幸福な生活

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著者 : 百田尚樹
  • 祥伝社 (2011年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633660

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幸福な生活の感想・レビュー・書評

  • 2,3話あたり読み終えた所で、
    ようやくその、<仕掛け>に気がついた。

    最後の一ページ。
    最後の一行。
    最後の一言。

    昔ながらのおそろし話に
    化物がひとつひとつ扉を開け

    「ここでもなぁ~い…」
    「ここでもなぁ~い…」
    と、一番端っこの部屋でぶるぶる震える旅人を
    探し回り、聞き手の恐怖を煽るシーンがあるが、
    それをちょっと思い出した。

    だんだん近づいてくる化物。

    「ここでもなぁ~い…」
    「ここでもなぁ~い…」

    バクバクと高鳴る鼓動。

    最後のページを開く時の心境は
    まさにそれ。

    「ここだ!!」
    です。

    (*ホラーのみではありません。)

  • なるほど~納得。最後の一行ってこういう事ですか。
    全然他には予備知識なく読んだんで、ショートストーリーだとは知らず。
    でもそこが良かったですね。面白くてさくさく読んじゃいました。
    最初の「母の記憶」がインパクト大ですね。
    読み進むうちに、だんだんとオチが見えてきちゃったりするけど。

  • 『この本面白いよ!』って薦められて読みました。18話の短篇の、それぞれ最後の一行のどんでん返しが鮮やかです。そして表紙がいいです。よく考えて丁寧に作られているなあと見入ってしまいました。HAPPY LIFE(幸福な生活)って、ロープに繋がった紙の文字みたいなものなのかも。  (しゃな)

    Sさんの話、実に興味深い!
    ネタバレしない範囲で話された、表紙装丁に込められている(らしい)物語の解釈。多くの小説が文庫本になって表紙が変わったとたんに「軽くなっちゃう」という分析。本は中身だけでなく、本全部で本なんだね!
    (ひーさん)

  • 久しぶりに理屈抜きで面白かった。最後の一行で世界が変わるのだが、その後の物語が本編よりも気になって仕方ない、そういう作品集。なにか棘のようなものが心に残る一冊。

  • 最後の一頁に一行の台詞がそれぞれの話の落ちになってて面白いんだけど、途中で落ちが解ってしまって残念に思うのがたくさんあった(´Д`)でも、18もの話が軽く読めて楽しかった!毎日一話ずつ読むのも良いかも(^^)一番好きな話は「ママの魅力」かな

  • 最後の1行で話をストンと落とす形式の短編小説集。面白いものもあったが途中から先が読めてしまうものもあった。ちょっとつくりすぎた感があるのでマイナス2

  • 最後の一行に全てが詰まってるといって過言ではない。
    物語の終盤には、後の展開が読めるが、
    最後の一行でどんな風に物語りを締めるのか・・・
    期待しながら読むのが楽しかった。

  • 百田氏4冊目。初めての短編集。どれも最後の一行だけは最後のページに書かれていて、ここにオチが詰まってる。面白いのもあるけど、イマイチなのも、、、。この人の本、どれも他とは全然違うから飽きない。でも逆に読みたいものと全然違うパターンになってしまうリスクもあるなぁ。

  • 図書館にて。
    最後のページをめくるとオチが出てくるという、さすがテレビマンらしい演出。
    「残り物」と「ブス談義」はトリックが一緒な気がするし、「幸福な生活」も星新一?か誰かのショートショートで読んだことがあるような・・・?
    「ブス談義」や「淑女協定」の内容をテーマに選ぶあたり、「永遠の0」を読んだ時も思ったが、この作家ってちょっと女性蔑視みたいなところあるんじゃないかなと感じてしまう。
    男性が女性に対してそういう見方があるということを書きたいのかもしれないけど。
    「ビデオレター」はえげつないけどちょっと好き。でもそんなことまでする恨みって。子供を産むってことをそこまで使える人も極悪だと思うし、ネタとして取り上げるのも浅い気がする。
    娯楽としては楽しめたけど。

  • 読みやすい。
    短編集というかショートショートって感じ。
    結末はかなりブラックですが~捻りが利いていて、重すぎず、笑えます。

    「母の記憶」
    認知症で施設にいる母を見舞う息子。
    時々妙なことを言い出すようになって、振り回され、認知症とわかったのでしたが。
    今日も…

    「夜の訪問者」
    帰宅したら、女性客が妻と楽しそうに話している。
    なんと浮気相手が妻に近づいていたのだ。
    しかも、意外なことを言われ…?

