漂流者たち

  • 73人登録
  • 3.17評価
    • (2)
    • (9)
    • (17)
    • (7)
    • (0)
  • 16レビュー
著者 : 柴田哲孝
  • 祥伝社 (2013年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634179

漂流者たちの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • シリーズとは知らず。
    震災の記録だった。

  • 探偵神山の最新シリーズ。東日本大震災の被災地からの様子を刻々と丹念に追いながら進む物語。大金横領と殺人の嫌疑のかかる男性を負う神山の足取りも辛い。震災のことを描きながら、書かれているのは原発に対する思いだったように感じた。
    柴田さんの真実にはいつも恐怖が寄り添う・・・

  • 1日で読了。
    私が愛読している中では、珍しいジャンルかもしれない。ハードボイルド、もの?
    今回はとにかく神山の道行きが凄まじくて、正直、忘れてしまっていたあの震災の記憶が鮮やかに蘇ってきた。
    神山は仕事として受ければ、どんな僻地でも、たとえ被災地でも赴いていく。
    そして、自分の持てる能力を最大限に使って、その場所場所でしっかり生きる。
    その武骨さと、困難を避けない潔さが、私は好きなのかもしれない。
    旅をする神山健介が、好きだ。

  • 2015.05.18
    東日本大震災の状況を見事に書きながら、その中を失踪する議員秘書を追いかける私立探偵。震災の描写と人々の悲しみ、苦しみ切なさを訴えながら解決に向けて動く探偵。
    震災の記録としても良くわかる本だ。

  • 3月-10。3.0点。
    神山シリーズ。ある弁護士が、代議士秘書へ転身し、
    同僚の秘書を殺害の上、6千万円持って逃亡。
    逃亡先で東日本大震災に。
    大きな裏があり、秘書を追う女性も現れ。
    まあまあ。次作も期待かな。でも暗いな。相変わらず。

  • 神山シリーズ。
    東日本大震災直後の東北で,6000万円を横領して逃走している議員秘書を探す話。
    震災・原発事故のドキュメンタリィ風で,公道レースも淫らな聖女ヒロインもないが,被災地のリアリティある書き方と,救いのある終わり方はよかった。

  • 探偵・神山健介シリーズの第五作。相変わらず面白い。物語は東日本大震災の発生した2011年3月11日のいわき市で始まる。同僚の議員秘書を殺害し、6000万円を奪い、逃走した坂井保邦を追って、神山健介は愛犬のカイと共に沿岸の被災地を北上する…

    このシリーズはシリーズを重ねるたびにスタイルを変える探偵小説で、今回は大きな社会問題を題材にしている。東日本大震災、原発事故の描写がドキュメンタリー作品のようにリアルであり、現実と虚構の境目が分からなくなるほどだった。

    これだけ東日本大震災と原発事故の現実を描いておきながら、最後にどんな答えがあるのか興味深かったが、十分に納得のいく答えが用意されていた。

    また、東北地方に住む者には馴染みのある地名や店名が登場し、ストーリーの面白さと相まって、最後まで面白く読む事が出来た。

  • シリーズだったんですね。レビューを読んで始めて知りました。
    ドキュメンタリーとしては超一流。ミステリーとしては・・・?

    「金に綺麗も汚いもないさ。使い道によっちゃあ、死ぬ金も生き返る」
    名言なり!

  • 同僚を殺害し、6000万もの大金を持って逃げる男。
    逃亡中に大震災に遭遇し、男は被災地を北上する。
    震災や被災地の様子がリアルに伝わってくる。
    だが、男が殺人を犯した動機がはっきりしない。
    事件も震災もと書いた結果、詰らなくなってしまったような気がする。

  • 神山探偵シリーズ、5作目。

    元々福島を主な舞台としていたこのシリーズ。今作は東日本大震災が起きて以降の新作となる。
    あの震災が起こって、果たしてこのシリーズはどう続くのか、気になっていた。避けては通れないと思っていたが、今作はまさに震災直後そのものを描いた感じ。当時の被災地、避難所などの様子をドキュメンタリーもしくはロードムービーかのように終始淡々と描かれており、その現場をテレビの映像でしか見ていない私にとっては胸が突かれるモノであった。

    しかし、ミステリとしてはいまいち。要所要所でこんなのアリ?的な都合の良い出会い展開。男が金を持って逃げるのはいいとして、何故に北へ逃げ続けるのか、という理由づけもちょっと弱いかなぁと思う。大体、殺人まで起こっておいて、警察が何の捜査もしていないってどうなのよ?社会派的な内容の部分は良かったが、無理やりミステリと繋げてしまったがために、逆に作品の印象を落としてしまっている、、、、そんな気がした。

全16件中 1 - 10件を表示

柴田哲孝の作品

漂流者たちを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

漂流者たちを本棚に「積読」で登録しているひと

漂流者たちはこんな本です

ツイートする