ジークフリート―ニーベルングの指環 (新訳・世界の古典シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403110061

作品紹介・あらすじ

『ワルキューレ』でジークムントとジークリンデ兄妹の至高の愛から生まれた赤児が成長した。ワーグナーが息子にも同じ名を与えた英雄ジークフリート。若き主人公の登場である。「怖れの何たるかを知らぬ者」ジークフリートはノートゥングの剣を手に指環を守る竜ファーフナーを倒し、財宝を手にする。竜の血の不思議な力によってミーメの奸計を見破り、道をふさぐ「さすらい人」ヴォータンの槍を打ち砕き、ついに、清らかな乙女ブリュンヒルデの眠る岩山の頂きに到達する。恋の幸福に酔い、熱烈な愛の讃歌を歌い上げるジークフリートとブリュンヒルデ…。壮大なワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」第二夜がいよいよ幕を開ける。

著者プロフィール

(Richard Wagner)
19世紀ドイツの作曲家・指揮者。ロマン派歌劇の頂点として「歌劇王」の別名で知られる。理論家・文筆家としても知られ、音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした。1813年、ライプツィヒに生まれる。1831年、ライプツィヒ大学に入学して哲学や音楽を学び、翌1832年には交響曲第1番ハ長調を完成させた。1839年パリへ移住するが認められることはなく、1842年ドイツに帰る。1849年、ドレスデンで起こったドイツ三月革命の革命運動に参加するが、運動は失敗したため指名手配され、チューリヒへ逃れて数年間を過ごす。本書収録の論考はこの亡命期間中に執筆された。1864年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世から招待を受ける。しかし、すでに噂となっていたリストの娘で指揮者ハンス・フォン・ビューローの妻だったコジマとの仲を王も快く思わなかったことから、翌年スイスへ移り、ルツェルン郊外の邸宅に住んだ。1872年、バイロイトへ移住し、ルートヴィヒ2世の援助を受けて、彼自身の作品のためのバイロイト祝祭劇場の建築を始め、1876年に完成した。1882年、最後の作品となった舞台神聖祝典劇『パルジファル』を完成。このころには祝祭劇場と彼の楽劇はヨーロッパの知識人の間で一番の関心の的となった。1883年2月13日、ヴェネツィアへの旅行中、客死。

「2012年 『友人たちへの伝言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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