子育てはもう卒業します

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著者 : 垣谷美雨
  • 祥伝社 (2013年12月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634292

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子育てはもう卒業しますの感想・レビュー・書評

  • 大学時代に知り合った3人の女子のそれぞれの就職・結婚・子育て・社会復帰を視点を変えながら話が進んでいく。
    節目ごとに悩んだり、友だちと比べてへこんだり、子どもの受験や就職、結婚…。いくつになっても心配は尽きないのだ。

    40代の義妹の『結局は努力次第だって、この歳になってしみじみ思います。』って言葉が腑に落ちました。
    たまには息抜きも大事だけどね。

  • 主人公3人は明らかに著者自身と同じ年齢と出身大学の設定。
    垣谷さん、よほど当時の就職難を恨んでいらっしゃる。
    その辺の恨みつらみはちょっとしつこいけれど、著者の他のいくつかの作品の軸となっている考え方が本書に集約されている感じがする。
    ぶれない著者の基本姿勢はうかがえる。

  • もうすっかり忘れてしまっていたけれど、
    確かにそうだった・・・
    少し前までは、女子の就職に有利なのは短大卒で
    四大卒・下宿・浪人の女子学生は求人票の時点で不可だった。
    就職したって女性の仕事は男性の補助やお茶汲みで
    結婚をしたら専業主婦になるのが当たり前で
    子育てだって家事だって夫は何一つ関知せず。。。
    そんな時代を生きてきたお母さんたちは、
    娘や息子に自分のような苦労をさせまいと
    必死に子育てするのだけれど
    ”少し前”だと思っていた世の中の常識は
    ”ものすごく昔”の常識になっていて
    今を生きる子どもたちには何一つ響きはしないのだ。
    でもこれって今の時代に限ったことではないのかもしれない。
    いつだって世の中の景色はものすごいスピードで変化していて
    親が語るうまく生きていくためのアドバイスなんて
    こどもにとっては役に立たないのだろう。
    親が子どもに伝えてあげられるのは
    どんなに世の中が変わっても、変わることがない
    子どもへの愛情や、思いやりや、物事の善悪だけなのかもしれないね。

  • 1978年から4年間、共学の4年制大学を共に過ごした3人の女性の、結婚と子育て、実家や嫁ぎ先の家の人たちとの関係。

    相変わらずリアルで、ぐいぐい読んでしまう。
    介護問題ほど悲壮感はないな、自分が通り過ぎた道だからかな、などと思って読み始めたが、子どもが生まれ育つにつれ、どんどん自分に近づいてきて焦る。
    彼女たちはまだ50代だが、いろいろありつつもいい人生だったのではないか。
    いっしょに「卒業式」を出来る友人がいるというのはうらやましいことだ。

    大島真寿美の「三月」も、学生時代を(こちらは短大)共に過ごした三人の女性の話。
    比べてみるのも面白い。

  • 子育て世代の就職事情とはかなりズレていて、違和感はあり。安い小説でしかない設定だと思っていたお茶汲みOLとか、嫁候補なんて感覚がほんとにあったのかと疑ってしまうくらい。

    ただ、全体を通して子育ての難しさ、
    正解のなさを垣間見た気がする。

    親が全てではないが経済環境は大きく左右する
    子供に見返りを求めるな
    夢を託すな
    自分にとっての良い子が良い人間ではない
    正解も勝ちも負けもない

    うまくできるだろうか
    うまくってなんだろうか

  • 感想

    垣谷美雨さんの本は「貴女の人生片付けます」に続いて2冊目です。

    当時の子育ての急がしかがしかった事、大変だった事を思い出しました。
    予想どうり面白かったです。

    自分の子育てを振り返ってみると失敗が沢山有り、穴が有ったら入りたいくらいです。

    良い成績を取って、良い大学に行って、良い会社に入って、良い伴侶と結婚して幸せの人生を歩む・・・と、こんな風に絵に描いた様には行きませんよね。

    子供たちは私が頼りなかったので、反面教師になったようです。(笑)

    もう子育て終了、今は毎日好きな事をして楽しく遊んでいます。

  • 1978年に大学へ入学し仲良くなる、淳子、明美、紫の3人。3人や3人の子供たちの視点から物語が語られ、徐々に現代に近づいてくる。私の経験のしたことのない、ちょっと過去の日本の女子大生の葛藤から始まって、子育て、自分たちの親や嫁ぎ先の家族の悩みが次々と出てくる。どこにでもある悩み、どこにでもある障害、そんな話だけど退屈することなく読むことが出来た。子育てを卒業するまでの話だけど、親である限り悩みは尽きないのだろうな。

