ぼくらは夜にしか会わなかった

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著者 : 市川拓司
  • 祥伝社 (2011年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633745

ぼくらは夜にしか会わなかったの感想・レビュー・書評

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  • 凄く凄く市川拓司。今までの作品とリンクしている感じがする。記憶が持たない小説家は『いま、会いにいきます』の巧だし、眠り続けたまま目が覚めない病気は『その時は彼によろしく』の花梨と同じ病。それらを市川拓司独特のファンタジー要素でくるんでできた作品がこれって感じ。現実感がありそうでないそんな感じの短編集。2012/184

  • やはりこの本にも純粋な愛があった。
    透き通るほど綺麗で、濁った自分を包み込んでくれる。
    欠けたところがあるからこそ、相手を大切にできるんだと気づいた。

  • 初めて読んだ市川拓司の作品でした。独特の雰囲気が漂う文章で、外の世界から切り離された、自ら切り離した自分たちの世界に閉じこもる人々を中心に物語が進んでいく。表題の「ぼくらは夜にしか合わなかった」で出てくる二人の世界感も独特だが、二人にとって安心できる唯一の世界であったのだろう。何度も出てくる大きな赤道儀のある天文台、近くの飛行場など、物語は東京西部?「今会いに行きます」「こんなにも優しい、世界の終わり方」は図書館で予約待ちです。

  • 同じモチーフの話が切り口を変えていくつか。
    まるでファンタジーの世界のような、透明な世界。
    こんなふうに心だけで生きられたらいいのにと思う。

  • 読んでいると他の拓司さんの作品を思い出す。
    設定が似ていたり、登場人物の名前が同じだったり、
    舞台になっている場所が同じところだったりして、
    拓司さんの作品をたくさん読んでいる人はそういう部分でも楽しめると思う。

    6作収録されている中で、『夜の燕』という作品が好きだ。
    たった一度の恋、別離、儚さ。
    拓司さんらしいと思ったし、
    こういう拓司作品を読みたかったんだよと思った。

  • 市川拓司、デビュー作から読んでて好きだったんだけど・・・・
    うーん、どうもだんだん心に響かなくなってきたのは歳のせいなのか、それとも。

    なんかね、心が弱い人の言い訳小説みたいに思えてしまう、とは言いすぎだろうか。

    純粋なこと、弱いことをあまりにも正当化しすぎてるようでね、少し違和感だわ。

  • ちょっと全体的に話が似通っていた気がします。

    誰もが幼い時に感じる気持ち。
    分かるようで分からない。分かってないつもりで分かっている。

    読み終わった後の余韻が好きです。

  • 過剰であったりあるいは欠乏していたり、どこかひとと違った異質さを抱え、それゆえに傷つきやすい人たちのラブストーリーだ。
    感傷的で、綺麗ではあるけれど実態をともなわない描写が続き、どうにも辟易してしまった。
    異質である主人公たち、は別にいいのだけれど、「ぼくらは人と違うから」と異質である自分を全肯定して自分の世界を閉じていくようなその被害者ぶった選民意識のようなものがどうにも鼻につく。
    もともと感傷的な作風な作家だとは思っていたけれど、市川拓司ってこんなだったかなぁと最近の作風を読んでいると思う。
    日々の生活で自分がこういった透明なものを以前のように愛せないようになってしまっただけかもしれないけれど。
    だって世の中の全部の人がこの短編集の登場人物のようだったら世界は機能しない。誰かが機能させ生産している世界に乗っかりながら「自分は傷つきやすいから」と逃げるのはずるくないか?

  • う~ん。何か同じような作風で、段々と良さが感じられなくなってきたのは私だけ?
    まあいいんじゃないですかって感じです。

  • 内容紹介
    憶えていてね、と彼女は言った。 忘れないで。 美しく純粋な魂が奏でる、せつない祈りに満ちた純愛小説集。 なにを書いているの? と訊ねると、彼女は、わたしたちの物語、と答える。 わたしたちがここにいたこと、ここで出逢い、そしてともに生きたこと、そのすべてを書き残しておきたいの。わたしたちの運命がどこに向かっているのか、それを知ることができたらと思う。でもそれは所詮無理なことよね。だから、せめて忘れ去られてしまうまえに、こうやって言葉で残しておこうと思ったの。 去り行く定めにある者たちが抱く淡い夢。記憶の中に生きること。 (「いまひとたび、あの微笑に」より)

    内容(「BOOK」データベースより)
    憶えていてね、と彼女は言った。忘れないで。―美しく純粋な魂が奏でる、せつない祈りに満ちた純愛小説集。

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ぼくらは夜にしか会わなかったの作品紹介

憶えていてね、と彼女は言った。忘れないで。-美しく純粋な魂が奏でる、せつない祈りに満ちた純愛小説集。

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