& 2 (Feelコミックス)

  • 祥伝社
4.20
  • (56)
  • (41)
  • (23)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 516
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784396765224

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 矢飼先生・・・なに!?なんなの!?と思いつつもはまってしまいそうになる・・・。
    大人の男の人ってずるいなぁ。。。

    今回のずしんときた言葉。
    「反省はすんな。
     反省は全部終わってからするもんだ。
     いくとこまでいかねーと経験値になんねーぞ」

    これ病院が舞台だからなんだろうけど・・・結構気持ちが落ち込むエピソード毎回あるのかなぁ・・・。

  • いきなり自転車でどついてくる先生、現実では中々に最低だけれど、そんなところまで不思議にぶっきらぼうな魅力に感じてしまうのは、主人公の恋フィルターを通して見ているからだろうか。
    本当にきっちり「オヤジ」な言葉ばかり発してくる。意地悪最低と思っていても何一つ伝えれないまま通る、
    街灯の灯る夜道の描写がとても美しい。
    大人になって初めて自転車の2人乗りをするのが可愛いし、『だって恋愛だと思ってた』とはしゃぐ気持ちもよくわかる。
    一線を引くように、自分に言い聞かせるように、投げやりな言葉を言うときの先生の敬語はちょっと好きだ。

    泣いてしまって、嫌な言葉も向けられて、無遠慮に顔を掴まれて、ひっぱたいて引っかかった服を破いて立ち去るシーンが切なかった。
    背中を見て、肩甲骨がキレイだなぁと思ってしまう
    恋をしている表現が綺麗だ。

    ダブルワークだから、一方が定時で上がれなければもう一方に影響が出る。
    雇主がいないから臨機応変に出来るけれど、つまりネイルの方ばかり割を食うことになる。
    折角チラシを配ったのに、気分も落ちそう。

    シロちゃんがチラシを拾ってあげていたことを思い出して、俺は拾わないと言う先生、
    困った人だけれど傍から見ている分には可愛い嫉妬だ。
    厳しいけど、ダブルワークなのに派遣より不安定な仕事を増やすのは確かにうまくはない。
    やめませんと言い返せて偉かった。
    それに対して羨ましくもある、頑張れば?と返ってきてほっとした。
    いくとこまでいかないと経験値にならない、
    失敗してもやり直せる、時間は資本。

    なんだかんだで、一緒に帰りたくて時計を遅らせていたのが、やっぱり困った人だけれど可愛い。
    ブラとパンツが気になったり、寝ちゃうと胸無くなると思ったりするのが可愛いし、リアル。

    薫に会えて嬉しいシロちゃんがちょっと大型犬みたいだ。
    1日の終わりに先のことを想像できて良かった、という言葉が印象に残った。
    派遣のゴールイメージは辞めるしかなくて
    10年後のロールモデルがいない。
    やめるも続けるも復職も自由だけど期待されてない。
    時給が大幅アップすることはないし、いつ切られても文句は言えない。
    自由を不安に感じることもどうしたってある。

    仕事を増やした薫に偶然出会って、飯でも食いに行くか
    と声をかける矢飼先生は、なんだかんだで
    やっぱり薫を気に入っていて、構いたいというのがよくわかる。
    薫にしてみたら「先生は私をどうしたいんですか」だし
    先生も自分でどうしたら良いかわからないのだろう。

    薫が竹を切っているのを見て、手伝いたいシロちゃんが不器用だ。
    全く薫に好意が伝わっていないのに、薫以外にはダダ漏れな感じが気の毒。

    女性が一生1人で生きていくのは、
    今の世の中とても厳しい。
    今のままじゃ無理だからもがいてるだけで、
    夢に向かってきらきらしている訳じゃない。
    ”昔読んだ物語はどれも「めでたし」か「残念」で終わっていて誰も「その後」の話をしてくれなかった
    でも人生って「その後」だけでできている”
    その後を、自分の力で生きていかなければいけないのが
    自由すぎて楽しくもあるが、辛くなる時も多いなと思う。

  • 無料アプリ。びっくりするくらいあっという間に読み終えてしまった。1巻ではパッとしなかった矢飼先生もシロちゃんも可愛く見えてきた。45のオジさんを可愛いなんてって思うんだけど、45とは思えない中学生かな?みたいなところが垣間見えて好き。シロちゃんは感情が顔に描かれてるのがいい。絵だけだとすごいクールに見えるのに実は会えて嬉しいとか喋りたいとか可愛い。でもやっぱり矢飼先生の性欲のそれ以上でも以下でもないって自分に言い聞かせてるような発言から、シロちゃんと居るのを見て妬いたり時計わざとズラしたり道端でキスしちゃったり自転車でホテル乗り付けちゃったり手繋いじゃったり可愛いとこだらけで悶えた。もうあそこまでしたら最後までやっちゃえばいいのにね。先生可愛い。恋愛しないっぽいこと言って薫を突き放しつつ、完全に突き放せなくて自分からちょっかいかけちゃうとかめんどくさくて一周まわって可愛い。最後にはシロちゃんと矢飼先生が対面。どう展開するかな。薫の人に触られるのが苦手な理由があれならなかなか重いな。

  • 客観的にみると、いろいろ考えるけど
    とりあえずあの後輩くんは、書き込みがあるからいじらしいのであって
    主人公も他に目が向いているからああいう対応なのであって
    ということはあるだろうな

  • 歳が同じで、考えさせられた。

  • 触れることが苦手な理由を知って少しギョッとした。

  • 矢飼先生と薫の仲が少しだけ進展。
    矢飼先生も思いっきり流されちゃえばいいのに過去が過去なのか歳のせいなのかホテルで中途半端に中断。
    何だか情けないな、って苦笑しちぃました(笑)
    それにこのままじゃシロちゃんが報われない~~!!

    薫の「夢とかやりたいこととかわからない」って言葉が特に共感ができました。
    ただ日々を過ごすだけ、好きなこととか得意なこととかあるけれど夢とかやりたいことってほどじゃない。
    「これでいいの?」っていう何とかしたいけれどもがいたままどうすることもできない。
    それをうまく表しているな、って思いました。
    私も何かしたい、って思えます。

  • アラサー女子の仕事と恋愛と。耳が痛くなるようですが、とっても切なくて共感できる部分がたくさんあります。

  • 「サプリ」に引き続いて描いていることは変わってないなぁ、と思う。働くこと、と、恋をすること、その天秤、というか。画の美しさはフィールヤングの作家陣でもトップだと思う。でも、本当はもっとその先を見たいっていうか、まだこれは「サプリ」の残渣で描いているだけ、と思う。(12/3/20)

  • あかんのです。薫の気持ちが痛いほどわかるのです。泣かせるシーンたくさんあるよ。泣いたよ。

    やがい先生かっこよすぎる。
    でもあーゆー中途半端な態度が一番キツイ。

    あああ、さんかん、明日買いに行く。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

おかざき真里の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
おかざき 真里
おかざき 真里
おかざき 真里
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×