異人街シネマの料理人 (2) (ウィングス・ノヴェル)

著者 :
  • 新書館
3.88
  • (1)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403220999

作品紹介・あらすじ

殺すべき相手がいるらしいカイ。カイの出自と秘密を探る冬基。血のつながらない二人の兄に仲良くしてほしい桃だが…?美味しいご飯と名画と謎。シネマティック・ミステリー!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 殺さなければならない相手がいるらしいカイ。カイの秘密を暴こうとする冬基。二人の兄に仲良くしてほしい桃だが、桃を狙う人物もいるらしい。あるドイツ人監督の墓が暴かれ頭蓋骨だけが盗まれる事件を発端に、外人墓地でさまよう不気味な男が目撃されるようになる。噂に怯える桃だったが、ある日自宅が襲撃され侵入者が?!その正体は・・・。そして兄の冬基が誘拐される事件が起こり、不安に慄く桃。書下ろし「日本で一番有名な脚」を収録。

    少しだけ三ッ野家の事情が明かされ、すごいインパクトでおじいさん登場。カイについてはまだまだ謎だらけで、でも桃に対しては心を開きつつあるのがほんともう///秘密を抱えた男っていいよね。てか7歳で既に殺気ってすごいな・・・冬基との探り合いはまだまだ続きそう。誘拐編では結局自分で脱出した上に株まで上げちゃう冬基お兄さんに苦笑い。こいつ絶対敵に回したくない。そしてそして、月氏!!!マジですかしかもバディって白鎖じゃないですかァ(鼻血)設定違うけどこれからもリンクしてくればいいな~~。真礼の過保護っぷりが半端なくて笑ったけど、いつかこの娘桃のために命を落としそうで怖い。強くてカッコよい女子好きだけど。

  • 待望の第2巻。
    まずは1巻を読み直してから、張り切って読んだよ。
    名画、料理、ミステリーと、大好きなものを詰め込んだと嬉野先生は書いておられたけど、イコール、全部私の好きなものでもあって。
    それが更に大好きな嬉野先生の手でストーリーが創られていくのだから、面白くないわけがない。

    可愛いだけの子じゃなかった桃から始まって、えええ、そんな設定ががが、というのが目白押しの巻だけど、これからもまだまだ出てくるんだよね。
    おまけに月氏まで登場しちゃって、ああああ、明日3巻が発売してくれればいいのに(無茶)

  • 冬基は相変わらずいけ好かない兄ちゃんだなあ。それに比べカイ兄ちゃんは段々と心の氷が融けかけてる?真礼の桃に対する親愛の情はちょっと誤解し這うほどじゃない?ところで〝月氏”って?月氏って!!まさかあの人たち登場しないわよね?リンクするにしても全然世界観とか時代とか違いそうだしね。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

うれしの・きみ
長崎県出身。魚座・B型。『小説ウィングス』2006年夏号『パートタイム・ナニー』にてデビュー。著書には講談社文庫『妖怪極楽』のほか、『ペテン師一山400円』、『金星特急』シリーズ、『異人街シネマの料理人』シリーズなどがある。世界放浪とお酒が好き。

「2016年 『黒猫邸の晩餐会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

嬉野君の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×