    「そっくりさん」
    見間違えるほど似ている人に会ったと友達に言われる妻。
    もしかして、その町にはそっくりさんがいるのだろうか。
    夫に、実はある疑惑を抱いていたのだが…?

    「おとなしい妻」
    見合い結婚して三ヶ月。
    家庭的でかいがいしく、笑うと愛嬌のある妻に満足していた。
    人見知りで、外へ出かけようとしない妻だが…?

    「残りもの」「豹変」「生命保険」「痴漢」「ブス談義」「再会」「償い」「ビデオレター」「ママの魅力」「淑女協定」「深夜の乗客」「隠れた殺人」「催眠術」「幸福生活」と続きます。
    タイトルと出だしで、半ば予想のつく話もあるかな?
    でもまたそこを外してきたり。
    最後の一行が大事なので、丁寧にめくって下さい!

    著者は1956年生まれ。
    同志社大学中退後、放送作家に。
    「永遠の0」でデビュー。
    作品ごとに違う題材を取り上げ、雰囲気を変えて話題作を発表する多才ぶり。
    読書家なんでしょうねえ。

  • 最後の一言にドキドキする本。いつ最後の一言が来るのか、ページを開けることにドキドキせざるをえない。
    主人公に感情移入すればするほど、結末に衝撃を受けることになる。
    「ひろしー」恐ろしい一言だ。

  • 最後の一行でそれまでの日常が全てひっくり返る、そんな演出を楽しませてくれる短編集。
    その一行だけを捲った後の真っ白なページに書くという拘りの演出がちょっと憎いです。
    ホラーとかミステリとかではなく人間の隠れた怖さ、そんなお話。
    (一部SFあり)
    ひとつひとつがとても短い話な上、テンポもとても良いのでサクサク読めました。百田作品は初めてだったのですがこういう作風が上手い人なんでしょうか。
    「幸福な生活」というタイトルが読み終わってみるととても皮肉です。

  • 久しぶりで行った隣町の図書館で、この本を見つけたとき、これわエッセイだ!と思った。

    で、パラパラとめくってきて、なっ、やっぱりエッセイだ、百田尚樹のエッセ
    イとは、こりゃ楽しみだな、と思って借りた。

    ところが、違った、短編小説集であった。

    これまでの百田尚樹の本は、『永遠のゼロ』から始まって、全部読んだきた、と思う。それら全部は長編の物語だったと思う。
    だからこの本をエッセイだと思ったのかしら。

    どれも面白い短編小説ですよ。
    最後のページがちょうどページをめくってみるようになっていて、そしてその最初に一行だけで、物語を締めくくっている。いや締めくくっているというか、オチをつけている。結構ブラックなユーモアだからオチってわけでもないのだけれど。まあ、うまい手法だ。

    こういう手法をほかの本では見たことがないけど、百田尚樹が始めてなのであろうか。
    いやそんなことはないわな。こういうのってすぐに思いつきそうだもんな。
    でも結構むづかしいな。ちょうどその一行だけを次のページに持ってくる為には、それなりに数合わせをしないと無理だものな。

    でも、そういう手法が使われてなくても、結構おもしろい物語達なので、読んで見て損はないと想うのですたすたの すたこらさっさ。

  • 評判が良い理由が分かる本だった。

  • 最高に面白かったです~、最後の1ページの1行が・・・!!!
    この、オチがすごくツボでした。
    すぐに読み返しちゃう本って久々です。

    短編がいくつかなので、後半になってくると
    だんだんとパターンがわかってきて、ラストを予想したりするのだけれど
    想像どおりだったのはほんのひとつふたつ。
    予測に近かったりするエンディングであっても
    意外なひとことだったりして、すごくウケました。

    いや~楽しかったです。 ドラマにならないかなぁ。。。。
    (もぅなってたりします?)

  • 短編集で、どれも短い中に驚きの結末があって、飽きずにあっという間に読み終わりました。

  • 一軒の家の中には何でもあり、なんだね…と思わせる短編家庭内の闇話って感じかな。最後の一行に作家生命を賭けましたね!と言いたくなるような見事なオチが怖いやら、面白いやらです。(*^_^*) 百田さんってこんなお話も書かれる方だったんですね。
    私にとっては異色作「風の中のマリア」の作家さんで、また、去年の本屋大賞候補作の「錨を上げよ」でも驚かされたんだけど。

    短編の最後のページがたった一行だけ、しかも、全てページをめくってからその一行が表れる、という凝り方で、うん、これは紙媒体にしかできないことを、と百田さんが思われたんだろうな、と。

