嘘だらけのヨーロッパ製世界史

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著者 : 岸田秀
  • 新書館 (2007年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403231063

嘘だらけのヨーロッパ製世界史の感想・レビュー・書評

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  • 偏見に満ちているような感じだが、納得してしまう。

  • 『ものぐさ精神分析』を読んだのは随分昔のことになります。ふと書店で見かけたので、あらためて読んでみました。まだまだ現役なんですね。

    内容はタイトルには少しそぐわないのでは?と思われますが、『黒いアテネ』というギリシア文明はエジプトの黒人文明をルーツとしているという本をめぐって行なわれた論争の解説になります。ちょっと誰が正しいことを言っているのか判断しかねますが、これがそれなりの論争になること自体が問題の存在を示しているようには思います。

    攻撃性や優越感の確認という行動が、劣等感の裏返しというような論拠は昔から変わらないですね。この史的唯幻論は、少し無理があるのでは、と思うところもありますが、それがこの人のいいところなのかもしれませんが。

    白人アルピノ起源説は、少しあやうすぎ。物足りなさもあって星3つ。

  • 世界史とかいってながら基本地中海世界の古代史しか扱ってないのと論述がいい加減なのもあわせて四点以上はあげれません。まぁこれは著者本人も認めてることなんですが。
    精神分析者としての立場から西欧人が作った歴史に対しての論評ってかそんな感じなんだけど。バナールって人の『黒いアテナ』って本とその批評と、さらにそれへのバナールの反論を紹介してバナールの論を擁護ってのが前半、後半に入ってちょこちょこ彼の現在のアジアの国際政治とか大東亜戦争の分析なんかも入ってくるんだけど。
    まぁおもしろいんです。例えば差別が人種の棲み分けを産んで、要は差別が人種を作ったのではとか、人間は本能が壊れて秩序を維持するために物語が必要になったとする唯幻史観だとか、差別が差別を生んで白人の異常な他人種への攻撃性の要因の一つはそれじゃないかとか、それから彼自身が抱く白人への「こだわり」についての分析もははぁ〜って感じでおもしろい。大戦中の米兵捕虜と戦後のオンリーさんを見たときのショックってかね。不精だから云々してるけど頑張って語り続けて欲しいね。
    それとおれ自身の白人への「こだわり」について考えてみると、おれは結構克服しつつあるなと思う。それは多分ビッツィーのおかげなのだ。ここの日本人は、まぁ差別とゆうか白人の驕りが激しいので白人敵視が入っちゃう人が結構いるし、日本の日本人は未だにどっかで白人礼賛なところがある人が多いでしょう。まぁ難しい問題だ。

  • セム系が黒人だとか、ユダヤ人が白人だとか、
    読んでいて頭が痛くなってきた。

  • あとがきで著者が書いている通り、「世界史」と題するのはちょっと誇大広告気味。<br>
    マーティン・バナールの古代都市アテナについての論文と、その反論の紹介が中心。<br>
    「差別が人種を作った」という考え方や、唯幻史観というのが新鮮で面白かった。自分が唯一絶対正しく、相手が間違っている、という傲慢な姿勢は、それだけでその考え方の危うさを表しているんだろうなぁと感じた。

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