フレディ・マーキュリーア・ライフ、イン・ヒズ・オウン・ワーズ
- シンコーミュージック・エンタテイメント (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784401630981
感想・レビュー・書評
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エイズについて「どうかかかりませんように」と言っていた…
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クイーンの フレディ・マーキュリーが自ら語った言葉を再構成してまとめたもの。本人が語ったからすべて真実...とは言えないかもしれないけれど、少なくとも、フレディ自身が自分をこう見てほしいということは確かなのではないか。一番印象に残ったのは王室に招待されて、ガチガチになりすぎて、白い絹のスカーフがワイングラスに入ってることに気づかず、アンドリュー王子に「おいおい、フレディ、君のスカーフが大変なことになっているが大丈夫かい」と言われ、王子がスカーフを絞ってくれて、それで一気に緊張が解けて打ち解けたシーン。/歌にはメッセージを込めない、解釈はオーディエンスに任せる姿勢、それでいて少しでもオーディエンの心がハッピーになれば幸いで。自分が自覚的にスターになったこと、スターであろうとしていることを語り、お金は使うことに意義があるとする。エイズについてはどうかかかりませんようにと語っているのが後の事を考えると暗示的だったり。/ただ、どの年代に行ったのか明確にされてないので、時期によっては違うことを言ったかもしれないと思う点も。例えば、親友はメアリーだけだし、死んだら莫大な財産を彼女に残すつもり、というのはジム・ハットンと出会った後でもそうだったのだろうか、とか/ザ・グレート・プリテンダーのカバーは聞いてみたい/「ありがとう。愛しいみんなに、神のご加護と、素敵な夢を!」
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クイーンのフロントマンとして活躍し、華やかな人生を駆け抜けたフレディ・マーキュリーの発言集。
ワンマンで奇天烈な人だろうと思っていたら、意外にも!メンバーの事を尊重し気を遣っているかんじだ。
デビュー以来のインタビューをかき集めて出来た本だそうなので、同じテーマを語っていても、時代時代でちいさな矛盾はある。
でも、一貫して感じ取れるのは、ショウマンとしての潔さ、前向きさ。
やっぱりスゴイ人だ。