- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396764067
感想・レビュー・書評
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詩集のような短編集。イカすジャケット!
「純粋にキスできないような相手とは
するもんじゃないと思うし
純粋なキスってのは
すなわち愛だと思うんだけど」
「あたしはそいねしてるだけで
充分キモチよかったりしてさ」
『その鮮やかをどうやって忘れたらいい?』
松本大洋的!
『いかにクダラナクて又、
いかにそれがシアワセか』
カッコわるくて、かわいいの
『『『友達のおしまい』』』
話すことないね なにを話そうか
あたしたちは ただ口をふさぐためだけみたいに
タバコを吸う
会話はぜんぜん につまってませんよ
リラックスしていて とても楽しいですよ
っていう顔をして
だけど吸いガラの数は正直だ
むかしはよかったね
『ライフプランニング』
だって生臭い生活感は
それだけで強いと思ったんだもん
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所謂少女漫画、の対極にある感じの絵柄。小野ナツメさんとかもだけど。
美大生っぽい。
男とか女とか、気だるい感じ。 -
読んでて痛い。リアル。わかってるんだけどね、、っていう。
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10代一番最初に衝撃と、初めて切ない気持ちと大人への憧れを持った今でも大切な一冊。
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エモすぎてわかんない。
一種のプロポーズのようなもの
の話が好きだった -
とりあえず、作者の名前が「なななん きりこ」ってすごい。
セックスを覚えた、20代くらいの女性が主役の短編集。
女性目線で、リアルながら淡くてせつない感じ。
これが好きな女性には、映画なら『ブルーバレンタイン』 『チェイシング・エイミー』 『さようならみどりちゃん』、小説なら 『ナラタージュ』(島本理生) 『トパーズ』(村上龍) 『刺青・秘密』(谷崎潤一郎)を読んで、男目線のせつない性を知ってほしい。 -
"その鮮やかをどうやって忘れたらいい?"と"ライフプランニング"が好き。魚喃キリコの描く女性のくるぶしが骨ばった足と靴が大好き。
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魚喃さんの作品は絵ももちろんだけど、それよりも文章を楽しむって感じがして、漫画なんだけど詩的感覚、小説的感覚を覚える。
恋愛ものもとても良かったけど、「友達のおしまい」が一番印象的だった。昔は良かったのにね、と思ってしまう時がいつか来るかもしれないと思うと寂しい。 -
20歳位の時に読んで、登場人物と自分が重なって切なくなった。
今、読んだら何を感じるかなあ。