氷上の舞 煌めくアイスダンサーたち

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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403231223

作品紹介・あらすじ

「ボレロ」のトーヴィル&ディーン、五輪2連覇のグリシューク&プラトフ、バンクーバー五輪チャンピオンのヴァーチュー&モイア…華やかなフィギュアスケートの世界を彩る、強く美しいアイスダンサーたち。第一線で取材を続けるジャーナリストによる渾身のノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 以前全日本を観に行った時、第一グループと最終グループの6分間練習のスピード感の違いに驚いた。
    (第一は8人くらいにして、最終は4人にすれば??と思ってしまった。。。)
    今季グランプリシリーズ 一切ペアやアイスダンスのTV放送がないけれど
    本当に滑っているだけで魅了されるスケーターはいる。

    現代ですら全く放送されていないので
    残念ながら本作に登場する選手たちが全然分からない。。。
    ベストアルバムみたく、綺麗に映像処理してBD化しないだろうか。。
    もしくは、本当、こういう書籍が電子化した時こそ、リンク貼って 読みながら映像の見れるようになればいいのに。。。

    (個人的には、ケガでジャンプが出来ないとか、苦手とか シングルスケーターでもアイスダンスのようにステップシークエンスだけの演目があっても いいと思うのだが。。。
    年齢層が高くなればなるほど、表現力が増す選手も多いし。。)

    そして、シングルであろうとアイスダンスであろうと
    やはり人間が審査するジャッジの公平さは難しい。。

  • 昔はアイスダンスの魅力がイマイチ分からなかったが、目が肥えてくるとフィギュア4種目の中でアイスダンスが最も見応えがあると感じている。
    が、私が記憶があるのは一番古くてもアニシナ&ペイゼラで、それより前の人たちは何度もパートナーが変わったりして名前が覚えられず、何度も行きつ戻りつしながら読み進めた。
    トリノ以降の話になり、ようやく断片的ながら記憶に残っている選手たちが登場し始め、読むスピードが上がった。

    この本の出版は、2012年5月。
    バンクーバー以降、デトロイトスケーティングクラブのTOP2が、世界のTOP2を独占し続け、ソチ五輪ではついにデイヴィス&ホワイトが金メダルを獲得すること、そして翌シーズンから2年連続でフランスのパパダキス&シゼロンが世界王者に君臨していたこと、さらにそのパパシゼを復活したヴァーチュー&モイアがあっさりと抜き去り、世界歴代最高得点を更新していることを、筆者はどう見ているのだろうか。

  • 「煌めく」というタイトル、帯に書かれた「~」から
    華やかなアイスダンスの世界を期待して読むとがっかりします。

    優雅な白鳥の水面下、それも懸命に努力する脚というよりは
    そのまわりの、けして美しくはない水を見せられているような内容。

    語り口は一見上品ですが、内容は…というところは、この書かれている世界と共通するかもしれません。著者視点でですが。

    最近アイスダンスに興味があって、その美しい世界を知りたいと思って読むのは、正直オススメできません。
    裏事情など、汚い、ゴシップ的なものも含めて知りたい、という方は読んでみてもいいかもしれません(が、そういうものに興味がある方は、すでにネット等で知っている話な気がします)

  • やっぱり裏話はおもしろい。
    巻頭の写真は見るだけで思い出がよみがえり、興奮させられます。
    もっといろんな選手の写真が見たいなぁ…ドロビアツコ&ヴァナガスなんか美男美女過ぎて格好の題材なのに白黒しかないなんて!
    久しぶりのイギリスカップル・カー兄弟についてももっとエピソードが欲しかったです。
    ウソワ&ズーリン、グリシュク&プラトフ、アニシナ&ペーゼラ、デンコワ&スタヴィスキー…名前見るだけでワクワクします。動画探したくなってきました。
    新採点になってから以前ほどのおもしろさを感じなくなってはいるのですが、それでもやっぱりこの競技が好きだなあ、と再認識しました。

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著者プロフィール

盛岡生まれ。翻訳家、ノンフィクションライター。冬はフィギュアスケートの取材も行う。著書に、『知的な英語、好かれる英語』(NHK出版)『パーフェクトプログラム━日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』(新潮社)』など。翻訳にロングセラー『ガラクタ捨てれば自分が見える』(小学館)、自ら日本に売り込んでベストセラーとなった『ルールズ~理想の男性と結婚するための35の法則』がある。

「2020年 『ワンランク品のよくなる英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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