虹色スコール (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403521966

感想・レビュー・書評

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  • 同級生一途もの!
    イラストの影響か「セブンティーン・ドロップス」の成長版みたいな印象。
    受の焦りがまんま自分の大学時代を思い出して懐かしくなった。
    幸せになって欲しい。

  • 大学生腐れ縁
    ずっと親友だった池上となんとなく距離を取り始めた律也
    あんなに一緒にいたのに今は自分の過去を知る池上がなんとなくうっとおしかったし、律也の好きな鈴は池上が好きで、なんとなくコンプレックスを刺激される存在になっていた。
    それに気づいていながら池上は普段通りだった。そして池上に告白されて…

    まぁ大学生の未来の見えないモヤモヤと、恋愛の先の見えないモヤモヤの青春ストーリーかなぁ

  • 後書きにもあったけど、特に何かが起きるわけでもないから淡々と読んでしまいました。

  • ★3.0。親友モノは好きなんですが、受にイマイチ共感出来ず。
    大学に入り攻が疎ましくなった理由も、三角関係が原因というより単に大学デビューで世界が広がったのが楽しかったからのようだし。
    高校まであれだけ懐いて甘えておきながら、いらなくなったらポイというのは、攻が可哀相過ぎる…。
    むしろ高校時代の二人を見たかった。

    受以外には無頓着な執着攻は好きなので、その点と受がデレ始めた後半からは萌えました。

  • なんかキラキラ乙女なタイトルと大学生がもだもだしてる日常的な恋愛ものは大好きなので読んでみました。
    感想は…ものすご~く普通だった。『セブンティーンドロップス』の時もそうだったな…。
    この作家さんの地に足がついた感じの文体(悪く言えば地味)は決して嫌いではないし、“言の葉”シリーズなど良作も書かれているし、悪くはない。悪くはないんだが、作者あとがきにあったように、『やおい』“やまなしおちなしいみなし”でした。ちょっとかわいい系の意地っ張り受とカッコいい攻。
    初めから攻の気持ちは丸わかりで、受が鈍感に甘えまくっていた時期を過ぎて、意識して避けたり、改まってふたりの関係をみつめ直したり、なし崩し的に受け入れてしまっても嫌じゃない自分に戸惑ったり、で、結局俺も好きだよ的な、よくある“ほだされ”愛がジレジレ進行します。
    アウトラインだけ書くと、決して嫌いなシチュじゃないのに、何が決定的に足りない。でもそれが何だか自分でもわからない。
    この作家さんの作品を読むといつも、読後、かゆいところにちゃんと手が届かないようなもどかしさと、そこはかとない萌え足りなさを感じる…
    単純に相性なのかしら。

  • 就職活動の時の話も出てきた。こんな大学生活ちょっと憧れるw

  • 作者買いです。何てことないストーリーだけど、胸キュンさせられっぱなしでした。等身大感覚で親しみが持てます。

    男子校育ちで、同じ大学にまで進学した仲の脩平と何故か距離を置くようになった律也。世話焼きで自分のことを知りすぎている脩平がちょっとウザくなったからなのか、彼に対してもやもやした気持ちを抱えています。
    彼らの大学生活や、サークルや、バイトの日々がリアル。サークル仲間の千鈴への恋心ゆえにやってしまう律也の行動も、ありがちで共感できます。
    そんな律也がとてもかわいい。佐倉ハイジセンセのイラストとの相乗効果が抜群です。この取り合わせの相性の良さには拍手。

    律也は脩平のことをかっこよくてモテて羨ましく思っているみたいですが、脩平のことはともかく、自分のことすらも全く分かっちゃいないところが残念を通り越してむしろ微笑ましいくらいです…

    恋のライバルだと思っていた脩平に、好きだとキスされてめちゃくちゃ意識過剰になってしまったりとか、かわいいです。かわいいんだけど、強気な面もあったりするので、かなりのツンデレっぷりに。脩平を思い切り振り回しています。

    もともと律也は脩平に相当頼っているところがあって、それは台風騒動のエピからもすごく感じられます。いざという時に頼れる相手というのは安心感があっていいですよね。真っ先に駆けつけてくれた脩平に律也が心を動かされても不思議じゃないなと思いました。世話を焼かれてちょっとウザかった相手が、自分に友人以上の気持ちで接していると気付いた律也の気持ちの揺れに、胸がきゅんとなります。
    この二人はこの先もずっと一緒なんだろうなと思わせるエンディングがいいですね。

  • 大学生同士の恋。
    特別な事は何もない話ですが、この日常の空気がとても好きです。
    何気ない行為の積み重ねって、年月が経るにつれて、それだけでキラキラしている。
    そういうものを掬った話。ほっこりしました。

  • (★3~4)

  • 【あらすじ】
    高校までべったりだった友人の池上と、大学に入ってから距離を置くようになっていた律也。池上の何でも分かったような顔が気に入らない、全てにおいて律也より勝っているのも、律也の好きな千鈴が池上に思いを寄せていることも―。律也の態度に気づいていながら、そばを離れない池上。そんな池上の心の内を考えようともしない律也。二人のベクトルがまた交わる日は来るの…?不器用同士の等身大の恋愛模様。

    【感想】
    作家買い

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