聴くシネマ×観るロック

著者 :
  • シンコーミュージック・エンタテイメント
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本棚登録 : 87
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784401636600

感想・レビュー・書評

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  • ふせん貼りまくり!
    見たい映画、ききたい音楽が増えすぎて、無理、と無力感に襲われたりするほど。

    映画のなかのロック、ロックが流れる映画が紹介されていて、とりあげられている映画はかなりマニアックじゃないかと思うんだけど、(個人的に)おもしろそうと思うものが多かった。「ハイスクールUSA学園映画のすべて」を書いている著者だけに学園映画やコメディが多かったかも。

    著者長谷川町蔵さんの文章が好きだ。わかりやすくて笑えるうえに、ほんとに好きなんだなあという愛情をすごく感じる。細かい脚注にまで。

    わたしは長谷川さんのおかげでジャック・ブラックファンになりつつあります。

  • 長谷川町蔵は、「文化系のためのヒップホップ入門」「ハイスクールU.S.A.―アメリカ学園映画のすべて」で注目していた人(どちらも立ち読みだけど・・・)。
    だって名前、長谷川平蔵+町田町蔵でしょ。(本名だったらごめんなさい)

    長谷川が、2000年代の映画に使われたロックの歌詞とともに解説。
    映画を観てて、流れる80年代ロックの気恥ずかしさは感じてただけに、さらにつっこんだ解説で、非常によくわかった。

    全体的に、「文系男子の復権」な感じがあるのだが、そんな時代だったのね、ゼロ年代って。
    映画のサントラって、監督の作るミックステープみたいなものなのね、と納得。

    アルマゲドンのテーマを歌うことが決まったスティーブン.タイラーが、娘のリブ・タイラーに「「パパ、おまえの映画の主題歌歌うよ!」と電話した、というエピソードが、なんともほほえましかった。

  • 確実に洋楽を聴きたくなる一冊。
    鎖国気味のワタシにはとてもよい指南書。開国開国。

  • 「レッド・ツェッペリンの使用NG楽曲を使った映画がある」「感動のシーン!?実はコケにされたエアロスミス」「ソフィア・コッポラの夫はオシャレ系ミュージシャン」…
    ロックがわかれば映画が、映画がわかればロックがもっと楽しくなる。
    「あの場面で流れるあの曲って、そういう意味だったんだ!」…目からウロコ落ちまくり。
    映画というものをポップ・カルチャー全体の文脈で捉え直してみせる、真っ当かつフレッシュな快著。DVD/Blu‐rayとCD、総勢330作以上を紹介。
    「ウェディング・シンガー」で使用されたスパンダー・バレエの「トゥルー」が80年代カルチャーのリバイバルの起爆剤になった理由、「メメント」と「アメリカン・サイコ」で使用されたデヴィッド・ボウイの「サムシング・イン・ジ・エアー」が描いているテーマ、など映画と音楽の根深い関係。ミュージシャンになりたがる俳優監督、ブロードウェイに到来したロック・ミュージカル・ブームについてのコラムもあって、映画と音楽マニアには必読書です。

  • 見たい映画、聞きたい音楽といっぱい出会えた!

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著者プロフィール

1968年生まれ。ティーン・ギャング(ツッパリ)全盛時代に、東京のダーティー・サウス、町田市で生まれ育つ。90年代末からライター活動を開始。映画、音楽、文学からゴシップまで、クロスオーバーなジャンルでハスリングし続けている。著書に『インナー・シティ・ブルース』(スペースシャワーネットワーク、2019)、『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社、2017)、『あたしたちの未来はきっと』(タバブックス、2017)、共著に『ヤング・アダルトUSA』(DU BOOKS、2015)ほか。

「2019年 『文化系のためのヒップホップ入門3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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