売野機子のハート・ビート (フィールコミックスFCswing)

著者 :
  • 祥伝社
3.86
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本棚登録 : 178
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396766962

作品紹介・あらすじ

あなたの心をゆさぶる、
ミュージックストーリー4篇。


[イントロダクション]
有名バンドマンと一般人の恋

[ゆみのたましい]
僕のママの門下生・ゆみの音楽受験(おねショタ)

[夫のイヤホン]
働く妻と専業主夫の夫婦愛

[青間飛行]
歌姫と音楽ライター
「10年後、その曲聴いた時、楽しい思い出に」


若手音楽ライター・春紀は、   
日本一の歌姫・LULUのインタビュー担当を 
引き継ぐことになった。 
中学生デビューで瞬く間に一世を風靡し、   
国民に愛され続ける歌姫・LULU。

彼女は、春紀の先輩ライターからしか
インタビューを受けない歌手だった。

先輩は歌姫の心をどんな風に開いたのか…?
古い秘密と新しい出会いのお話。

――――[青間飛行]より

感想・レビュー・書評

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  • 音楽をテーマにした4つの短編「イントロダクション」「ゆみのたましい」「夫のイヤホン」「青問飛行」を収録。
    内容はもちろん表紙や目次などのデザインも素敵。ほかの感想にあるように、既刊の短編集を含めこれが最高傑作ではないかと思う。どう言葉に表したらいいか分からないが、とにかく切なさで胸がいっぱいになる。売野さん未読の方にぜひとも薦めたい。

  • 売野機子さんの『売野機子のハート・ビート(2017)』を読んでみた。 心に響く話が沢山ありしかも読みやすくて好き。 特に…”ゆみのたましい”がGood!! でも、本当に「音楽」って良いよなー。

  • いままで読んだ売野機子で1番好きな売野機子だった…。あきれ返るほどセンスがよいのはもちろん、本来のマンガ的馬鹿馬鹿しさをも上手く作劇に取り入れていてなんというか、無敵。さっさと全作読まないと取り残されるな。

  • 『クリスマスプレゼントなんていらない』の感想に書いた通り、買って読んでみた
    正直なトコ、やはり、微妙な良作だった
    星こそ五つにしたが、五つ以上ではない。もし、点数制だったなら、62点かな
    つまらない、心に残らないってコトは、全くない。それは言いきれる。しかし、面白い、この値段でこんないいものを読めるなんて、のような嬉しさもなかった
    『クリスマスプレゼントなんていらない』と同じく、私には合わない漫画だったのだろう
    ただ、速攻、売ろうって気はない。もしかすると、一年後、環境が変わっていたら、この作品集を読んだとき、新鮮な感動を覚えられるかもしれないので
    合わせる努力をする気は微塵もないが、合わないからと言って面白さを理解するのを諦めるのも癪。いわば、漫画読みとしての意地。安いプライドだな、と笑ってくれて構わない。いっそ、楽である、その方が
    メインタイトルから察せる通り、“音楽”をテーマにした作品集である、これは。もしかすると、そこも私のガードを破るだけのパワーを感じない理由かも。音楽そのものが悪いとか、売野先生に実力がない、とかではなく、単に受け止める私の問題なのだが、こればっかりは、どうしようもない
    『のだめカンタービレ』は、音楽が主軸だけど、周りを固めてるのが友情や恋愛、成長だからか、自然と楽しめるのだけどなぁ
    収録されている四篇の中で、今の私に辛うじて響いてきたのは、「夫のイヤホン」だった。何で、この話が妙に印象が強いのか、自分でも分かってない。ただ、ふとした瞬間に気付くかな、と楽しみにしてる。音楽ってのは、ほんと、状況によって、聞き手の心を癒しもすれば、塞がっていた傷を掻き毟る事もある。けど、そんな音楽の力を知っていれば、良い未来の築き方も見えてくる?
    この台詞を引用に選んだのは、グサッと言うよりは、ザクッと来たので。彼女は確かに挫折して夢を諦め、自分の才能に見切りをつけた。でも、その決断はちゃんと悩んで下し、自分で違う道を歩いていく事を決めた。コトバと言うよりは、その瞬間の目にやられたのかもな。頑張れば夢は叶う、なんて理想論。頑張ったって夢が破れる事はある、むしろ、多い。けど、諦める理由や責任を他人に押しつける事だけはしちゃいけない、それは夢を追っていた自分の誇りを踏み躙る行為だな、ここ最近、そう思うようになってきた

  • 半分ジャケ買い。
    絵の透明感がやっぱ綺麗だ。

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著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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