終わったあとはなんだかほっこり穏やかな気持ちになって面白かった。
    どこが繋がってるのか探しながら読むのも楽しいかもしれない。人はそれぞれ自分が主役の人生を生きるんだな、と。それぞれの正義を生きる感じがとても愛おしくなる。

  • しりとりみたいに話の主人公が変わっていくから、飽きずに読めた。
    個人的にヒナドルとかアマリリス洋子のあたりは主人公たちがさばさばしてて好きだった。まわりのキャラクターもいい味だしてておもしろかった。
    マリオの話にいつソラニン出てきたかなぁて思ってたけど、じゃがいものような顔をした男が佐和子を助けてて、あ、ここか。と気づいた。

  • 連作短編集8話。脇役の人が別の話では主役になっていたり、しりとりのように繋がっていて面白かったです。ある話では嫌な人も別の話ではそれなりに悩みを抱え生きていて、別の視点で読む楽しさがありました。
    純愛?がテーマなのかわかりませんが、ちょっと変だけどマジメに恋愛と向き合う人たちの話です。「妄想ソラニン」の痛すぎる妄想は笑えました。人は誰しも妄想をして生きているとは思うけど、勢いのある妄想っぷりにこの後の展開も読んでみたいです。「スーパーマリオ」は恋愛観が人それぞれのように、相手を見極める基準も人それぞれだなと。風呂敷の中身のオチは怖いです。
    ほかの話も軽やかにサクサク読めました。

  • それぞれの恋愛がコメディっぽく描かれていて読みやすかった。

  • 椰月さんは、とかく「るり姉」が個人的ベストです。

    それを越える作品はなかなか出てきません。

    でも、読み終えてしまいます。
    ダメダメなひとや、
    はがゆい人や
    にくめないひと、
    そういう人を書いたら逸品です。

    そういう描写の書ける作家さんの
    ナナメなものの見方が好きです。

    きっと、数年したらわすれてしまうような
    何でもない話ですが、
    読了できるのは退屈しないからでした。

  • 2014.8.21読了

  • 優しすぎる男はやめようと思った(笑)。ヒナドルの話が1番好きかな。

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恋人の娘を誘拐する男、ストーカーに恋する女、いつも禁断の恋を妄想する教師…。ちょっと度が過ぎているけれど、本人たちは大真面目。純な気持ちが微笑ましい、まだまだ大人になれない男と女の恋物語。

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