女流画家ゲアダ・ヴィーイナと「謎のモデル」 ~アール・デコのうもれた美女画~
- 新書館 (2016年3月4日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403120251
感想・レビュー・書評
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名も知らぬ女流画家というか、そのモデルについての本なのだが、著者が著者なので手に取った。
表紙をはじめとしてゲアダの描く女性の絵と、短いキャプションが10数ページは続く。2ページで「おや?」と思い、3ページ目では「これはすごい本なんじゃないか」とどきどきし始める。
写真が主流となる前の絵にエロティクスを求めていた時代。
女性がコルセットを脱いで、スカートの丈が短くなる時代。
一人の人間が、人格を持って生きるというのはどういうことなんだろう。
リリの生涯を見ると、まるで「物語のように作られた」ものだなぁと感じる。
彼女はあの時代を生きたのか、あるいは生かされたのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示