  • 16歳の娘をもつ私。
    ちょっと過保護すぎるかな、という気もしていたので、このタイトルにひかれて読んでみました。
    大学で知り合った3人の女性のその後を本人や子どもの視点で描いてあるのですが
    「子育てはもう卒業」するのが、子どもが25歳の頃って…!
    特段「もう」という年でないと思うんですけれど。

  • 地方から上京し大学入学した3人の女達が、結婚し子育ての悩みを綴る。自分の悩みにリンクする所もあり、共感できる箇所多数

  • 著者の年代なら。こんな学生時代だったかも。
    そう思うと、それよりは年下だけどあたしたちの頃もそう大きくは変わってなかったのかもね。
    東京の大学じゃなかったから、気づかなかったということも多いとは思うけど。
    いつの時代も女性ってなんなの? だね。
    性別による役割分担ってなんなのかしら? どうだっていいように思うんだけどな。
    自分のやりたいことを遠慮せずグイグイやれればいいな。

  • 図書館で借りたもの。
    「親離れ・子離れ」を等身大で描く書下ろし長編小説。

    自分が失敗したから、子供には同じ思いをして欲しくないっていう気持ちがすごく分かる!
    私も、息子には安定した職業についてほしいと願ってしまう。

    1980年代の大卒女子の求人「自宅通勤に限る」にはびっくりした。
    30年前なんてそんな昔ってわけでもないのに。

  • 作者と時代が近いので、あの頃の女子大生の思いがドツボで面白かった。
    だた設定が普通からは少々かけ離れているので、やはり「お話」という感じ。

  • 2917/2/26

    受験勉強を経て一流大学に入った3人の同級生。母になってから。
    親の心、子知らず!

  • 3人の子育ての話。あんまり共感できなかったナー

  • 2016.11.7 読了


    完全に タイトルに惹かれて借りました。

    3人の女子の大学生くらいから、
    50代までの変遷が 交互に進んでゆく。

    そして、その子供たちや周りの状況も
    見えてくる。

    随所に「ある、ある!」
    「わかる、わかる!」があって、
    皆 同じなんやなぁ。。。と思ったり

    若干 私より世代が上で
    就活の状況は その子供たちの方が
    近い感じだけど、
    子育てやら 嫁姑の感じとか
    これは 辛いよね。。。とか
    今だから共感できたりすることもあったり。

    初めての作家さんでしたが、
    なかなか読みやすかった!

    タイトルの 子育てで言えば、
    もう ある程度になると
    子育ては 見守るしかないよね、って言葉
    ほんと そうだよね。。。
    どうにかしてやりたくても
    本人がしないと どうしようもない問題だら
    け。。。
    最近 それに ぶち当たってます。。。

  • 子育て中の人に読んでほしい。そして感想を話し合いたい。子育てってなかなか卒業できないんだろうなあ。まずは自分が子どもに恥じない生き方をしないと。

  • 初めて行った図書館で、ふと見つけて手に取りました。

    私も今子育て真っ只中なので、明美、淳子、紫の気持ちがよくわかりました。
    この年になると「手に職」を持ってることがどんなに強みかがよくわかるので、娘にもついつい明美のように「看護師さんはいいよ」とか言っちゃいます……。

    子供のことは、いくつになっても心配なんだろうなあ。
    ということは私の両親も、いまだに私のこと心配してるんだろうか……?

  • 初めて読む垣谷美雨氏の作品。
    3人 4年大学を卒業してから、就職、結婚、子育て、嫁姑問題、実家との確執、に、子供が自分の手元から、巣立っていくまでを、描かれている。

    若い人が読んだら、昔はこんな時代だったと思うだろうし、同世代の人が読んだら、そうそう、私たちの時はこうだったんだと、、、
    もう少し年長の人だったら、今の時代との境目だったから、女性の大学進学、就職や、結婚も、自分の好きなようにならなかったと、思いながら読んだと思う。

    皆一人一人に個性があり、子供たちも親の思う通りに成長してくれているが、大学を卒業してしまうと、進む道を自分で、模索しながら、歩んでいく姿が、今の時代なのだと、、、

