蟷螂の檻 2 (onBLUE comics)

著者 :
  • 祥伝社
4.03
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本棚登録 : 540
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396784003

感想・レビュー・書評

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  • 総合評価:★4.8
    2巻も面白かった!この闇の深さとドロドロ具合、たまりませんね。怖いもの見たさでページを捲る手が止まりません(笑)
    今回、一番驚いたのが蘭蔵の知的障害の件。彼の知的障害は先天性のものではなく後天性(育朗母に首を絞められた事)によるものだと知って驚きでした。蘭蔵に罪はないけど、妾の子を憎く思う育郎母の気持ちも分からなくもない。
    全ては育郎父が悪いんですよね。育郎に対しての仕打ちとか酷過ぎてそれでも父親かと思いましたもん。マジでもっと苦しんで◯ねばよかったのに…( ゚д゚)、ケッ
    そして今回、育郎が結婚しましたが案の定、上手くいってないっぽい…。そりゃそうとしか(笑)
    でもって典彦の魔の手が育郎に忍び寄る!(笑)
    「私を受け入れてくださるのなら」って台詞、「この悪魔め〜〜!!」って思いました(すき)
    妻帯者でありながら典彦の手に堕ちてしまった育郎…。これから禁断の関係を続けていくのでしょうが、まぁ、十中八九バレるでしょうね。何なら典彦辺りがわざとバラしそうな気がしなくもない(笑)
    育郎に片想いしてる飯田の存在も気になりますし、蘭蔵を庇って何やら事件を起こしてしまったらしい西浦の件も気になるところ…。3巻も非常に楽しみです!(`・∀・´)

  • 完結を迎えて一気見、読了。

  • 2017-8-30

  • 大学の同級生(悪友?)との事といい、確実にメスな素質あり(典彦仕込み)だったのか坊ちゃん…そんな中で結婚したのはいいけど関係を持てず。嫁のさち子さん気立ても良いし、芯も強くて典彦とやり合えるぐらいメンタル強いけど育朗の母親みたいに壊されないか不安。
    典彦は育朗に子供を作らせたくないのか、蘭蔵(遺産相続人だけど)と関係を進めるし鬼畜か。
    そしてラストついに典彦に陥落してしまったので、ほんと彼の計画通りで嫁のさち子と頭をかかえるしかない。

  • june最高。時代物、白痴、妾腹の兄、主従、横溝正史の小説に出てきそうな旧家と萌えの宝庫。使用人の育朗を蛇のように愛でる様が異様で仄暗くて、その先に何があるのか怖いけど覗かずにはいられない。でりこさんはやっぱりこういう一癖も二癖もある関係性(一対一ではなく複数が微妙に絡み合う関係)が上手いし本当に好きです。

  • こうゆう主従関係、大好物です!

  • 登場人物が増えて、どんどん話に奥行きと幅が出てきて読み応えありました。
    過去に遡り、當間家の闇の真相もさらに掘り下げられて描かれていました。
    やっぱり育郎が母親に食われた場面はインパクト大でしたからね…ホラーですよ!あれがトラウマにならないわけがないです。
    母親が父親と蘭蔵に対して抱いていた憎悪が、育郎にも不幸な影響を与えてしまったんですね。怖いし辛い…

    大学生時代の育郎の姿も見ることができました。めちゃイケメンともうちょっとで…!みたいなw完全にあれは典彦不足のせいだよね。イケメン不憫。
    あと、衝撃は家のためのさち子との結婚でした。さち子も不憫。気丈な女性ですが、今後心が折れることがないといいなと。
    その二人の存在で、育郎が典彦にますます依存していることが浮き彫りになっていました。
    典彦の本心が気になります。愛しているのか、壊そうとしているのかまだ不明…
    典彦は一体どうしようとしているのか、謎が深いです。

    エロ的には、とにかくエロかったの一言。淫靡通り越してなんだか背徳感MAXなものを見た気がww
    なぜ、座敷牢なのか⁉リバースした後なのか⁉育郎が欲しかったものがすべてあった場所で、という二人の萌えポイント?考えれば考えるほどありえなくて、逆にエロいです。
    典彦にはすごくマニアックなものを感じます…
    蘭蔵くんの方も気になる展開なので、続きをとにかくプリーズです!

  • 隙のない育郎の綻びを見つけた学友の飯田。當間家に嫁いできたさち子。育郎の腹違いの兄蘭蔵の世話をする西浦。登場人物が増えてきたけど
    育郎がすがれるものは典彦……
    しかしさち子は育郎の母とは違って強い女性なのかも…?ちょっと期待。とにかく育郎が、幼い時から心休まる時がないので何とかしてあげて…典彦との一時の快楽は本当の意味での幸せなのかどうか……
    まぁ結局一番悪いのは亡くなったお父さんです今のところ。
    あと典彦の目的が本当に言ってる通りなら育郎のためにはならないのに、それでも押し通すのは他者の不幸の上に自分の幸せが成り立つ……?でも育郎にとっては必ずしも不幸ではないのか、そうか。

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