岡崎京子未刊作品集 森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396765293

感想・レビュー・書評

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  • いつになったら賢い女の子になれるのでしょうか?
    中学生の時、岡崎作品に登場する欲望に忠実な、だからといってハッピーではない女の子たちに、憧れた。
    もういつのまにかその女の子を上回るだけ生きてきちゃって
    みんなが羨む幸せだけが欲しい人にはお勧めできません。
    あとがきをいま読んだ。レビューって、こういうことか、自分の、ちゃんちゃらおかしい。

  • まんが

  • 岡崎京子未刊作品集 森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)

  • c

  • 「木を見て森を見ず」あるいはその逆もあるけれど、一旦迷い込んだら、それが一体どういう構造でどんなふうに影響し合っているのかよくわからない。自然だけでなく経済も人間の感情も、ある一点のそれだけ眺めて観察しているのは時に楽しいこともあるけれど、思いがけず翻弄されていることにふと気付くことがある。やってらんないよー!と投げ出したくなる瞬間、ぼくはいつも森を見て深呼吸している。

  • 久しぶりに読んだなぁ、岡崎京子。フィールヤングで一話だけ掲載されて、その後、岡崎さんが事故にあって、未完になっていた作品「森」が載っている、という。その他にもこれまで単行本化されていないものがあれやこれや、と。後期になればなるほど画に神が降りてきている。あの目、あの唇。岡崎京子が事故にあってなければ、どんな作品があの先に生まれていたのだろうか、と思ってしまわずにはいられない。ずっと、思い続けるだろうと思う。そのくらいに、飛び抜けている。(11/11/3)

  • 単行本未収録作の寄せ集め――だと知っていたから
    レンタル版デジタルコミックで読みました。
    一応ファンの端くれだけど、申し訳ないが、
    コミックス買ったらちょっと後悔しそうな気がしたので。
    でも、連載の第1回目だけが執筆→発表されていた、
    妙に不安を掻き立てる表題作、最後まで読みたいなぁ。
    ここでおしまいとは辛い。
    あと、古めの牧歌的な短編はやっぱり笑えるし、
    画風の変遷を追うのも楽しい。

  • 一番好きなマンガ家。交通事故以来、全てが止まった中、今年、未刊(未完)集が発売。
    表題作の「森」は三話しか収録されてないけど、タイトル通りの手触り。
    日常で誰かが迷いこむ。そこから抜け出せるのか、どんな景色を観るのか。森に入るのではなく、森の入口の木を教室から見つめているあたりが、90年代の岡崎京子の作品とは違う。90年代のは“森”の中にいた。
    凡庸な感想になるけど、本当に事故が惜しい。続きが読みたい。
    2000年代は岡崎京子に、どう映ったのか。

    とは言え同時に収録されている、カット絵の数々が最高。改めて「ヘルタースケルター」の殺伐さに言葉を失う。
    リリコの表情の痛々しさと怒りと諦め。

    解説を書いた椹木野衣の文章、読んだら、こんな未熟なレビューいらんよなとも思う。

  • 『森』の入り口へ、その奥は秘密のまんま。そんな感じですかね。

  • 2011/10/13購入
    2011/10/13読了

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著者プロフィール

著者経歴 80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写と巧みなセリフ回しで、愛や暴力、トレンド&カルチャーが描かれたマンガを生み出してきた先駆的存在。『ヘルタースケルター』で2003年文化メディア庁マンガ部門優秀賞、'04年手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。主な作品に『pink』『ジオラマボーイ☆パノラマガール』『リバーズ・エッジ』『エンド・オブ・ザ・ワールド』など。


「2015年 『恋とはどういうものかしら?新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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