    『子育てはもう卒業します』と、宣言しても、やはり、自分のことばかりを出来ない世代だと思う。

    案外共感するところがあったので、この作者の本を読みたいと思った。

  • 三人の地方から出てきた女子大生のそのごの子育て。いろいろ大変。

  • もう何冊も読んだので、あぁまたかという特に先が気になって気になってということもなく。垣谷美雨の安定感をみた。
    でも、結構みんな波乱万丈なのね。
    景気のいい悪いはあっても、転職するとか事業をたちあげるとかやっぱり特殊なことだと思ってしまう。
    ちょっと給料がよくなって住宅ローン一括返済とか、熟年モデルとか。
    ま、みんな精一杯生きてる。
    息子二人にブチギレした時は痛快。

  • 大学時代の友人同士、三者三様の子育て事情。
    相手と比べつつ、けっこう幸せかもと気づくのはいつものパターンかな。
    年月をかけて描写しているので、嫁姑とか親子とか、人間関係や登場人物の心境の変化にも納得。

  • 子育て卒業カウントダウン世代。
    タイトルに惹かれました。

    ごめんなさい。先に謝ります。
    共感できなかった。


    大学時代からの友人3人、それぞれの暮らしを、学生時代から描いています。

    1978年、大学に入学する3人。
    地方から上京、4年生大学を卒業はしたが、女子の求人は「自宅通勤に限る」
    就職で男女差別がまかり通っていた時代。
    なんとか就職するも女性の仕事は腰掛け扱い。結婚して専業主婦に。

    三者三様の暮らしぶりではありますが、なんのかんの言いながら、そこそこ恵まれた生活をしているように感じます。

    子育てが始まり、教育費の捻出に苦労し、学力や個性に悩み、将来を心配し、必死にやってます。

    然し、子供達には子供達の個性や人生があり、思ったようにはいきません。

    就職で差別され、古い考えの親や姑に辟易し、家庭の運営に夫は一切関わろうとせず。
    さほど年の違わない専業主婦の私にも、頷けるエピソードは沢山ありました。

    彼女達なりに、その時その時を精一杯生きているのはよくわかるのですが、似たような話は、いくらでも身近にありますので、友人の愚痴を聞かされてるような気分で読みました。

    その意味では、とてもリアルなのだと思います。
    しかし、教えられたり、気付かされたり、子育て卒業万歳!といった爽快感も感じられませんでした。

  • 同じ作者の「優しい悪魔」を返却しに行った時書棚にあるのを見て、その衝撃的なタイトルに思わず手に取ってしまった作品。1976年に地方から東京の大学生に進学した同期の女子3名の30年余りに渡る交流と、その間の育児や家族にまつわるもろもろのお話。3人それぞれがその時々に抱えてる様々な悩みー受験や就職や経済的な問題や夫実家義実家近所との軋轢等等を読んでるうちに、私も本気で腹が立ったり、ハラハラしたり、もらい泣きしそうになったり、まるで親しい友達が急に3人もできて一緒に話を聞いてるみたいで楽しかった。
    子供のために進路についてついうるさく言ってしまう親心は手に取るように分かるけど、母親にこんなこと言われたら子どもはウザいだろうなと反省→じゃあどうすればいいの?過剰な期待やコントロールかけるのはダメだろうけど、全部が一昔前の価値観の押し付けなの?何も言わないで本人に任せておけばいいの?と、現在も子育て真っ最中ゆえに極論に振れてもやもやしたりもしたけど、55歳になった彼女達が子育てを振り返る場面を読んでなんだか気が楽になった。親が子供のことでああでもないこうでもないと試行錯誤して悩むのは当然のことだし、結局のところ正解もないんだなぁと。今の自分がいる場所をちょっとだけ上から俯瞰して見たような気がした。
    いろいろと考えさせられた。

  • 子育て卒業は、子供が自立&自活してからよね・・・。
    早く卒業したいものだわww

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子育てはもう卒業しますの作品紹介

「母親として主婦として頑張ってきたけど、私の人生このまま終わりに向かうの……?」

教育費を捻出するため夫の両親と同居するお受験ママの淳子。
娘には一生続けられる仕事に就いて欲しいと願う専業主婦の明美。
親の猛反対を押し切り結婚したことを後悔するお嬢様育ちの紫。

就職、結婚、出産、子育て、嫁姑、実家との確執、職場復帰……
故郷を離れた18歳から40年、3人は悩みを語り合ってきた。 時には口に出せない痛みを抱えながら――
注目作家が、「親離れ・子離れ」を等身大で描く書下ろし長編小説。

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