恋は愚かというけれど (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522093

感想・レビュー・書評

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  • このお話で、久我さんは「失恋」を書きたかったんだそうです。

    普段の私なら、あとがきは後に読むのに、なぜか(魔がさした?)、先にあとがきを読んでしまい……。
    「ひえ~、失恋か~」と要らぬ予備知識があったために、無駄にドキドキハラハラしながら読んでしまいました。

    最後の最後くらいに逆転ホームランでハッピーエンドかな?と思ったんですが、読者にはわりとあっさり攻くんの気持ちがわかっちゃう仕様でしたね。
    でも、良かった~。すごくホッとしました~。やっぱ、BLはハピエンに限るよ~。

    今回もかわいいとオトコマエが同居している受けです。めっちゃモテまくりなのに天然なので本人は自覚なし……というのが、定番だけど好きです。

  • もう愚かでいいじゃない!!
    わたしはこういう話が好きです。

  • ありがちな話し。でも、BLはそういう「お約束」的なところがいいんだけど・・でもこれは、ちょっと胸キュンが足りなかったわ。

  • まあ、よくある感じです。


  •  俺を好きになってくれただけで充分だから。


    主人公の謙人は片想いの相手・新藤から
    友人の吉島が好きだと相談されてしまう。
    元々叶わないと諦めていた恋だ―。
    謙人は辛い気持ちを押し隠し、
    新藤の恋を応援することにするのだが…?



    謙人の切ない気持ちや
    和気藹々としたサークルでのやりとりなど
    日常の描写がとても自然で
    すごく良かったと思います。

    ゲイの謙人が片想い中の新藤から
    吉島が好きだと打ち明けられ、
    嫉妬や悲しみでいっぱいいっぱいになる所など
    読んでいて本当に悲しくなってきます。


    しかし謙人が勢い余って告白した後が残念。


    新藤が告白に驚き悩んで新藤を好きになる、
    という流れなら良かったと思うんですが

    「元々謙人が気になって見てたんだけど
     男を好きになるわけないと思ってて
     隣にいる吉島が好きだと勘違いしてた」

    っていう流れがしっくりこない。


    他に好きな人がいても、
    思いもよらない人から告白されて
    そっちが気になってその結果
    好きになることはよくあることなのに、
    わざわざ勘違いだったことにするのは不自然。

    ゲイの主人公がノンケに恋をして
    辛い思いをする、というせっかくの設定が
    活かしきれない終わり方だった気がします。

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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