ふたり姉妹

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著者 : 瀧羽麻子
  • 祥伝社 (2015年5月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634667

ふたり姉妹の感想・レビュー・書評

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  • 素敵な”人生の夏休み”でした。

    姉妹。姉弟。兄妹。兄弟。
    それぞれの立場で、感じ方は違うんでしょうね。
    私は姉だからか、どこかしら聡美の目線で読んでしまった。

    仕事が忙しいからと、めったに実家に帰ることのなかった姉、聡美の突然の帰省。
    何かあったに違いないと心配するも、尋ねることのできない両親。
    それを何のてらいもなく聞ける妹、愛美。

    聡美は妹を、愛美は姉を、互いに羨ましいと感じながら、
    間もなく結婚する愛美の提案で、夏休みの間だけ二人の部屋を交換して生活。
    その結果、自分の足元を見つめなおすことができて、また明日からがんばれる!

    この取り換えっこ、実際にできたらすごくワクワクしちゃうだろうなぁ~

    「お姉ちゃんなんだから」
    幼い頃、親からこう言われることがとても嫌だった。
    でも、弟に言わせたら「お互いさまだよー」ってとこなのかな?

  • 上昇志向が強く、東京でバリバリ働く姉。
    懐に入りやすく、地元で結婚間近の妹。
    相反する姉妹が、期間限定でお互いの居場所を入れ替える。
    姉のほうに共感しながら読む。
    壊れていた姉が変わっていく過程に、ぐっとくる。
    ぶつかり合って初めて、相手の良さに気づいていく。
    読後感もいい。

  • 田舎での生活を選んだ妹と対照的に都心で働く姉として、聡美の気持ちがよくわかる。柏木に甘えられないところも含めて。まぁうちは妹とは歳が離れていて娘のような感覚すらあるので、ふたりのようにはなることはこれからもないだろうけれど。ただ、何かあっても姉妹だよなと思う。
    柏木も公太も完璧ではないけれどいい男で、きれいなハッピーエンドだった。

  • 【あらすじ】
    東京の製菓メーカーで企画職として働いていた29歳の聡美が久しぶりに故郷に帰ってきた。実家を出たことがなくずっと田舎暮らしの三つ下の妹・愛美は、この機会に姉の家で都会の暮らしを楽しんでみたいと思い立つ。部屋を貸すことを嫌がる姉や困惑する婚約者を説き伏せて、愛美は東京に発つが、聡美の家で姉の恋人と遭遇。プライドが高く向上心の強い姉の突然の帰省を訝しんでいた愛美は彼に探りをいれてみることに。聡美が実家に帰ってきた本当の理由とは――? 『うさぎパン』の著者が贈る、人生の夏休みの物語。

    【感想】

  • 姉の生き方は息がつまる。妹は姉を羨ましく思ってもなんだかんだいって自分の生き方が好きだろう。妹の方に共感するのは私が妹だからか。姉はいないけど。

  • 職場で自分の考えを押し付けすぎて、年下の女の子にはめられ田舎にもどってきた姉、聡美。

    突然帰省した姉の代わりに、刺激を求めて東京に行った、結婚を控えている妹
    愛美。

    向上心の塊でありながら
    自分にも他人にも厳しい聡美と、
    愛嬌で器用に生きてきた甘ったれの愛美の

    正反対な性格だけど
    互いを思う気持ちは同じふたり姉妹。

    ふたりとも、極端だわん。
    公太と柏木さんの正反対も
    人間って、いろいろなタイプがいるんだなあと。

  •  柏木さんの物語が、読みたいな。

  • 東京で働くキャリア志向の優等生の姉と、田舎に残り、そのまま結婚が決まったマイペースな妹。
    仕事上のトラブルから突然帰省した姉と、東京に憧れる妹は、期間限定で生活を交換することにした。

    隣の芝生は、的な話ではありますが、姉妹間の微妙な感じが分かるような話でした。
    私も姉妹ですが、近い立場だからこそ、わがままも言えるし、お互いの気持ちが分かるし、変に勘ぐると言うのは心当たりあり。

    聡美の出来事はきついですね。
    サナエみたいなタイプに、男性は騙されるんだな。

    柏木さんの、ルビーとサファイアは同じ石という話が、最後に効きました。

  • 東京に出てバリバリ働くが挫折を味わい負け犬意識で帰郷する姉、地元で働き地元の幼馴じみと結婚するため寿退社したばかりの妹、ふたり姉妹の物語…
    って大阪文化圏にずっと住んでる男3人兄弟の長男な俺が読むには、環境と設定が違いすぎる小説だった。

    姉妹ってスゲーなと、価値観や生き方が違っても、簡単に部屋の貸し借りとかできるんや。男だからか、俺の個性かは分からんけど、俺の部屋(それも私物まんま残し)に1か月俺抜きで泊らせるなんて、俺は無理。俺が入るとき遊びに来るんはエエけども。

    この他、男兄弟と女姉妹の文化ギャップに驚くのが精一杯で、物語の核心部であろう、姉・妹それぞれに対する感情移入にまで意識がいかなかったのは非常に残念。この本、女性かせめて姉妹のいる男性が読まないと値打ち分からないかも知れない。

  • 章ごとに、交互に、姉視点、妹視点で語られる。
    一回ごとに答え合わせが出来るようで分かりやすい。
    しかし、姉妹ならではだな~と思う。
    他にも、姉妹物はいくつか読むけれども(我が家にも姉妹がいるし)、お互いに対する思いはけっこう複雑なのだ。
    男兄弟は単純だから、出来の良しあしでコンプレックスなどはあるかも知れないが、こんなにお互いを観察して分析して、親の可愛がりようもついでに分析して…などということはしない。
    だから、兄弟では多分こんなふうに一冊の小説になったりはしないだろう。

    早くから田舎を出ることを望み、努力をし、東京で仕事に就いた姉。
    親元で十分幸せなんだから、経済的にも、このまま周りの友達がみんなしているように、早く結婚して、子どもを作って…と思って来た妹。
    ひょんなことで姉が実家に戻ったところから騒動が…

    なんとなく、童話の「いなかのねずみとまちのねずみ」を思い出しますね。
    そして、妹は、大人になってはしかにかかった…ような状態で。
    彼氏たちも、ステレオタイプではありますが、良いんじゃないでしょうか、どちらも可愛げがあって。

    しかし、愛美は…こういう子いるよね~
    聡美も硬すぎる面もあるかも知れないけれど、私は聡美の方が好きです。

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