ウサギの本 (絵物語・永遠の一瞬)

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著者 : 松浦寿輝
制作 : 米田 民穂 
  • 新書館 (1996年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (59ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403032059

ウサギの本 (絵物語・永遠の一瞬)の感想・レビュー・書評

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  •  この本の最後のページ、著者の紹介文のところに「本書の物語は実話に基づいたものだと当人は主張しているが…」とあった。これと同じ台詞を似たような人が言っているのを憶えている。正確な台詞は忘れたが、「ただ、見える通りそのままのことを書いているだけだ」こちらも芥川賞受賞作家、円城塔の言葉だ。
     もし自分の家の押し入れをあけたら、そこに見ずしらずの生き物がいて、尚かつそこで、商売などはじめていたら、どう思うだろうか。
     我が家の押し入れの中で古本屋を営むウサギ。本を読み進んで残念だなあと思った事は、多分サイズの問題で、この古本屋の本をわたしが読む事はできそうにないということ。どうせなら、読めるんだったら、このおかしな同居人をわたしはむしろ 喜ぶかもしれない。この本の中のこの部屋の住人も、なんだかんだといってウサギと友だちのようになって行く。ただ、こういう話には、必ず結末があって、それは皆さんの表散るような結末となる。そして突然ウサギとの別れがやってくる。といったお話。
     なぜこの話はウサギなのか。ゾウや、モグラでないのはなぜか。その商売がどうして古本屋なのか。
     ウサギに関しては、どうやらこの作者の思い入れがそれなりになるようだ。他の著書とも比較すると、このウサギの人相だけでなく、生い立ちもわかるかもしれない。古本屋という商売は、この絵本のような物なのかもしれない。古い言葉や死んだような言葉が、ちょっとびっくりするような、心を締めつけるような、そんな事件を運んでくるところ。
     そういうふうに私はおもいました。

  • 絵本かとも思ったけど、文字数かなりあったので、小説にカテゴライズした。

    ウサギの古本屋、いいなぁ。
    ミニチュアサイズの本とか、考えただけでもワクワクする。

    途中で詩が出てくるのは、詩人でもある松浦さんならでは。

  • 単なる「かわいい」うさぎとはひと味違った、シニカルな中年のうさぎが主人公の絵本です。

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