リップ・ヴァン・ウィンクル

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  • Amazon.co.jp ・本 (73ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403010156

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  • アメリカ版の浦島太郎
    山へ行って妖精っぽいおじいさんの酒を飲んで一晩過ごしたら、帰った村では20年経っていたお話
    ガミガミうるさい奥さん他、知人が亡くなっていたり、幼かった近所の子が大人になってたり

    映画「リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁」でタイトルが気になってたんだけど
    どの辺がモチーフになってるんだ?

    とりあえず、ガミガミうるさい奥さんって事はない
    となると、リップ・ヴァン・ウィンクルそのものか?
    お酒を飲んだ後の日に自分の周囲の環境ががらっと変わるところとかか?

    うむ、よくわからんぞ、岩井俊二……

  • 借りたもの。
    アメリカ版『浦島太郎』
    ふとした事から異界に引き込まれ、戻ってみたら長い年月が経過していた――
    ヨーロッパにも伝わっている奇譚をベースにしたもの。
    ただしこの物語は異界での描写は少なく(異界での冒険譚や生活など、印象的な展開は無い)、現実世界の変化による、リップ・ヴァン・ウィンクルの驚嘆が主に描かれる。それは社会の劇的な変容によるアイデンティティの危機である。
    それでも彼は成長し子を授かった末娘と再会する事によって救われる。

    アーサー・ラッカムの素敵な絵も比較的大きめなので、それを堪能するだけでも満足。

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著者プロフィール

ワシントン・アーヴィング(Washington Irving)
アメリカのロマン派文壇の大御所ワシントン・アーヴィングは文壇デビュー作の『ニューヨーク史』(1809)においてユーモアや軽妙な諷刺で才気を発揮した後、1815年にイギリスに渡ってからは牧歌的でスケッチ風の物語や神話伝説の独自の世界を描いた短編集『スケッチ・ブック』(1819-1820)で一世を風靡した。また、スペインに舞台を移してからは、旺盛な創作意欲とイスラム文化への傾倒を遺憾なく示した力作『アルハンブラ物語』(1832)に代表される歴史文化の分野でも意欲的に文学活動を展開した。アメリカ帰還後は自らの西部旅行の体験や有用な史料に基づく開拓史的な要素を漂わせる『アストリア』を経て、晩年は念願としていた畢生の作品『ジョージ・ワシントンの生涯』(1855-59)の執筆に没頭してこれを完成した。

「2021年 『ワシントン・アーヴィングのリップ・ヴァン・ウィンクル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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