ビター・スイート・レシピ (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403521928

感想・レビュー・書評

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  • 洋菓子オーナー×大屋さん?引きこもり。

    うーん?引きこもり受けの鬱々とした感情は分からなくもないけど、なんか行動起こす前に仕事が舞い込んだりで運の良さに人生そんなに甘くないと突っ込んでしまう。叱咤する兄の気持ちがよく分かる…。
    10歳年上の攻めだけど、大人だったり子供っぽかったり…最後の下ネタギャグははじけすぎでしょ(笑)

  • パティシエ×引きこもり

    ものっそい可愛いお話だった!!!!!
    攻めの男前さでどんどん受けが前を向けるようになる成長も良かったし。
    優等生という役を演じることに疲れてドロップアウトした受けが祖母の家を受け取り一人で住んでいたところ、元店舗をテナントとして貸してほしいと来たのがパティシエの攻め。

    攻めが受けを構う構う構う。
    もうホント可愛い。受けがレースづくりが趣味というか時間と気持ちを忘れるために没頭している作業なんだけど、それがすごいいいと言って、貰ってくれる攻め。

    好きだと気付いて距離を置こうとする受けが貯め込み過ぎて爆発して告白してしまったり、それを聞いて受けが大きいワンコな行動になったり。
    読んでてホントほほえましくて良かった。
    まあ、受けのお兄ちゃんも愛情が故なんだろうけどキツイ言い方しかできなくて。
    しかし奥さんホントいい人!!!見習え、兄貴ww

    2話目は攻めの元彼に翻弄される受け。
    手を出さない攻めの気持ちを誤解したり、元彼に口説かれ(からかわれたり)たりしながら、お互いの気持ちをぶつけ合ってハッピーエンド。
    あぁ、ホント可愛い。
    ☆4.3

  • 久しぶりの月村さん作品です。
    この方のストーリーも好きですね。
    受けの健太くんはあまりにもネガティブ思考で…
    いろいろ抱えてずっと頑張ってきた彼だからこそ
    大学受験での失敗は大打撃だったと思うけど。。
    いくらなんでもそこまで卑屈にならなくてもいいよー。
    と逆に同情してしまいそうな感じですね。
    アプローチの時のイメージからか
    月村さんが描く繊細な受けの子はあんまり嫌悪感を抱かないのは
    文章力のおかげなんですかね??
    健太くんの心理描写が細かくて変化がとてもわかりやすいです。
    個人的に健太のお兄さんも気になるお年頃。
    結婚してるとのことで…ちっと思ったのは秘密(笑)
    うーん。あぁいうタイプはツンデレ受けでいい感じでいけると思ったんだけどナー。
    そして攻めの宇佐美さん。
    始めはえっらいチャライ男やなー。的なイメージがあったのですが
    健太を構いたくて仕方ない感じのお節介?
    ちょい過保護?な感じがすごく好感持てました。
    これがあたしの好きな年の差カプの醍醐味!!
    健太が距離を取ろうと一歩引けば、宇佐美さんが一歩前に出て距離を縮めてくれる。
    その距離感があたしはすごく好きで好感持てます。
    宇佐美さんの優しさとか包容力とかさ。
    枯れた健太くんの心を潤していったのかと思うと癒されますよねー。
    宇佐美さんは健太を絶対に否定しませんしね。
    暇つぶしぐらいの感覚のレース編みにも意味を持たせてくれたり。
    BL受けの子がレース編みって…。
    と始めはどうかと思ってましたがこれもきっとその辺のフラグ。
    お兄さんに立ち向かうものの、瞬時にその性格を見抜いたり。
    宇佐美さんかっこいいなー。
    そんな宇佐美さんだから健太は惹かれたんだよなー。
    勢いにまかせて健太から告白するとは思わなかったけどさ。
    これはこれでいい感じにまとまったと思うし。

    二部のこう、宇佐美さんのへたれっぷりも好感持てます。
    大好きすぎて大事にしすぎて手が出せない。
    そのせいで受けの子がもやもやするのがいいです!
    それに葉っぱかけるように、宇佐美の元恋人の登場。
    いろいろ引っ掻き回される感じの展開が嫌いじゃないです。

    全体的にはもう少し健太の変化を形にして欲しかったかなー。
    ってのが希望ですね。
    相変わらず引き篭もりな感じで終わっちゃったし。
    学校いくなり、就職するなりしてこれだけこの子は変わった。
    的な結果があるともっと納得出来たんじゃないかなーと。
    まぁ、これはこれでありな気もしますけどね。
    月村さんらしい作品であたしは好きです。

  • これだけ自分に自信がなくてグジグジしてイジけてる主人公、嫌なんだけどね。フツーなら。
    でも、この主人公くんが可愛く思えたりスルっと読めちゃうってのは作者の力量なんだろうか?

    なんだか気に入って一気に2回ほど読み返してしまいました。

    攻めが軽過ぎて薄っぺらい気がしたけどwwwwww

  • ★4.5。うわ〜カワイイっ!受の原石のような主人公。見事開花しちゃって良かった。所々卑屈スパイラルにイラッともしたけど、それ以上にかわいかったので結果オーライ。無自覚な誘い受だから攻は大変だなあ。ようやく結ばれるシーンなんて、あまりの初々しさにキュンキュン。こんな原石の「初めて」を頂けるなんて攻は幸せだ。攻も攻で、とても好みのお調子者三十路でした。気が良いだけでなく、案外策士で受の懐に飛び込むのが上手く、下心をスルッと隠してる所が良かった。5年後、10年後には素晴らしいエロオヤジ攻になってるだろうな。

  • 可もなく不可もなくって感じやったな。
    お約束な展開…嫌いじゃないけど、あまりにも読めすぎてつまらん?
    私の感性が鈍ってきただけかも。

  • 主人公が少しずつ心をひらいていく過程は良かったんですが、もうちょっと前向きになるところまで書いて欲しかったです。 いやな人が一人も出てこなくて心温まる展開で良かったですが。ちなみにタイトルに「ビター」とありますが、ずっと甘かったです(笑)

  • 受けがひきこもりニートですww
    受けの兄がひきこもり生活を続ける弟に浴びせかけるセリフがものすごく辛辣で、厳しいですw
    攻めは陽気で社交的なネアカ。どこまでもマイナス思考な卑屈引きこもりニートの受けが、攻めによって心を開いていきます。
    人と深くかかわる事に戸惑ったり恐がったりする受けが、不器用でとっても可愛かったです。

  • ほのぼの。徐々に好きになる感じがよい

  • 月村さんはこういう「周到な優しさ」を描くのがうまいな、と思いました。

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