あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)
- 新書館 (2006年12月1日発売)
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感想 : 63件
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- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403220494
感想・レビュー・書評
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企画としては面白い。
町の片隅で、「本当に営業しているのか?」と危ぶみたくなるようなたたずまいの店って確かにある。私の地元にもある。客が入っているのを見たことがない、古い鰻屋だ。
どうやって店主は生計を立てているのか、鰻は本当に仕入れられているのか、気になる。でも怖くて入れない。でも気になる。
そんな店に、小説家の菅野彰と漫画家の立花実枝子が赴いて批評する、という体験記だ。中には本当に酷い話もあって驚かされる。
ただ、ネタはよくても調理がまずい。
この著者って本当に小説家なのか?
自分たちの怠惰な生活を披露する内輪ウケのような話が延々続いたり、だらだら書き流している感じで、読み物としての面白さもオチもない。視点が何もかも主観的すぎてネタを完全に殺している。
これだったら、ノリのいいライターが客観性を保ちながらレポートした方が純粋に企画を楽しめたかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示