- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634520
感想・レビュー・書評
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2022.1.8-478
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数年ぶりに別居する息子と二人で、荒川沿いの酒蔵を訪れた赤羽中央署生活安全課の疋田努は、若い女性の水死体を発見した。
遺体は女子短大生とすぐに判明、スクリュー痕でかなり傷ついていたが入水自殺と思われた。
だが、遺体の胸に刻まれた謎の刺青文様が気になった疋田は、独自に捜査を開始する。
浮上したのは、短大生が手術を受けていた美容整形外科だった。
張り込み中に院長が患者らしき女性と口論する姿も目撃されている。
ここはいわくつきの病院なのか。
ところが、院長に焦点を絞った矢先、今度は院長が失踪してしまい…。
(アマゾンより引用)
何かちょっと無理やり感がある気がする。
3の焼印で何年も昔のことがそうそう思い起こせるかなぁ?
たとえ当事者でも -
疋田はある日、離れて暮らす息子の慎二と、久しぶりの休日を過ごしていた。
しかしその最中に通報があり、現場に駆けつけると、水門で女性が亡くなっていた。
当初自殺と考えられていたが、女性の胸元には「3」と読める痣のようなものがあった。
ここから大きな事件があらわになっていく。
医療過誤。
それはあってはならないことだ。
しかし人がなすことに絶対はない。
それが事件の発端だった。
責任の所在はどこにある、誰が悪いんだ、俺は、私は、そんなに責任ある立場じゃない、だってあの人がちゃんと見ないから......!
人は誰かを貶めることで自己保身に走ろうとする。
その結果、スケープゴートにされた人は、激しく怒りを燃え上がらせた周囲の人間に、地獄の業火で焼かれるが如く。
責任を明確にすることはもちろん大切なことである。
しかし組織で動いている以上、誰か一人だけが、特別な権限もない一人だけが、すべての責任を負わねばならない、というのは間違ってはいないか。
自分は関係ない、そう言い張る者に、本当に一抹の責任はないのだろうか。
責任問題だけを追い求めて、もっと大切なことを忘れてはいまいか。
本書は則り、殺人、医療過誤が複雑に絡まりあうため、わかりにくいと感じる場面もあった。
また、何が「侵食」なのか私にはわからなかった。
「責任」で社会が揺れる今、本来の目的ではなく、生贄だけを求める風潮がある。
我々は、この物語の主題を他山の石として考えるべきではないだろうか。 -
ちょっと無理があるかな
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ちょっとね。ぶっ飛び過ぎですよ、これ。衝撃的以上。にもかかわらず。淡々と語られて事実が明らかになっていくのもホラーといえば、その通りで。
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そうまでして復讐を・・・。
人生狂わされたんだから、その気持ち
わからないでもないけれど。
わざと話を複雑にしてないですか?
あと少しで真相に近づきそうと思ったら、
スルッとすり抜けてしまうので、何度か
「またお預けかぁ〜」という気持ちに。
そのたび、ちょっとイラッと・・・。