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- Amazon.co.jp ・本 (73ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403010156
感想・レビュー・書評
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アメリカ版の浦島太郎
山へ行って妖精っぽいおじいさんの酒を飲んで一晩過ごしたら、帰った村では20年経っていたお話
ガミガミうるさい奥さん他、知人が亡くなっていたり、幼かった近所の子が大人になってたり
映画「リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁」でタイトルが気になってたんだけど
どの辺がモチーフになってるんだ?
とりあえず、ガミガミうるさい奥さんって事はない
となると、リップ・ヴァン・ウィンクルそのものか?
お酒を飲んだ後の日に自分の周囲の環境ががらっと変わるところとかか?
うむ、よくわからんぞ、岩井俊二……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
アメリカ版『浦島太郎』
ふとした事から異界に引き込まれ、戻ってみたら長い年月が経過していた――
ヨーロッパにも伝わっている奇譚をベースにしたもの。
ただしこの物語は異界での描写は少なく(異界での冒険譚や生活など、印象的な展開は無い)、現実世界の変化による、リップ・ヴァン・ウィンクルの驚嘆が主に描かれる。それは社会の劇的な変容によるアイデンティティの危機である。
それでも彼は成長し子を授かった末娘と再会する事によって救われる。
アーサー・ラッカムの素敵な絵も比較的大きめなので、それを堪能するだけでも満足。
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