    日常生活でタカをくくっていい気になってると実はね・・と家の中から暗闇が引っ張り出されてくるような恐ろしさの本でした。
    正直、後半は息切れかな、と感じるくらい、オチが途中で見えてしまってたんだけど、それでも最後まで読まずにはいられない。うん、楽しんで読めました。
    そして、ここが百田さんのねらったところかもしれないんだけど、タカをくくってたのはこの物語の主人公たちだけじゃなくて、読者である「私」自身にもこれから先、何かが明かされるんじゃないの??と、ひたひたとした足音を感じるところが怖かったという…。

    そう、なんか、ちょっと頭を使って上手いことやろう、なんて言ったってそうはいかないんだよ、みんなお見通しさ、というささやきが聞こえてくるうようなお話ばかり。



    ネタばれです。




    一番好きだったのは、浮気性の夫が小馬鹿にしていた妻の隠し引き出しを見つけた「夜の訪問者」。
    最後の一行は「見たな」だけなんだけど、前ページで、真っ赤な文字、と記されいたそれは、非常に禍々しい映像として頭の中に飛び込んできて、ドキッでしたよ。

  • 世の中には知らない方が幸せなことがたくさんある。
    あなたの隣にいる彼女や夫。その何気ない表情の裏には恐ろしい秘密が隠されているかもしれない。

    ありふれた日常生活に隠された闇を描いた短編集だ。
    そのストーリーの最後、ページをめくった1行目に衝撃の事実が隠されている。
    実に巧妙にその1行が仕組まれている。
    キャッチコピーにもあるように、最後の1行がこんなにも衝撃的な小説はない。
    おそらくそれは、知らない方が幸せな、知ってはいけない秘密だ。
    それでも読み進めてしまう。ある意味、快感を伴ってそのラストは襲ってくる。
    この、ぐいぐいと引き込んでいく百田尚樹のストーリーテラーぶりが見事。
    そして、これまでの彼の作品には無かったブラックユーモア満載の物語。
    いつも新しい驚きを与えてくれる百田尚樹が、また新境地を開いた。

  • 最後の一行にゾッとする
    知らない事が幸福って事もあるのね。怖い怖いー

  • ちょこっと読むにはいいと思った。
    続きを想像するのも面白い。

  • ショート18編。短編と呼ぶには短く、ショートショートに比べて、ちゃんと小説の形をとっています。最初の数編は衝撃的で、ラスト一言の効果絶大、これからこの家族はどうするんだろうと余韻を引引きずりました。数編を過ぎると、普通、物足りない、拍子抜けって感じで内容が落ちた感じが・・しかし、こういうショートは待機の長い仕事中に読むには適しています(笑)

  • どの話も後味悪くて、先が気になるストーリーだった。けれど、先を知りたくないような、そんな不気味さがありました。

    お気に入りは『ママの魅力』
    お母さんカッコ良かった!

    一番怖かったのは『隠れた殺人』
    怖いと言うより胸糞悪い。

    人間の真の怖さを百田さんは上手く表現してるなと思う。

  • 一つ一つの作品がかなり短い短編集。さらさらと読めます。途中でラストがよめてしまう作品と、意外な結末で面白い~と思う作品と両方あり。心理的ホラー作品が多い。意外な結末で驚くのは「そっくりさん」。夫が寝言で男の名前を呼び同性愛者じゃないかと疑っていた妻が最後に知る事実が驚き。元夫が怖いけれど実は助けられる「再会」。タクシーに乗り込む幽霊の話と思いきや実は違う「深夜の乗客」。人生の悲哀を感じさせる本の表題にもなっている「幸せな生活」が印象に残った。でも百田さんはミステリーより「永遠の0」のようなものが面白い。

  • 気づいてはならない、その幸福な生活を続けたいなら

    人に進められて、永遠の0以来の百田尚樹作品。この本で一番すごいと思ったのは、その構成だ。どのラストも統一した構成が、この短編をすばらしいエンターテイメントに仕上げている。
    中には先が読める展開もあったけど、この話の真実は何だろうと想像しながら読み進め、あっという間に読み終わってしまった。
    もっと色んな世界を見せて欲しい、そんな百田尚樹の魅力に溢れた一冊。

  • 読み始めたときはよかったけど、パターンが同じなのでめくるたびに予想してしまうとゆうか 笑

    全部一気に読むんじゃなくて、合間合間に1つずつ読むのがいいかもしれません。

    いくつかゾッとしたやつもありました 笑

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