HER(Feelコミックス)

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  • 祥伝社 (2010年7月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396764968

HER(Feelコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • あ〜、女だなぁ。どうしようもなく。
    いくつになっても女は女。ドロドロしていて醜くて狡くて無邪気で可愛くて。

    自分の方があの子より美人なはず、お洒落なはず、なのに選ばれない、とか、

    歳をとることが怖くてたまらなかったり、

    自分にはないものを持ってる相手を羨んで歪んだり、

    学校の中で浮かないようフツウの子を演じたり、

    色々な「彼女」たちのお話。
    男ウケと女ウケの違いとか、浮気男の言い分とか、うまいなー。写真家かっこ良すぎ。

  • 「女は醜く、男は愚かだ」
    きっと男女の違いを実感するたびに思い出しては噛みしめるんだろうなー。
    女って察してちゃんで、そのくせわかってもらえないって怒る。
    男の好みに迎合する女を嫌悪するくせ、選ばれないことを嘆く。
    みんなと違うのが怖くて、みんなと一緒にされるのも嫌がる。
    ばかみたいだけど共感した。共感っていうかもう痛かった。
    一生持っていたい漫画です。

  • 女子の、女子による、女子のための、お話。

  • 他のヤマシタ作品(BL)でも使われていた
    『あなたがあたしを好きになったら、あなたを選ぶ準備はできていた』の
    台詞が最高に良い、好き。傲慢だけれど、時々こんな風に考えることがある。

    男受けしない素敵な靴が履きたいけれど、誰かに愛されたいお洒落女子。
    年をとって、何かを選び捨てなければいけない事が怖い美容師。
    周りから浮きたくないけれど、フツーに息がつまる女子高生。
    昔見た母親の不倫を、ぶつけることも忘れることも出来ない地味な娘。
    自分にはないものを全て持つ女友達への憧れと嫉妬で、ぐちゃぐちゃな愛され系OL。

    女の人が幸せになるには色々なモノが必要で、
    何かが足りないと、あっという間に足元をすくわれて不幸になる。
    そんな欲深くて醜い女を救うことが出来るのは、
    女の複雑さや怖さを、まったく理解していない
    愚かな(だけど明るくて優しい)男の愛だけなのかもしれない。

    だから・・・
    人の話を全然覚えていなくても、
    脱いだ靴下を、洗濯籠に入れなくても、
    帰宅して開口一番「ごはんは?」と言われても、

    ・・・ちゃんと愛してくれているのなら、許してやるよダーリン。

  • イラストも可愛いし
    さらっと読めてそれぞれ共感できるひとコマもあったけれど、
    なんというか、浅い。。。。

    ストーリーが強引に畳み掛けるように進んでゆく様子が、
    なんだか浅くて期待しすぎていた感。

    切り取ったエピソードやテーマなんかは解るのですが。
    でも、ちょっとどこかが鼻につく。

  • ほんと女ってめんどくさいしわけ分かんないし可愛いけどちょいちょいあざといし計算高いのに肝心なところで整合性なかったりするしもう!!!っていうお話。女子は概ね共感するし、男子は「あーこういう女いるよな」もしくは「女ってこんななのかよ」って思う気がする。
    思うことは色々あれど、ここまでわかりやすく女子の女子的な側面をずばっと書ききるのはほんと才能だなあと思いました。なんだかんだ面白いと思うのは私も女だからか……。

  • ヤマシタトモコつまらん考察を続けてきたけどこの本は「つまらなくてまともに読めない」ほとつまんない。よって★1。あまり考察もできない。総評としては読む価値がない。これ読むくらいなら「愛すべき娘たち」でも読んだ方がマシ。
    でも一応一話の感想だけ。「オシャレじゃない人が無理してオシャレぶって描いてる感じがする」。

    主人公(25)の外見に対する自意識が見るに堪えなく幼い。
    「オシャレ」を自覚する主人公は地味な女や男受けする服装の女を見下す。彼女は自分なりにオシャレだが男評価の低い「モテない」服を着ている。
    しかし不思議なことに「好きなようにオシャレしてる」ことを自認する主人公の口から服への愛情は語られない。「大好きな服を着ているだけで誰が何を言おうが幸せ」という描写も全然なく、好きな服をオシャレに着ているらしいのに非常に不幸せそう。読んだ感じ、彼女は自分の着ている服が本当に好きではないようだ。

    つまり「男モテに走らずオシャレなアタシ」を誇示するため、外部を威嚇するために服を選択しているように感じられる。
    これは典型的な「服に着られてる」状態で、3話の女子高生が「浮かないように」おそろいのシュシュを付けていたのと同じ。(ていうか3話の女子高生ワイシャツの上にシュシュしてたけど直接手首にするもんじゃないの?)
    自分が服を選んでいるのではなく、外部の評価を獲得したいあまり服を「選ばされている」。だから男子に「こわい靴」と言われただけで簡単に靴を履き替える。女子高生すらそのことを内心嫌悪しているのに、1話の主人公(25)は女子高生が反射的に抱く嫌悪感すら持たない。
    結局焦点は主人公(25)の自意識に終始した話なのに、この服を着ることと自意識の関係には結局一切触れられない。「着ること」をテーマにしているのに、この基本的な構造を徹底無視している点が非常に「オシャレじゃない人が無理してオシャレぶって描いてる感じがする」。

    要は1話は見栄と虚飾のために服を着ている心は幼い25才のおばさんがモテたいと同僚の男にこぼしたらなんかトントン拍子になるというまさにやまなしおちなしいみなし、誰に何を訴えたいのか、どこに共感したり感動したりすればいいのか一切分からない作品。
    全話通じてそんな感じで、台詞だけ流し読みすらできない漫画に出会ったのは久しぶり。読者に誰の名前も紹介されてない時点でキャラが固有名詞使って会話してるとか(誰が誰に話しかけてるのか判別できない)ヤマシタトモコは基本的なとこがダメというか、編集は仕事してるのか?

    あーあと「育ちの良さ」について。「お育ちの良さ」って「デッドエンドの思い出」に出てくるみたいな子供が転んだら「あっ」という顔をするし、それが親が抱き上げてあげたら「よかったなあ」って顔をするってことだと思うよ。そういう普遍的な素直な愛情を持ってることではないか。
    ヤマシタが挙げる育ちの良さって自分の鼻持ちならなさをを育ちの良さとして正当化してるようにしか見えない。いわゆる「普通人の普通感覚の無神経」ってやつ。それに気付かないのは育ちが良いからではなく脳みそが足りてないからです。

  • 救いの本。女たちが女として生き始めた思春期からアラサー、そして白髪になっても、悩み続けることが普通だって言ってくれる本。過去の自分も、今の自分も、未来の自分も救ってくれる。

  • 初めて読んだヤマシタトモコ作品。
    女のえぐい心理をさらーっと描きあげてます。
    余韻の残し方が心地よいお話が多かったです。

    一番好きな話はレズのお婆さんと女子高生の話なんだけど
    いちばんやられたのは本美さんの台詞。

    『娘に訪れるすべての幸福も災厄も 母親に由来する』

    あんなさらっとした絵でこんなこと語られちゃあたまらんね。

  • さとこちゃんに借りた、さとこちゃんが大好きなまんが。
    読み終わって、ルミネの「会えない時もちゃんとかわいくってごめんなさい」が浮かんで、わたしも毎日かわいく生きよう、と思った。
    おんなのこが大好きなんだけど、このまんがはまさにそれで、とにかくいいまんがだった!!!好きだこれ!!!!!

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