秋霜

著者 :
  • 祥伝社
3.72
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本棚登録 : 167
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634940

感想・レビュー・書評

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  • もう一度。再読せねば、と、思う。

    春雷

    アタシの中でサラリとトーリ過ぎてしまった。
    鬼隼人‼︎
    こんなに、存在感もたせた。続編‼︎

    あまりにもの悪代官⁉︎話が出てきたかと、思いつつ…
    読み応えありましたぁ。

    楓さんの言葉は響いてくるぅ。
    そして、届くの小平太にぃ。

  • 春雷の登場人物のその後と新しい物語が楽しめる。前の三作は強烈な個性をもった武士が主人公だったけど、今回はそうではなく、味わいが違ってこれもよい。

  • 「蜩の記」 これは いい
    「潮鳴り」 これも いい
    「春雷」 また これも なかなか
    と 読んできてしまったのですが…

    「春雷」の続編とも言うべき
    羽根藩シリーズ 第四弾
    「秋霜」も
    かなりの 期待を持って読み始めました…

    あれっ
    なんとなく
    腑に落ちないなぁ…
    なんとなく
    もっと 真に迫るところが…
    感が最後までつきまとってしまう

    もし この
    「秋霜」だけを 読んでいたら
    さすがに 葉室麟さんだな
    と 思ったかも 知れません
    前作品たち(特に「蜩の記」)が
    特に心に強く残っているので
    こんなふうに 思ってしまうのかも
    知れません

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    一揆から三年、豊後羽根藩の欅屋敷で孤児を見守り平穏に暮らす楓の許を、謎の男・草薙小平太が訪れる。彼には楓の元夫で、大功を挙げた後、藩主・三浦兼清の旧悪を難じ上意討ちに遭った前家老・多聞隼人と因縁があった。だが、楓と出会った刹那、小平太の中に一つの想いが芽生える。やがて兼清の罪を断じ羽根藩の改易を目論む幕府の巡見使来羽の時が迫る中、旧悪を知る楓たちには藩の魔の手が…。

    平成29年12月6日~7日

  • とうとう臥雲さんも…そうか…
    子平太かっこいいな…
    楓さんが2人の気持ちに気づいていたところに驚いた…
    兼清おろかだな…兵衛は結果的に良い人だった本心を全然見せないから…佐十郎も良かった。
    人間味あふれる人が集まっているから、その分自分の周りでも考えてしまう

  • 春雷を読んでから、秋霜を読みました。話の流れが懐かしく思い出させて、感涙してしまいました。お勧めします。

  • 2022.03.29
    久々の武士道かな。
    なんとかなって良かった!一時は諦めたが•••。

  • 江戸時代のそれぞれの階級の人間模様を描く。

  • 秋霜の意味→きびしいこと
    タイトルの秋霜とは家老の兵衛のことだったのかなと思った。

  • 歴代の羽根藩主はろくでもない。
    隠居したにも関わらず、百姓娘をかどかわし、巡察使の目につくことを恐れて、無実の人を害しようとする。
    小平太が兼清を暗殺していれば。臥雲が死ぬ必要はあったのか。時間稼ぎになったのか。全員で逃げれば。主殺しせずとも主君押し込めで良かったのでは。所々疑問。
    楓殿が前を向いたのは良かった。

  • 2018.1.18

  • 2017.1.12

  • 共感できる人物がいないな。

  • 葉室麟の羽根藩シリーズは最高ですね!今回の話は、多聞隼人の話の続編的な内容となっていて、隼人の志を引き継いで生きる人たちの姿や、それに対峙する役人との対決図式、武士の宿命など、心打たれる内容ばかりで、素晴らしい物語でした。
    最後のオチも感動的で良かったですね!
    また、羽根藩シリーズの続編に期待したいところですが、さすがにもうネタ切れですかね?

  • 葉室麟のこの傾向の小説は、一度はまると抜け出せない。

  • 羽根藩シリーズ、とのこと。「春雷」の続編。
    登場人物の相関図を思い出せなくて(^_^;)
    楓様がついに幸せになれそうなことが、うれしい。

  • 一気に読ませる力がある作品 理不尽な人生でありながら、懸命に生きていく人々を力強く描いている 自分の信じる道をひたすらに突き進む下級武士の生き様は、周りの人々に力を与えて行く

  • 豊後・羽根藩シリーズ第4弾。なんか聞いたことあるような話が出てくると思ったら『春雷』の続編だった。臥雲、玄鬼坊あたりはかろうじて記憶にあるけど、白木立斎ははっきり言って記憶なし(笑)。臥雲の最期や、小平太と楓の再会の場面はよかった。

  • ▶︎購入2016/05/17
    ▶︎2016/06/04-06/04
    ▶︎日本人に生まれてよかった。このようなDNAが私にも流れているのだ。秋霜烈日の血が。

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著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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