- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396766238
感想・レビュー・書評
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2020.8.30pm書店で見つけたが、予算オーバーで買えなかった。また今度、。
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今現在は休刊してしまっているジャンプ改で、リアルタイムで読んでいた時も、しみじみと思ったが、温かな絵柄で切ない優しさをストーリーから引き出せる先生なんだな、鳥野先生は
代表作であるらしい、『オハナホロホロ』は恥ずかしながら未読ではあるが、この『手紙物語』に劣らぬほど、心が癒される作品に違いないだろう
まず、帯に偽りなしってのが、高ポイント。確かに、この作品は無人島でヒシヒシと襲ってくるであろう孤独感を消すまではいかないにしても、紛らわせてくれるに違いない(まぁ、私みたいな漫画読みは、もっとイイ漫画を読みたくなって、余計にモヤモヤしちゃう可能性大だが)
この『手紙物語』にはタイトル通り、人から人へ贈られる「手紙」が深く関わってくる「物語」が収められている。多分、『五番街の白やぎさん』(結月さくら先生)が好きな読み手には、ドンピシャだろう
この作品の凄い点は、五編のジャンルが被っていないトコだ
ファンタジー要素が絡んだ、相手を愛しく思う故に哀しい結末になってしまう純愛モノの『苺とアネモネ』、主がたった一人の女性を想って綴った手紙を全力で運ぶ、誇り高き使者の姿に胸を打たれる『白き使者』、許されざる罪を負った男が、一人の少年の傷付いた心を癒し、救う為に優しい嘘を重ねた末に平穏を得る『日雀(ひがら)』、様々な人間の思惑が絡み合って生まれる疑心暗鬼と、巧みな虚偽の中だからこそ、美しい青い光を放つ父と娘の真実の絆に探偵小説好きの女性が迫る『シュレディンガーの恋人』、今は無き星の最期の光を追うからこそ、気を遠くなるほどの時が過ぎ去っても褪せない、燦然とした友情が美しい『星の林に月の舟』
どれもジャンルが違うからこそ、お互いの話の好さを邪魔していない
男性も、女性も、読んだらきっと、ウルウルしてしまうな
また、ベタな反応ではあるが、手紙を大事な誰かに送りたくなってしまうだろうし、逆に欲しくなってしまうだろう
メールやライン、それに対してケチはつけないけど、ペンを取って、自分の字で、自分らしい文章を書くからこそ、相手にしっかりと気持ちが伝わる時もある、と私は思いたい
『手紙物語』で泣ける読み手が必ずいる以上、きっと、手紙の文化は廃れない
この台詞を引用に選んだのは、己に誇れる任を果たす為なら命を惜しまぬほどの誓いとは、誰でもなく自らの魂に向かってするものなんだな、と胸を打たれたから -
なんですか?!!この短編集!!
すごいです。
一話目の「苺とアネモネ」でいきなりがつんとやられました。
短い物語なのに、すでに涙。
「日雀」もよかった。
その他の作品もみんなタイプの違う話だというのにどれもすごく魅力的で温かくて心を揺さぶった。
すごい宝石箱みたいな短編集。
これはすごい。 -
「バラエティー豊かな短編集」に、ちゃんとなってて本当に凄い。
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"「それに烏の羽根と ラムネ瓶のかけら ハマグリの貝殻」
「ーーガラクタだ」
「ええ それでも
南洋の鳥の羽根や珍しい貝や石より
私の目にはもっとずっと尊く映ったのです」"[日雀]
「苺とアネモネ」
「白き使者」
「日雀」
「シュレディンガーの恋人」
「星の海に月の舟」 -
表紙でジャケ買いしたもの。
期待したほどではなかった。
「日雀」と「シュレディンガーの恋人」が好みだった。 -
手紙に纏わる短編集。ん?なんだ?ポ○ョか?ジブ○か?と思った作品が続いたり、オチがよめる作品があったりで、期待してたほど響かなかった~。でも時代や国は違えど共通して手紙ってやっぱりロマンがあって素敵よねってのが詰まった作品
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犬の話が好き