美の思索: 生きられた時空への旅

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403120169

作品紹介・あらすじ

かつて思索は歩く速度で行われた。だが、ここには車の速度で眺められ考えられたヨーロッパがある。著者は地図を俯瞰する。車を走らせ、窓から見上げる。車を降りる。ゆっくりと対象に近づき、たたずみ、考える。こうして再び車へと戻り、走る速度で体験を反芻する。現代の速度で思索された美が、いま、初々しい。

著者プロフィール

1951年生まれ。中部大学教授・東京大学名誉教授。専門はフランス文学、フランス思想。15年から19年春まで東京大学理事・副学長をつとめる。91年、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店)の翻訳により渋沢・クローデル賞、01年『ロートレアモン全集』(筑摩書房)で日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞、09年『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『フランス的思考』(中公新書)、『時代を「写した」男ナダール 1820-1910』(藤原書店)、共著に『大人になるためのリベラルアーツ(正・続)』(東京大学出版会)などがある。

「2020年 『危機に立つ東大』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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