サプリ 7 (Feelコミックス)

  • 祥伝社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396764401

感想・レビュー・書評

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  • ミナミとサハラのドラマはこの巻では少し安定。代わって浮上してくる柚木とコーエツの関係の揺らぎ。フリーでクリエイターで…という仕事上の立ち位置が同じでも、「認められてる」と感じられるかどうかは大きな要素となってしまう。恋心とは違うステージでの嫉妬や動揺…ツライよなぁ。これまでがとてもいいバランスを見せていた2人だけに、何とか持ち直してほしい。

  • ミナミが佐原さんのことを、「おとなしい大型犬みたい」
    と思うところが可愛い。
    お互い忙しいからこそ、同じ部屋にいてそれぞれ作業をしていて
    ミナミの邪魔をすることもないのはなんだか良い。
    仕事だからと家を出ようとすると、自分も一緒に出る
    と佐原さんが言うところも良い。
    敢えて合鍵を渡さないところで保たれるバランスもある。

    新人がOJTが終わるからとミナミと飲みに行って
    そこで相談したいことがある、と言うのが
    罠にはめようとしている感じで嫌悪感が募る。

    スタイリストの斎藤さんはとても恰好良い。
    「”もう1回探しに行け”って言わないところが
    あなたを信用している証拠だと思ってね」
    というストレートな言葉も好きだ。
    映らないかもしれない小物にも拘りを持ち、
    気に入ったものがなければ染めなどの作業から自分でして
    作ろうとする。
    「気になるところ残したらプロの仕事になんないんだよ」
    と言って。
    本人が言うとおり、「流す」のもプロだ。
    スタイリストがこだわることで現場に迷惑がかかるなら
    それはただのわがままでもあるし
    流して効率良く映る部分が最高ならそれでいいのも
    それはそれでプロで、やり方が違うだけなのだ。

    誰かが自分を名指しで頼んでくれる。
    それだけだけど、頑張れる。
    あんたでよかったって思ってもらうためだけに。

    他人の時間拝借するのに嘘をついてはいけないと叱るミナミだが
    正直もっと怒っても良いと思うし、「宮内さんごめん私」と謝ろうとしたのも
    ちょっと疑問だった。ミナミらしいと言えばらしい。
    「意地悪で言うけどそういう男よ よろしくね」という斎藤のセリフが
    意地悪なのだけれど恰好良い。
    仕事ってなるといい顔するね、という評があったが
    その分宮内の方が新人よりまだマシな印象。
    9月から正式配属で片桐なんぞのチームになってどう
    将来出世するのだろうと思うが、どうでも良い気持ち。
    全く好きになれる箇所が無いキャラだった。

    若い子向けだからと柚木さんを切ろうとするが
    その理屈ならおまえのようなおっさんの意見が一番いらないのでは
    と思ってしまった。
    金額と扱い易さで切り捨てられるのはしんどい。
    今は一緒にいて欲しい時なのに、いてもらえないのもしんどい。
    別にいますぐってわけじゃないけど、次の仕事見つけないとな、10年後20年後に食ってけないから
    と言う柚木さんが切なかった。
    ミナミが「食ってける」「ぜったい大丈夫」「私は仕事出す」って言うのが
    実際なんの根拠になる訳ではなくても
    言われて嬉しい言葉だと思う。

    無意識なのにいつの間にか泣いていて
    理由を考えたらコーエツが作ったCMだった、
    コーエツのCDだった、みたいなのがリアルだ。

    営業に転職した新川さんの、わざとずぶ濡れで追いかけて
    傘を渡す策略もすごいけれど、
    いい人だね、と素直なミナミに対して策略だとわかっている柚木さんが恰好良い。

    ”好きを仕事に選んだ それ以外何もない”
    ”もしかしたらここからを本当のプロっていうんじゃないか”

    柚木さんの帰りを待っていて、「仕事全部終わらせてきた!ちゃんと話そう!」
    と言ってくれるコーエツさんにちょっとほっとした。頑張って欲しい。

  • たまに真実が入るとこが苛っとする。
    言い当てられてる気分だから。
    コーエツおっとこまえ~

  • サハラがだんだんいい感じになってくなー

    2012.6.6読了

  • サハラさんいいな。ようやくイラつかない男キャラ。元カノのできるスタイリスト()の言動すべてイラつくわろた

  • 藤井とサハラの元カノであるスタイリストとのやりとりが小気味いい。

  • 「でも天才じゃないからね。
     人よりがんばるしかないの。
     それ以外に結果を出す方法はこの世にないのよ」

    斉藤さんも素敵だ。
    1巻の時も好きだなって思った。

  • 柚木、好きです。

  • プロの仕事っていろいろな形がある

    そんなお話が載って、修羅場だけど、一番好きかも


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著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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