500年の営み (Feelコミックス オンブルー)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1639
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783228

感想・レビュー・書評

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  • 死んだ恋人とそっくりなアンドロイドが現れてそこから紡がれる切ないラブストーリー。
    主人公の心の揺れ、アンドロイドのヒカリくんの成長。そんなところに注目してみてください。

  • SFなBL好きなので楽しかったです。後半四分の三くらいでループ始まったところで、きたー!と思いました。上げて落とすのが何回もくるのがいいです。未来の世界もシンプルな絵柄で違和感なく描かれていて好きです。

    台詞であまり説明していないのに、大事なシーンだなと思うところが何回かあり、素敵だなーと思いました。うっかりストーリーを追うのに必死で演出を見ていなかったら、勿体無いところだったなと思います。

    ラストどうしてそうできた、と思う部分があるので、☆4ですみません
    不器用で故障中で権力もない彼がなぜ…?

  • <CD保有>

  • 変わらないものはないんだな、と強く思わされた作品。

    冷凍保存され、目覚めた世界は変わり果てた250年後の世界で。
    人の営みも、社会も、命の摂理すらも変わっていた。
    人間という生命体が生きる中で、アンドロイドが作られ、常用され、世界は変化し続ける。
    でも人間は違う。
    切り取った幸福を、出来るだけ永らえるために、止まることを選んだ。
    果たしてそこに人間らしさはあるのか。

    作中の最後、とらと光は止まることを選んだ。
    彼らを取り巻く世界は変わり続けるが、彼らはそこから動くのを止めてしまう。
    それが500年の営みの中で、やっと見付けた答えであり、人間くささのなくなった世界で、何よりも人間臭い生き方なのかもしれない。

  • ドラマCDから入り、原作に。

    CD聞いていてたので話は理解済み、
    という部分はあるにしても、絵で見せられるとまた違う部分もあってとても面白かった。

    ロミオとジュリエットのような二人を不憫に思った両親が、
    死んでしまった彼のアンドロイドを作り、息子とあわせようとしたという部分はぶっとんでいますけれども、
    そこはさておき、だんだんと親しくなっていく二人とその先の話が切なくて切なくて…。
    ぜひCDも一緒に聞いてほしい作品です。

  • 膨大な時間の流れを感じさせない。さらりとした壮大なファンタジー

  • 『今度のアンドロイドはもっと…とらさんの恋人に似てる…』

    光が、オレの全てだった――。
    亡くした恋人の後を追ってマンションから飛び降りた山田虎雄。
    自殺したつもりだったのに、冷凍保存のすえ目を覚ましたのは250年後の未来。
    そして傍にいたのは亡くした恋人に似せて作られた、中身3割減の残念なアンドロイド。

    500年の時を経て、『2人』が辿り着いた答え。
    いじっぱりな青年の不器用なアンドロイドの切なくて一途な恋です。

  • あーーーーーーーーーーーー切なかった。
    かなり壮大な話だけど壮大なだけに特に細かく気にすることもなく逆に良い設定だなあと思った。
    あーーーーーーーーーーーーー切ない。なんだろう、なんかじーんときた。語彙がないってこういうとき困る。

  • 500年という壮大な愛の物語をドラマチックに悲劇的に描くのではなく、割と淡々とさらっと描いて余韻を楽しむ感じは、この作家さんの好きなところではあるのですが。
    時間軸を交差させる手法もよかったし、何と言ってもアンドロイドの光がちょっと抜けてて可愛い(^-^)それに戸惑う寅も可愛いし胸きゅん要素は多々ある。でもなんだろ…多分250年、500年後という世界が壮大過ぎてピンと来なかったのかな?ちょっと感情移入出来ないところがあって残念。
    ボーナストラックのソラミミはきゅん通り越して胸が締め付けられました(T_T)後でじんわり来る作品です。

  • ヒコ先生、ヤクザものとかSFファンタジーとかいろいろ挑戦しているけれど、身近で親密な人間関係を扱ったものの方がいいと思う…

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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