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- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403230837
作品紹介・あらすじ
人間の欲望を衝き動かしているものが何であるかを論じることは、資本主義理解には本来不可欠なはずと言わねばならない。だが一体、それをどのように論じればよいのか。経済学がこの役割を完全に放棄している以上、この問題の糸口は、経済学ではなく、むしろ精神分析や哲学、心理学といった方面に求めざるを得ないであろう。本書では、きわめて不完全であることを承知の上で、ある種の精神分析や哲学的議論の助けを借りてこの問題にアプローチする。
感想・レビュー・書評
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令和元年11月19日に再読です。はじめました。
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貨幣、システム論、既成の経済史に対するもう一つの読み方。重商主義派の重要性。金本位制の危機。ゾンバルトの「パーリア資本主義」。
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資本主義を資本主義たらしめる三つの要素、それは、言語・法・貨幣である。
貨幣が持つ本質、つまり交換機能に着目して一時代前に作ったジョン・ローの銀行というもの。
ニュートンが考えた錬金術のこと。
そして、主体なき欲望としての「貨幣」
21世紀の資本主義は、人間生活が真に依拠しなくてはならない「大地」とフレンドリーになれるのか。
ウェーバーとゾンバルトの論争。ニーチェ、フロイトのハイデッカーなどの考え方も取り入れながら書かれた著者の乾坤一擲な作品である。
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