- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634377
感想・レビュー・書評
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バブル景気を味わったバブル山元とバブル崩壊後の不景気とともにいろいろ感じながら育った美結。確かにお金の使い方や興味を持つことに違いが大きく出るんだろう。私はバブル山元と同い年で旅行もお買い物をするのが楽しみだったり、どうせ何かをするなら大胆にと思ったりする。だからと言って美結の考えてることに?と思うことはなかった。結局、女の子は女の子。人から愛されたいとかこの人が好きって言うときの臆病になる気持ちは可愛くて愛おしい。
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バブル世代の40代・山元と、不景気チルドレンの20代後半・才川。
いずれも独身、彼氏ナシの対照的なふたりのOLが表面上は当たり障りなく、しかし内心では互いに互いを馬鹿にしあいつつ今の自分の生き方にも悩んだりする年代ギャップをコミカルに描いている。
山元の押しの強さも才川の本当の自分を誰か見つけて愛して願望もそれぞれに痛々しくもありおかしくもあり、さらりと読めた。 -
アラサー女とバブル女のジェネレーションバトル。
「何事にも積極的じゃないとだめ」と押し付けられることに苛立ちを感じるアラサー女と、若さを活かしきれないアラサー女をもどかしく思う自己中心バブル女。
アプローチ方は違えど二人とも自分のしあわせを引き寄せようとしていて、先にしあわせを勝ち取ったバブル女が最終的にはアラサー女の背を押す。
勢いがあって読みやすかった。 -
バブル女を恨む、は当てはまらないけど、自分に対してがんじがらめになる感じはちょっとわかる。イケイケ、バブル女。羨ましい。
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若い頃バブル時代だった里佳子と、生まれた時から不景気だった美結。反発しあう二人の心の声が重くて暗い(--;)こだわりの方向が違うだけで、実はこの二人似た者同士なんじゃあ…(^^; 最後は二人でじっくり話あって少し和解(^^)もし続編が出るなら「書店ガール」の二人のような最強コンビになりそう(^^)v
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なぜか、68年生まれの里佳子より85年生まれの美結のほうに共感できた(笑)。バブルの頃にバブリーな生活をあんまりしてなかったからかな…。
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自らを「○○世代の私たちは...」と思うことがあるのかな私はない。
2人のどちらにも共感できず。