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- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634124
作品紹介・あらすじ
なぜ墜ちた? 海軍機事故の謎が、昭和の闇を斬り裂く!
血盟団事件から五・一五事件へ。
大義とは、真実とは何か? 憂国の若き熱情が燃え上がる長編サスペンス!
FX次期主力戦闘機選定問題が過熱するさなか、ルポライター朝生紀美の乗る車が不審車に追われて川に転落、大破した。彼女はある覚書を探し求めていた。昭和初年に一人の憲兵が書き残したというそれには、軍部台頭の背景にあった、帝国海軍の新型機採用を巡る陰謀が記されているという。だが、航空ジャーナリスト篠津敏道の実家に保管されていた覚書は阪神淡路大震災で焼失していた。写しの存在を知った篠津は昭和の闇を追い始め、やがて暗黒の時代を翔け抜けた若者たちの物語を知ることとなった。そこには、日本が奈落への道を墜ちていく契機となった血盟団事件当夜、皮肉な再会を果たした兄弟の、正義を求めた真摯な闘いが描かれていた……。
感想・レビュー・書評
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昭和初期、憲兵隊の主人公が、飛行機乗りだった父親の墜落死の真相を追う。軍部が台頭してきた時代を背景に5・15事件などをからめた、かなり重厚な話。登場人物も淡々としているんだけどアジがあり、一癖二癖ありそうで、興味をそそられた。また、軍用機採用のため、ライバル会社による陰謀があったという、内容もありなん。と思う。ただ終わり方がちょっとすっきりしない。またよくあるパターンだけど、現代の主人公が過去を探っていくんだけど、その流れがちょっと不自然。 あとヒロイン的な扶美さんが突然でてこなくなるのも残念。
とはいいつつ、結構飲めりこめた。もうちょっと三咲さんさんの作品は読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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