簡単で散漫なキス (新書館ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 115
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522062

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  •  周平は血の繋がっていない兄に一目惚れし、伝わるわけにはいかない想いと欲を持て余していた。
     ある日、バイト先に現れたのは、その兄とよく似た声と鉛を持つ穂積。
     穂積は「やりたあてたまらん顔をしている」と周平に「セフレ」の関係を持ちかける。
     自分の想いに限界を感じていた周平はその提案を受け入れ、週に一度会い、体を重ねる関係を続けている。
     ところがある日、穂積から別れを告げるメールが来て……

     という話でした。
     とても陳腐な話に感じますが、体から始まる恋愛がやがて心の伴う恋愛に変わる話でした。
     いつもの作者さんに比べれば、アレなシーンは多めだけれど、根っこにあるものは変わらないピュアな感情で。
     どっちもが浮気で始まった関係が昇華されるまでをキレイに描いた作品でした。

  • ☆心があとから追い付いた恋☆

    お互い想い人がいながら身体だけの関係を結ぶ周平と穂積。穂積のダメ彼氏を目撃してから周平の気持ちが揺れ始める。

    キツくてハッキリした穂積だけど、ダメンズの彼がどうしても切り離せなくて、本当は情に脆くて愛されたがりの可愛い人なんだなぁと思いました(^ω^)
    周平も義兄への片恋に終止符をうち、穂積の信頼を得ようとするところなんか、健気で愛しい。

    気持ちの通ったエッチは読んでてほっこりします(*^_^*)
    絵師の高久さんにも万歳三唱(笑)

  • その場では面白かったがよく考えてみると意外とドロドロ…笑
    高久先生のイラストもすてきでした!

  • ★3
    読了日:? 出版日:01/2009

  • 高久尚子先生のイラストはいつみても素敵♪

  • 身代わり。セックスフレンド。年下攻め。

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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