子育てはもう卒業します

  • 301人登録
  • 3.53評価
    • (15)
    • (56)
    • (68)
    • (5)
    • (2)
  • 69レビュー
著者 : 垣谷美雨
  • 祥伝社 (2013年12月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634292

子育てはもう卒業しますの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 大学時代に知り合った3人の女子のそれぞれの就職・結婚・子育て・社会復帰を視点を変えながら話が進んでいく。
    節目ごとに悩んだり、友だちと比べてへこんだり、子どもの受験や就職、結婚…。いくつになっても心配は尽きないのだ。

    40代の義妹の『結局は努力次第だって、この歳になってしみじみ思います。』って言葉が腑に落ちました。
    たまには息抜きも大事だけどね。

  • 主人公3人は明らかに著者自身と同じ年齢と出身大学の設定。
    垣谷さん、よほど当時の就職難を恨んでいらっしゃる。
    その辺の恨みつらみはちょっとしつこいけれど、著者の他のいくつかの作品の軸となっている考え方が本書に集約されている感じがする。
    ぶれない著者の基本姿勢はうかがえる。

  • もうすっかり忘れてしまっていたけれど、
    確かにそうだった・・・
    少し前までは、女子の就職に有利なのは短大卒で
    四大卒・下宿・浪人の女子学生は求人票の時点で不可だった。
    就職したって女性の仕事は男性の補助やお茶汲みで
    結婚をしたら専業主婦になるのが当たり前で
    子育てだって家事だって夫は何一つ関知せず。。。
    そんな時代を生きてきたお母さんたちは、
    娘や息子に自分のような苦労をさせまいと
    必死に子育てするのだけれど
    ”少し前”だと思っていた世の中の常識は
    ”ものすごく昔”の常識になっていて
    今を生きる子どもたちには何一つ響きはしないのだ。
    でもこれって今の時代に限ったことではないのかもしれない。
    いつだって世の中の景色はものすごいスピードで変化していて
    親が語るうまく生きていくためのアドバイスなんて
    こどもにとっては役に立たないのだろう。
    親が子どもに伝えてあげられるのは
    どんなに世の中が変わっても、変わることがない
    子どもへの愛情や、思いやりや、物事の善悪だけなのかもしれないね。

  • 1978年から4年間、共学の4年制大学を共に過ごした3人の女性の、結婚と子育て、実家や嫁ぎ先の家の人たちとの関係。

    相変わらずリアルで、ぐいぐい読んでしまう。
    介護問題ほど悲壮感はないな、自分が通り過ぎた道だからかな、などと思って読み始めたが、子どもが生まれ育つにつれ、どんどん自分に近づいてきて焦る。
    彼女たちはまだ50代だが、いろいろありつつもいい人生だったのではないか。
    いっしょに「卒業式」を出来る友人がいるというのはうらやましいことだ。

    大島真寿美の「三月」も、学生時代を(こちらは短大)共に過ごした三人の女性の話。
    比べてみるのも面白い。

  • 子育て世代の就職事情とはかなりズレていて、違和感はあり。安い小説でしかない設定だと思っていたお茶汲みOLとか、嫁候補なんて感覚がほんとにあったのかと疑ってしまうくらい。

    ただ、全体を通して子育ての難しさ、
    正解のなさを垣間見た気がする。

    親が全てではないが経済環境は大きく左右する
    子供に見返りを求めるな
    夢を託すな
    自分にとっての良い子が良い人間ではない
    正解も勝ちも負けもない

    うまくできるだろうか
    うまくってなんだろうか

  • 感想

    垣谷美雨さんの本は「貴女の人生片付けます」に続いて2冊目です。

    当時の子育ての急がしかがしかった事、大変だった事を思い出しました。
    予想どうり面白かったです。

    自分の子育てを振り返ってみると失敗が沢山有り、穴が有ったら入りたいくらいです。

    良い成績を取って、良い大学に行って、良い会社に入って、良い伴侶と結婚して幸せの人生を歩む・・・と、こんな風に絵に描いた様には行きませんよね。

    子供たちは私が頼りなかったので、反面教師になったようです。(笑)

    もう子育て終了、今は毎日好きな事をして楽しく遊んでいます。

  • 1978年に大学へ入学し仲良くなる、淳子、明美、紫の3人。3人や3人の子供たちの視点から物語が語られ、徐々に現代に近づいてくる。私の経験のしたことのない、ちょっと過去の日本の女子大生の葛藤から始まって、子育て、自分たちの親や嫁ぎ先の家族の悩みが次々と出てくる。どこにでもある悩み、どこにでもある障害、そんな話だけど退屈することなく読むことが出来た。子育てを卒業するまでの話だけど、親である限り悩みは尽きないのだろうな。

  • 16歳の娘をもつ私。
    ちょっと過保護すぎるかな、という気もしていたので、このタイトルにひかれて読んでみました。
    大学で知り合った3人の女性のその後を本人や子どもの視点で描いてあるのですが
    「子育てはもう卒業」するのが、子どもが25歳の頃って…!
    特段「もう」という年でないと思うんですけれど。

  • 共感できるところ多数(笑)世代は違うけど、子育てまっただ中の私としては色々考えさせられることありました!子供には子供の考えや進む道がある…のは分かるけどやはり口を出してしまう&できれば苦労して欲しくない、安定して欲しいって思ってしまう。兎にも角にもせっかく読んだので、私も子供への介入はほどほどに、自分の道も考えようと思いました。自分の50代、どうなってんるだろう?後悔しないようにレイモンの言うように「人生楽しまなくっちゃ」

  • 地方から上京し大学入学した3人の女達が、結婚し子育ての悩みを綴る。自分の悩みにリンクする所もあり、共感できる箇所多数

全69件中 1 - 10件を表示

垣谷美雨の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

子育てはもう卒業しますを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

子育てはもう卒業しますを本棚に「積読」で登録しているひと

子育てはもう卒業しますの作品紹介

「母親として主婦として頑張ってきたけど、私の人生このまま終わりに向かうの……?」

教育費を捻出するため夫の両親と同居するお受験ママの淳子。
娘には一生続けられる仕事に就いて欲しいと願う専業主婦の明美。
親の猛反対を押し切り結婚したことを後悔するお嬢様育ちの紫。

就職、結婚、出産、子育て、嫁姑、実家との確執、職場復帰……
故郷を離れた18歳から40年、3人は悩みを語り合ってきた。 時には口に出せない痛みを抱えながら――
注目作家が、「親離れ・子離れ」を等身大で描く書下ろし長編小説。

子育てはもう卒業しますはこんな本です

ツイートする