波濤の城

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著者 : 五十嵐貴久
  • 祥伝社 (2017年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635329

波濤の城の感想・レビュー・書評

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  • 「炎の塔」に続くパニックサスペンス。嫌です。ものすごく嫌です。船なんて絶対に乗りたくない、と思ってしまいます。でも読む手は止まらないので、夜更かし覚悟で。
    船の事故には不可抗力な部分もあるとは思うけれど、これはもう完全な人災。自分の都合と利益ばかり考える人たちが腹立たしくって仕方ありません。そんな中、海難事故のトラウマを抱えつつも誇りをもって動く客室係がもうなんともカッコいい! 一応物語の主役は、前作でも登場した神谷夏美なんだけど。私としては北条が主役のような心地で読んでしまいました。彼がいなければさらにとんでもない惨事になっていただろうし。間違いなくMVPでしょう。
    他にもいろいろな事情を抱えた人たちの人間ドラマも読み応えたっぷりでした。だいたいどの人が助かるのかは予想がつくところもありましたが。それでもどきどきしっぱなしの一冊でした。

  • ダイハードっぽい本は息を詰めて一気に読んでしまう。映画化は無理かしら。

  • 日本版「ポセイドンアドベンチャー」。
    巨大豪華客船がトラブルに見舞われる様を描くパニックストーリー。
    この手の小説が大好きなので一気に読んでしまう。きちんと期待に応えてくれる筆力はなかなかのもの。
    結局のところ、災害は人災なり。

  • 神戸港から韓国・釜山まで運行する豪華クルーズ客船、レインボー号。11階建ての巨大船に休暇旅行で乗りこんだ消防士の女性二人組、海難事故を経験したアル中の元船員、友人の殺人を任じられたヤクザ、船舶オタクのヒキコモリ、末期癌に罹患した僧侶、種子島にカジノを誘致しようとする国会議員、自身の地位と名誉にこだわる船長、もういかにも何か起こりそう、という登場人物がわんさかと登場し、まあもう本の装丁通りに何か起こるわけである。
    パニック映画、というのがあとがきに出てくるけれど確かに映像向きそうな話。
    イイモノとワルイモノがはっきり分けられているし。
    ひねりや謎があるわけではないけれど、わかりやすく読みやすい。

  • 楽しめました。

  • 女子消防士シリーズ2作目。豪華客船のパニック小説。主人公がスーパーウーマンでないところがいいな。後一作が楽しみ。 2017.11.7

  • 全然知らずに読み始めたが、2年前に出た「炎の塔」の続編。作者あとがきによると「神谷夏美3部作」の2作目なのだそう。
    社運を賭けて、台風が接近する中、出航した豪華客船レインボー号。乗客には秘密で航路を変更した挙句、最大級と言われる台風の中で走行を続け、座礁し、走行不能に…乗客として乗り合わせていた夏美は、救助に奔走する。
    終始描かれる船長・山野辺の身勝手さにイライラが募る。公共交通機関が全てこういうエゴの元に運行されていたら…と不安になるし、セウォル号の事故をどうしても思い浮かべてしまう。
    作者も明言しているが、前作は「タワー・インフェルノ」、今作は「ポセイドン・アドベンチャー」をイメージしているらしい。今作で夏美が救助する様子は映画「海猿」のシーンとも重なり、全体的に既成感が強く、新鮮味はないのが残念。

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